2006年04月15日

SUNNY

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ドイツのマニアックなコンピレーションで最初から最後まで全部

           “SUNNY”

です。オリジナルBOBBY HEBBを皮切りに総勢16名のカバーを集めています。選曲者はほんとにこの曲が好きだったんでしょうね。調子に乗って続編も出ました。さらにこのレーベルは全部丸ごと
“LIGHT MY FIRE”“TAKE FIVE”“FEVER”“SUMMERTIME”
とズリズリとシリーズ化しています。
対するに日本にも
“SUMMERTIME”そして“AUTMUN LEAVES”“STRADUST”“MISTY”
などの全部丸ごとコンピが発売されています。多分こんなコンピレーションを発売するのは日本人とドイツ人だけでしょうね。マニア気質が似ているのでしょうか?

個人的にはJAZZでもBRASILでもベタ過ぎる有名曲のカバーが大好きな人ですので、重宝する粋な一品です!でも世の中の程ほどに音楽が好きな人はなんじゃこれは!と呆れるでしょう。まあ、60分にわたって同じ曲を聴かされるのですから、神経を逆なでする拷問のようなもんでしょ。反復する同一リズムやメロディの継続はトランス状態に陥らせ、ともすれば現実乖離を引き起こし、神経が病みます(嘘)。

ディスク選びの大きなポイントにカバー曲があります。例えば、JAZZなら“AUTUMN LEAVES”“FLY ME TO THE MOON”あたり。ブラジル音楽なら極めつけの“TRISTEZA”ですね。これが入っているアルバムは即買ですね。純粋に曲がたまらなく好きなのですが、アレンジや解釈、さらには原曲の壊し方を楽しむのがいとおかし!そのうちTRISTEZAフェチが最初から最初まで丸ごとコンピを発売するかも知れませんね。

今日も雨。独りの雨の店内は気がめいります!早くSUNNYを!

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2006年04月03日

MUSIKAFFEE #0001

休日の朝に聴くカエターノ

@LUA,LUA,LUA,LUA(JOIA)

AZERA A RAZA(NOITES DO NORTE)

BCINEMA NOVA(TROPICALIA 2)

CSAMBA E AMOR(QUALQUER COISA)

DO LEAOZINHO(BICHO)

EPE DO MEU SAMBA(AO VIVO)
◎MART'NALIA / CAETANO VELOSO

FEU SEI QUE VOU TE AMAR(LAGRIMAS NEGRAS)
◎BEBO & CIGALA / CAETANO VELOSO

GRAP DU BOM PARTEU(EM SUJEITO HOMEM 2)
◎RAPPIN'HOOD / CAETANO VELOSO

HDESDE QUE O SAMBA E SAMBA(TOROPICALIA 2)

IUM CANTO DE AFOXE(CORES)


             るんるん
コーヒーにぴったりの音楽を探す旅が始まります。

お気に入りのカフェ、自宅のリビングなどコーヒーカップを片手にゆったりと耳を傾ける音楽。TIPOGRAFIAでは、音がコーヒーを味わいを引き立て、コーヒーが音とハミングする、そんな素敵な伴侶となる音楽と探していきます。残念ながら店主は楽器を一切弾けません。唄も歌えません。でも店内には人並み以上にたくさんのCDとLPが溢れており、たいがいの音楽は聴きかじっています。出逢った音たちからコーヒーと相性の良い音楽を提案します。“ムジカフェ MUSIKAFFEE”は“MUSIK”+“KAFFEE”の造語で文字通りコーヒーのための音楽を意味します。もしあなたの音楽とコーヒーを巡る旅の案内になれば幸いです。

今回はテーマは「休日の朝に楽しむカエターノ・ヴェローゾ」。
少しブルーな週の始まりの日にいきなり休日の話で恐縮ですが、個人的には月曜が定休日なもんですのでお許しくださいね。コーヒーはフルシティローストのケニア(アフリカの叫び)をセレクトし、厚切りの食パンを添えました。さあ、あなたも今週末にでもゆるゆるとコーヒーと一緒にお楽しみくださいね。
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2006年04月02日

JACKIE McLEAN

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JAZZサックスのJACKIE McLEANが亡くなりました。享年73歳。また一人ハードバップ時代のミュージシャンが去りましたね。それ程強い思い入れのある人ではないんですけど、やはりあの時代の音はパワーがあります。

昨日映画『LAST DAYS』を観ました。あ、毎月1日は映画の日です。絶対寡黙すぎるダークな映画だと予想していましたが、そのまんまでした。何の示唆もないまま映画は終わっていきます。そこには単に独りの男の死があるのみです。主人公のモデルとなったカート・コバーンは27歳で自殺。20歳の頃、「夭折」という言葉の持つ甘美な響きに魅せられ、27歳で死んでいった“J”の名を持つミュージシャンを崇拝していました。当時、はるか年上のような気がしていたのですが、40歳の自分から見ると「まだ27歳?いいね若くって!これからじゃん」なんておっさんな台詞を言いそうです(嘘)。このへんの死生観のネタを突っ込むと重くなるので

         “STOP MAKING SENSE”
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2006年04月01日

RHODES CAFE

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その店の隅にはビンテージのエレクトリックピアノが鎮座していた。僕はまだその楽器が泣いた姿をこの店では見たことがない。

鍵盤の上部には“RHODES”と刻印があり、全体的には無骨なデザインだが機能的な臭いが漂う。そう、良い機械は必ず固有の合理的な波動をかもし出すものだ。鍵盤に向かう極めて感情的な人間を機械は時として情感いっぱいに優しく包み込み、時として冷たく合理的に付き放つ。気まぐれに放たれる音色は単なる空気の振動を超え、演奏者の声として拡散する。ごくまれには素敵な偶然で“神の声”そのものが浸漬してくることだったある。

その地階にある薄暗いBARはそこそこおいしいコーヒーを出してくれる。店名の“CAFE”はたぶんそんな店主のこだわりなのだろう。酒の飲めない人間にとってコーヒーはアルコールの品揃えよりも店選びのポイントとなる。そう、あとは“音”。この店は、決してうるさくない程度の店内の喧騒とハミングする音楽が絶妙なのだ。だから酒の飲めない癖に何度となく独り訪れたくなる。

隅のピアノは定期的な生演奏などで使用されているのかもしれない。でも誰かが鍵盤に触れているのをいまだ見たことがない。その代りに店内にはいつもレコードが流れている。しばし塩化ビニールから放たれる音楽にもこの楽器が使われている。微妙な浮遊感(空間的な拡がり)のあるピアノは音楽に添い寝するように包み込む。僕も好んでいつもこの音色を聴いている。目の前のピアノから音が放たれることはないが、時々レコードの音がこのピアノから出ているという錯覚に陥る。そんな時は眼を閉じて、耳だけを開く。そして黙って音と会話するのだ。なぜ人はこんなにも素敵な音を創りだせたのか?そして静かに瞬間の眠りに付く。
             レストラン
妄想癖は無間地獄のようなものです。お客様のいない店内で独り妄想ってます。こんな風にRHODESのあるBARあるいはCAFEがあればいいなと独り考えてました。今日から電気用品安全法(PSE)が施行されます。RHODESはもちろんWurlitzer、HAMMOND ORGAN、Clavinetなどのビンテージ楽器は時代の音を感じさせるものです。朝令暮改の混迷はどう落ち着くんでしょうね。
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2006年03月21日

Rigmor Gustafsson Quintet

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久しぶりにジャズボーカルです。ここしばらくブラジルべったりで手が回らずジャズはチほとんどェックしていなかったのですが、久しぶりのお気に入りですね。スウェーデンの女性ボーカルの96年の再発です。タワーレコードの視聴機ではオリジナルの1曲目にやられ、ジャケット買いしました。洗いざらしの白いシャツにこの笑顔!概してこういう顔のパーツパーツのバランス感が微妙な顔つきの人は、整いすぎているお人形のみたいなモデル顔より魅力的です。他と比べて口がで大きい、眼が大きいなどフランス映画の女優に多いタイプですね。編成もピアノトリオにサックスのみのシンプルな編成で程よいスタンダード選曲と文句なしです。“FREEDOM JAZZ DANCE”が面白い。
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2006年03月17日

mart'nalia

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JAZZ経由でBOSSA NOVAから聴きはじめたブラジル音楽ですが、最近はもっぱらSAMBAあたりを彷徨しています。余りにも甘美で深遠なリズムに魅せられてしまい到底帰れません。前作の“ao vivo”が大好きなmart'naliaの新作が入りました。脱線しますがこの“ao vivo”の意味が判らず、何で同じタイトルのアルバムがこんなにも多く存在するのか?と真剣に悩んでいました。あっさりと「ライブ」のことでした。先日発売したTeresa Cristina(これも“ao vivo”)といい傑作です。次から次からと刺激的な音に出会い非常に危険です。もう止めれない!誰か助けて!

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2006年03月12日

Bophana

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待ちに待ったBophana2枚目のアルバムです。1枚目に引き続きへヴィローテーションCDとなること必至!ベタだけど直球ストライクな自分好み選曲がうれしく、小編成(基本的にはg+b+Voのトリオ中心)でシンプルに唄を聴かせるバンドです。すでにエンドレスに3回目を流しています。これはしばらくあきねえなぁ。

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2006年02月26日

日曜日の音楽

お客様の合間に毎日、カウンターの影で読んでいる本が『domingo music for sunday lovers』です。タイトル通り、日曜日にぴったりの音楽を巡る本!これがもう、愛しくて愛しくて仕方が無いんですよ。嬉々としてページを繰るけど、まだ読み終わりたくない!でも悲しいけど世界には終わりの無い本は無い!
音楽など何かを学ぶ時は、自分に感覚の似た人たちの言葉が一番です。堀内隆志氏、ケペル木村氏など数名の執筆者による非常に個人的なお奨め文には音への愛が一杯です。音を巡る私的な思い出話が愛しい!ああ、似たようなことあったっけ!という既視感に包まれます。すでにお店にあるディスクも多いのですが、ここに載っている全ての音を所有したくなります。この音と思い出を共有したい!というやばいコレクター感情がふつふつと沸き起こります。ブラジル音楽以外にも、JAZZからROCKまで幅広く“日曜日”をキーワードにセレクトされ、“sunny”“cloudy”“rainy”の3つに区分されています。あと、表紙のカエターノとガル・コスタの表情を見ていると心が動かされます。本当にいい写真ですね。
             霧
今日は雨。さすがに、この雨の降りではお店ものんびりしています。“rainy”をピックアップして独りでつないで聴いてみようかな。
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2006年02月21日

mina

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mimaに再びはまっています。キューバの女性シンガーです。昨年秋に購入して以来聴きまくっています。本当にいい音です。リズムとメロディーが明確なアコースティックな編成で、歌詞の中に“chove chuva”の一節を盛り込む(M-8)などブラジル音楽との近似性も感じられます。繰り返し聴いても新たな発見があります。最近はTOWER RECORDSでも販売してます。

ブラジル好きだけどキューバにも一度は行きたいものです。先日紹介したBEBO&CIGALAといい、素晴らしい音のある国はやばい!
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2006年02月17日

gifted

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こんなに好きなのに、なぜ音の神は与えてくれなかったの?
音楽が本当に好きです。でもできること純粋に聴く事のみ。論理的な分析はもとより演奏することも、歌うこともできません。これは天性のgifted(才能とか神様からの授かりもの)の有無の問題です。
昔からそうです。歌を歌うと音程は意味のない記号と化し、不協和音のカオスが拡がります。ポストモダンなパンクバンドのノイズギターの方がいくらか美しい音です。手拍子は無意識に途中から人より勝手に1拍位ずれていきます(リズムは存在しません)。楽譜を見ると前衛芸術の様な記号に見え、すぐに気持ち悪くなります。そこには絶対不音感ともいうべき天性の外しが染み付いています。時々なぜこんなに愛しているのに愛してくれないの!と神を呪います。楽器を弾ける人を嫉妬します。自分の唄を歌える人に嫉妬します。悲しいね。

でも決してへこたれないのが人生です。愛されないのなら愛されるように努力します。ということで恐怖の「いらんもの買うてもうた」シリーズ第一弾パンデイロ カメラ です。何で自家焙煎コーヒー店にパンデイロが必要なのか?それは神のみぞ知ることです。昨年東京で参加したマルコス・スザーノのワークショップではポルトガル語でボコボコニされました(あ、彼はすごく丁寧に教えてくれます。無能なのはこちらでボコボコは言葉のあやです。)全く才能はないですが、仕方がないので努力しましょう。パンデイロを叩きながら華麗に!アフロに!焙煎する姿を夢見ます。このビジョンはブラジルの原始的なルーツを感じプリミティブでいいと思いませんか?さらに第一弾ということは?現在神をも恐れないプランを計画中!
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2006年02月13日

黒い涙に涙する

月末の「フラメンコの夜」までもう少しですね。チッポグラフィアの初めての“ao vivo”ということで密かに盛り上がっております。すでに数名の方々に予約をいただいております。ぜひフラメンコギターを生で聴きたい方はお早めにどうぞ!
毎日、スペインについて勉強の日々です。当日はスペイン風コーヒーも用意いたします。基本的に凝り性なんで、好きなことへの手間隙は惜しみません。
そしてスペイン繋がりですごい音に出会いました。BEBO & CIGALA“黒い涙 Lagrinas Negras”です。キューバの大御所ピアニスト、ベボ・バルデスのピアノをバックにスペインの人気フラメンコ歌手、ディエギート・エル・シガーラがこみ上げるように歌います。この声にしびれ、滲み出るメランコリアに身が震えます。白と黒に赤文字のジャケットも秀悦。なんと最後のジョビンのカバーでは“Coracao Vagabundo”が挿入されカエターノ自身が詩を朗読!ブラジルとスペインとキューバが繋がりました!人の心を揺れ動かす素晴らしい音楽は「メランコリア」であり「サウダージ」であり「ブルース」です。国は違えども、抑圧された音の叫びはすべて広義の「ブルース」が何ですよね。DVDもでているのでこれも観たい!リンクのHPでは音が視聴できます。映像も観れます。周囲を気にしない方はぜひどうぞ。
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2006年02月12日

何に魅かれたのですか?

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出会いの後、冷静になって考えます。いったい何に魅かれたのか?
何が選択の根拠になっていたのか?その答えはレーベル、ジャケット、ミュージシャンのクレジット、カバー曲などなど。そう、レコード選びの話です。これは実際に音自体を視聴できない時の選択基準です。

 晴れルール1 レーベルで選ぶ(ハズレなしの例;celestewhatmusic.com
 晴れルール2 ジャケット買い(見てうれしい飾ってうれしいレコは買います)
 晴れルール3 ミュージシャンのクレジット買い(参加メンバー編成やプロデューサーなど)
 晴れルール4 カバー曲(好きな曲がどのように料理されているか?楽しみ!)

しかしこれを人間関係に置き換えると恐ろしくいやなやつですね。ルックスで判断する!所属組織(会社)で判断する!友人・知人で判断する!という感じです。こまった人ですね。写真はロシア製タンゴ。バンド名も読めません。何でロシア人がタンゴをやるねん?さらにジャケットはアメリカン・ポップアートしてます。難解だ!これは典型的なルール2です。ちなみに音は???でした。確かにインチキタンゴだ。
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2006年01月30日

MUSIC FOR THE ROAST

勝手ながら今日はお休みいただきました。今後毎週月曜日を定休日といたします。焙煎やコーヒーが好きで始めた店ですが、やはり仕事となると時々は気を抜く必要を感じて定休日を設けました。なんか久しぶりに肩の荷が降りてのびのびとした感じ!昨夜なんか講座の後で疲れているのに、もったいなくてDVDを観て少しだけ夜更かしを!休日前の夜は最高ですね。このウキウキ感がいいものです。今日は午前中より「フライトプラン」と「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」の映画館の梯子とディスクと活字モノの仕入れに出かけました。
             ひらめき
さて本題です。さて焙煎にぴったりの音楽は?
午前中(概ね8時過ぎから)の焙煎時にも音楽を流してます。実は焙煎機は結構の騒音です。本体のモーターの音、豆がドラムに絡む音、冷却テーブルのモーター音などが入り乱れてかなりの音量。入り口に居を構えているSOL(焙煎機の名前)の位置からは客席のJBLの音は届かないので、天井につるしてあるBOSEの音のみとなります。このスピーカーは抜けはいいのですが、低音が弱く、基本的に軽い音となります。最初はピアノトリオとか女性ボーカルとかを流していたのですが、焙煎音に負け微妙な音が聴き取れません。もっとリズムがはっきりしたアッパーな音が合いそうかな?現在、いろいろと試しておりますが、焙煎にはどうやらどす黒いファンクがよく似合います。ジェームス・ブラウン系の執拗な繰り返しリズムが結構いけます。焙煎機の一定の回転音と音楽の一定なリズムが共鳴し、トランス状態を誘い、香りの向こうに涅槃が見えます(嘘)。今度マイルス・デイビス「ON THE CORNER」とか、スライ「フレッシュ」とかをあわせてみますね。しかし一般の自家焙煎の方々はここまで執拗に音楽にこだわることは、まずないでしょうね。そもそもDJブースのある自家焙煎店なんてありえない!全くもって変人TIPOならでは店です。さて明日の焙煎には何を流しましょうかね?
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2006年01月27日

ファドへの途

最近、時々ファドを聴いております。ポルトガルのリスボンで誕生した民俗歌謡らしい。感覚は日本の演歌ですね。きっかけは、たまたま聴いたMARIA TERESAでした。ブラジルの曲をカバーしておりポルトガル語なので、てってきり、海外録音のブラジル人か思っていました。ここでファドという音楽を初めて知りました。このアルバムもタワーレコードの名盤発掘のコーナーで見つけました。ジャキス・モレレンバウムとウェイン・ショーターが参加しています。多彩なリズムアレンジとモレレンバウムのチェロの音色がひりひりとやばい。何となくファドにはまっていきそうな気がする今日この頃です。

世の中には音色が人を狂わせる楽器が存在します。チェロもそのひとつです。あと神の声に一番近い楽器オルガン、フェンダーローズの浮遊する透明感、チェンバロの硬質な響きなどなど。勝手な持論ですが、常に音楽の要となるのは @メロディーAリズムB楽器そのものの音色 の3つの要素です。

追記;日曜日のコーヒー講座は右側のカレンダーの19日をクリックして下さいね。詳細が見れます。
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2006年01月22日

新たな季節 NOVO ESTACAO

気分はNONO ESTACAO……。

でも新たな季節はまだ遠いようですね。東京では雪が積もり、まだまだ寒い日が続いています。早く次の季節の到来を心から望みます。松任谷由美のトリビュートアルバム『QUEEN’S FELLOW』に収録されている槇原敬之の「春よ、来い」を繰り返し聴いています。この前、お客様のいない時も独り大音量で聴いていました。ちなみに松任谷さんにも槇原さんにも特別思い入れはなく、正直全く知りません。アルバムに収録されているクレイジー・ケン・バンドの「COBALT BLUE」を聴きたく購入いたしました。しかしこれはええ曲やわ。確かに、認めなしゃないわ。まあ、あまりにもベタ過ぎるけど……。ということで

「春よ!春よ!早く来い!」

と独り叫びます!ちなみにタイトルはエリス・レジーナのEMIオデオンのラストアルバム。
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東京名物

東京の名物はなんでしょうか?当然、タワーでもばな奈でも六本木でもありません。答えはディスクユニオンです。もっといえば新宿本館ラテン・ブラジルフロアと渋谷JAZZ・RARE GROOVE館ですね。どこ町に住んでも(あるい訪れても)レコード屋と映画館、本屋を探します。国内はもとより海外旅行へ行っても同じです。ありきたりではなく、自分の感性にあったこれらの店が必要になります。いつも旅先でかさばるLPやCD、本を買いあさるのは悪い癖です。
この2店に関してはいつも時間を忘れて狭い店内を駆け巡り、いつも散財を強いられます。とってもお財布には厳しく、感性にはやさしいお店です。
昨年の夏まで焙煎その他コーヒーの修行のため珈琲サイフォン株式会社に丁稚入りしており、東京生活をしておりました。その時、毎週の様にどこかしらの店に通っていたのがディスクユニオンです。離れてみてはじめてその価値を痛感しました。大阪にはないんですよね、あの独特に新譜の品揃えと幅の広い中古盤を展開している店が!特に大好きなブラジルものを大阪の店で買い揃えるのがこれ程困難だとは思いませんでした。比較的タワーレコードががんばってくれているものの到底No Satisfaction!
今、大阪に戻ってきて、一番懐かしく郷愁(サウダージ)を感じるのはこのディスクユニオンであり師匠の河野親子です。並列するのも失礼かつ強引ですがこれらは大阪にないれっきとした東京名物です!しかしディスクユニオンに行きたいし、河野親子にも逢いたいなあ……。
ちなみに京都名物は寺でもお豆腐でもなくてJET SET であり、神戸名物はディスクデシネですね。

追記:少し説明が必要ですね。珈琲サイフォン株式会社はサイフォンや円錐フィルターを開発した珈琲器具メーカーでありロースターです。代表取締役社長の河野雅信氏と会長河野敏男氏がTIPOの師匠です。ちなみに彼らの創り出すコーヒーの味わいは、これまでの人生の中で出会ったまさしく最良のものです。
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2006年01月18日

音楽漬けの毎日

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気が付いたのですが店を始めて以来1日8〜9時間は音楽を聴いています。しばらく聴いていなかったCDやLPを引っ張り出し、果てしないチェーンリスニング状態です。結構いろいろと新しい発見があるものです。タワーレコードのコピー「NO MUSIC,NO LIFE」のままのどっぷり音漬けの毎日です。反動で店を閉めた後は音楽を聴きません。とりえずTVを流していますね。今日はエリス・レジーナの命日であり、ナラ・レオンの誕生日だそうです。ブラジルを代表する(ある意味対照的といわれる)2人の女性シンガーの生と死……。せっかくですので残された彼女たちの音を聴いてます。魂の岩にしみいる音です。

写真は店内の時計です。開店祝いにいただきました。壁や置物たちと早速仲良く調和しておりすごく気に入っております。感謝感謝!
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2006年01月12日

アナログ世代

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年代的には最後のアナログ世代です。
ちょうど大学の頃、LPからCDへと移行していきました。過渡期にはCDの価格が高く(ブルーノートのJAZZなんかで3200円とか普通にありました)なかなか手が出せずに、廉価な輸入盤LPを買っていました。TOWER RECORDSが京都の烏丸五条に関西初出店したときは、まだLPの時代でした。フロアー一面のダンボールの縦型ラックが記憶にあります。確かに思い入れの強いのはLPでしょうね。講義のあと、LP袋かかえて京都の町をうろうろしてました。
しかしCDは現在の価格より15年前の価格のほうが高かった。そういえば牛丼やハンバーガーなんかもそうですね。

ではアナログにこだわっているかといえば全然そんなことはありません。興味があるのはソフトの中身(音)です。存在するあらゆる音を聴いみたいという無限の知識欲と同時にそれを自分の手元に置いていおきたいという純粋な所有欲でしょうね。CDがあれば(扱いの楽さから)CDを、LPしかない音源はもちろんLPで買います。音の厚みがうんぬんと言うほど耳は良くありません。

TIPOGRAFIAの店内でもアナログ、CDの両方を流しております。
ストック量では圧倒的にCDかな?写真撮影のため、まじまじと接近して見るとLPプレイヤーはいい顔をしていますね。あ、アンプのレベルメーターもやはり針がいいですね。ピコピコと左右に振動している姿は心踊ります。
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2006年01月08日

青いカフェ

THE STYLE COUNCIL『CAFE BLUE』は魂の原典。

……余りにも思い出が多く、余りにも切なく、そして余りにも青臭い青春の思い出です。

THE STYLE COUNCIL(PAUL WELLER)はある世代(40歳前後)にとって必ず踏み進まなければならない地雷のようなものです。当時(当然、元号は昭和です)のある種の大学生(音楽が好き、映画が好き、活字が好き、アートが好きな自称オシャレなねえちゃんとにいちゃん!まさにかつての自分やちゅうねん!)であれば必聴でしたね。
当時はアナログ(LP)の時代です。アルバムはもちろん、12インチシングルを買いあさり、ジャケット写真に憧れました。WELLERの着ているステンカラーの白のコートが欲しかった。(何年か後、パリ旅行の際、似たようなマーガレット・ハウエルのコートで闊歩したという何とも恥ずかしい後日談もあります)。

MICK TALBOTのオルガンの音色が好きで、ブルーノートのオルガンジャズを聴き始めました。ソウルミュージック、フランス、ボサノヴァへの隠すことない青臭い愛情(オマージュ)に魅せられ、フェイク(パチモンともいう)から原典への旅を始めました。音のルーツを探す何とも芳醇な旅は15年以上経た現在もまだ終わっておりません。たぶんこれからも続いていくはずです。分野にこだわらず気分次第でいろいろな音をつづれおりの様に聴くきっかけもここにあります。

自作の8ミリ映画(もちろんビデオでなくフィルムです)のサウンドトラックにもこのアルバムから数曲使われております。懐かしいなあ!映画撮影の日々が昨日のことの様に思い出すのですが、ふとした時、もう15年以上の時間が刻まれている恐ろしい現実に気がつきます。

現在もTIPOGRAFIAのレコードラック(a.k.a.青春のアーカイブ)にはアルバムからすべてのシングルが収められております。
とうてい語りつくせない、文字通り「青」の記憶ですね。
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2006年01月03日

新入荷CD

昨日TOWER RECORDSで手に入れてきましたMIRIAM AIDA“MEU BRASIL”です。先日、ご紹介した「枯れ葉のサンバ」が1曲目に収録されております。気持ちいいシンクロニシティですね。こういう日常の偶然のリンクが拡がり音は新しい波となり、うねっていきます。CDはドイツ盤のようですが、この人はどこの国?スエーデン?他にもジョビン、バーデン・パウエル、シコ・ブアルキ、エドゥ・ロボ、ジョルジ・ベンなど定番的選曲がいっぱい。結構好きですね。

さて、2006年は本日より開店いたします。あったかコーヒーとストーブの上のヤカンの蒸気が迎えてくれます。

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