2006年10月14日

聴くBILL

696.jpg

最近やたらとBILL EVANSづいています。毎日、電波に乗って降って来たごとく繰り返し聴いています。それもRIVERSIDE時代ではなく、後期のアコースティックとエレクトリックピアノを併用時期を中心

そして先日紹介したNINO JOSELEもかなりへヴィローテーション。

今回はTOOTS THIELEMANS(hca)と競演した『AFFINITY』です。ケ!という感じのB級の香りのするシュールリアルなジャケットは思わず捨てたくなりますが、内容はかなり心地よし。切ないメロディに泣かせます。ハーモニカとピアノの密かな会話はわりかし大胆なようで同時に秘め事のようです。月並みな表現で語るなら哀愁溢れるハーモニカの朗読ににピアノがやさしく付き添い支えます。

侮れない晩年のBILL EVANSです。まだまだお宝が出てきそうです。
posted by 焙煎師TIPO at 10:57| Comment(0) | TrackBack(0) | musica

2006年10月12日

ELENCO

P1010103.JPG

今週のウインドウディスプレイはELENCOレーベルでまとめました。
BOSSA NOVAからブラジル音楽に入国した者にとってはひとしきり思い入れの強いレーベルです。余裕があるならレーベル買いのコンプリートコレクションを目指したいものです。ジャケットをモノクロ写真とタイポグラフィをすかすかのレイアウトでまとめる手法は見事です。初期の伝説的なブルーノートレーベルのジャケットに匹敵するデザイナーのセンス一発ものです。

 このネタはお店でも販売している『Banca No.2』で特集されております。
 デザイン好きは必読!


これらは何年か前にアナログで一気に再発された時に購入したものです。レコード会社の売り方として、再発をテーマごとに一気にリリースすることがあります。例えば東芝EMIの快挙ブルーノート1500番台、4000番台を番号順にコンプリートに再発とか、収集癖のあるマニア心をキュ〜ンとくすぶります。ブラジル音楽も何度かシリーズ再発の波を越えています。

 「1988 BOSSA NOVA 40TH ANNIVERSARY」
 「MUSICA BRASILEIRA」
 「SUDADE BRASILEIRA」

などでレア盤が一気にCD化されました。店主はこれらをリアルですべて購入しながら、ブラジル音楽の幅を広げてきました。考えようによっちゃ、レコード会社の販促戦略に鴨がネギを背負ってきたかのごとくまじまじとはまっているだけですけどね。
posted by 焙煎師TIPO at 10:17| Comment(0) | TrackBack(0) | musica

2006年10月07日

PAZ

P1010097.JPG

先日嫁入りしたコーヒーの樹たちです。仲良く飾り棚に並んでいます。しっかり愛を注ぐからちゃんと育つんだよ!手のかかる子だと聞いていますが、親ばかむき出しで世話します。

されさて窓を開けていると少し肌寒いくらいです。いやあ、秋ですな。そんな夜長にピッタリのディスクです。

dxc__yu627142%5B1%5D.jpg

スペインアンダルシア生まれのフラメンコギターリストNINO JOSELEがBILL EVANSにオマージュを捧げたアルバム『PAZ』。何でフラメンコでBILL ENANSなん?と突込みどころいっぱいのようですが、これがいいんですね!かなり!
ソロを中心に曲によって管楽器やカフォン、そしてFREDDIE COLE(VO.)、HORACIO“EL NEGRO”HEMANDEZ(dr.)などの渋い面子が加わります。でも紛れも無いBILL EVANSの香り豊かなアルバムです。渋すぎる!どうやらBEBO & CIGALAに参加した時にJAZZに感銘を受けたとか。あああ、これで今日フルリピート3回目です。おなじみのルイス・エサ“THE DOLPHIN”そして“WALTZ FOR DEBBY”“MY  FOOLISH HEART”あたりはもうたまりません!タワレコ(NU茶屋町)で視聴できるはずです。急げ!
posted by 焙煎師TIPO at 18:39| Comment(0) | TrackBack(0) | musica

2006年09月24日

WALTZ FOR BILL

無題.bmp

好きなアーティストの全てを知りたくなる性分です。昨今の好きな曲だけをネットでダウンロードして携帯プレーヤーで聴くといった風習の対極です。頭の古い音楽ファンは気に入った人は全アルバムの踏破を目指します。でもジャズミュージシャンの場合、リーダーアルバム以外にも客演を含めると一生涯に残したディスクの数は莫大に及び、よほどの執着がなければコンプリートコレクションは到底無理です。

ビル・エヴァンスのファンタジーレーベルの作品群もほとんどノーチェックでした。先日、限定版と称して1枚何と1000円で一気に再発されました。しかし安すぎる……。いいんだろうか?ということで“デュオもの”に絞り3枚ばかり漁ってきました。

ちなみに音数が少なくても濃厚なパフォーマンスが好きです。でもその究極であるソロ演奏は非常にバランスの難しいものです。対峙するのは自己のみであり、一歩トチ狂うとマスターべ−ションと化し、世界観に入り込めないリスナーは鬱陶しい音以外何物でもなくなります。好みはその一歩手前「デュオ」形式です。楽器であれ、声であれ対話するべき相手が存在し、濃密に醸し出される2人の世界がたまりません。パーソナルで、濃い恋のような音が極めて好みです。

BILL EVANS『INTUITION』
ベースのエディ・ゴメスとのデュオです。この時代はアコースティックピアノに加え、フェンダーローズを弾いています。余計なドラムを廃し、ベースと2人でひそひそと濃密な空気を醸し出しています。スコット・ラファロを初めとしてやたらとベースと会話したがる方のようです。音はスカスカですが結構心地よい。この人のフェンダーローズはチック・コリアなどのフュージョン系の流れる様な浮遊感がなく、つまったごつごつ感があります。これはこれで結構はまるんですけどね。ボーナストラックでジョビン“SAUDADE DO BRASIL”も収録。

他は同じエディ・ゴメスとのライブアルバム『MONTREUX V』トニー・ベネットの声とのデュオ『THE TONY BENETT/BILL EVANS ALUBUM』です。こちらも同じ触感の音でスカスカだけれど濃密な関係。

都合、〆て3000円の快楽!2時間強しっかりは楽しめます。安い!
posted by 焙煎師TIPO at 10:36| Comment(0) | TrackBack(0) | musica

2006年09月18日

GRANT GREEN

011.jpg

GRANT GREENの未発表ライブ盤『LIVE AT CLUB MOZAMBIQUE』です。
これぞコテコテです。IDRIS MUHAMMADのタイトなドタドタドラムに乗ってオルガンが唸り、サックスが吼える中、GRANT GREENがご機嫌にギター弾きまくります。さすがブルーノート4000盤代を代表するギターリスト!この手は参加メンバーを見ると聴かなくても大概音が見当つきます。妄想まんまの音です。現存するのかは知りませんがデトロイトのこのCLUB MOZAMBIQUEはコテコテ系のライブ録音が多いようです。大阪にあれば入り浸るんですけどね。よし、決まった!TIPOGRAFIA2号店はB-3ハモンドオルガンが常設されている濃いコーヒー屋に決定、店名は“LAWRENCE’S COFEE CLUB”だ!ハモンドオルガンの開発者ローレンス・ハモンドにちなんだ店名です。

もちろん嘘。当面2号店の予定もありません。
posted by 焙煎師TIPO at 11:29| Comment(0) | TrackBack(0) | musica

2006年09月15日

MUSIKAFFEE #003

忘れた頃にやってきたコーヒーにぴったりの音楽を探す旅“MUSIKAFFEE”第三弾です。ありふれた広告風の言い回しならコーヒーと音とのマリアージュです。そういえば4月16日4月3日にありましたな。完全に忘れてましたわ。ははは!ということで久しぶりに復活!テーマは“生の弦音”を聴く!ジャンルレスで気まぐれに集めてみました。

MUSIKAFFEE #003 
@KURT RODARMER ☆ ARIA(from THE GOLDBERG VARIATIONS)
  グールドのピアノもいいけどギターも悪くない

 AJOE PASS ☆ HOW HIGH THE MOON
  退屈しないギターソロです

BJERRY GALCIA & DAVID GRISMAN ☆ MILESTONE
  マイルス・デイヴィスの曲をあのグレイフルデッドのギターが!

CNOVOS BAIANOS ☆ ISABEL(BEBEL)
  切ない旋律に涙します

DLUCIANA SOUZA ☆A FLOR E ESPINHO/JUIZO FINAL
  ギターと声のデュオだけで心をかき乱します

EGRETCHEN PARLATO ☆ FLOR DE LIS
  ジャバンのカバーですがヤバイ位に!

FJOAO BOSCO ☆ BLA COM BLA
  ギターのリズムの極意

GJOHN CHRISTHER SCHUTZ ☆ PASSION
  スウェーデンのボサ風インチキポップス

HADYEL SILVA ☆ TRIHOS URBANOS
  いいねぇ、たまらん

IMINA ☆ MINA
  キューバの歌姫!後半にあの曲のフレーズが!

JKORA JAZZ TRIO ☆ LA MER
  今年も海には行かなかった!

KDORIS MONTEIRO E MILTINHO ☆
FOI UM RIO QUE PASSOU〜EM NINHA VIDA〜PALMAS NO PORTAO
〜PERGUNTE AO JOAO〜TRSTEZA
〜VOU ANDAR POR AI
〜VAI,QUE DEPOIS EU VOU
  紡がれていくアレンジが心地よし

LGILBERT GIL ☆ CAN’T FIND MY WAY HOME
  ブラインドフェイスのあの曲です

MISARAEL KAMAKAWIWO’OLE ☆ 
OVER THE RAINBOW/WHAT A WONDERFUL WORLD
  ベタな名曲を軽い弦音で心地よし

NTONIHO HORTA ☆ ASA BRANCA
  ギターとアコ−ディオンによるエンディングテーマ

さらに実際にCDに焼いてみました。皆様にもおすそ分けです。欲しい方は先着3名様分(限定3枚)を用意しておりますので、ご来店の際、「ブログを見ました」と欲して下さい。もちろん無料でお分けいたします。
posted by 焙煎師TIPO at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | musica

2006年09月13日

GABOR SZABO

230.jpg

ハンガリーのブタペスト生まれのGABOR SZABOの再発されたスカイレーベルに録音された『BACCHANAL』です。いわゆる正統的なジャズギターと触感が異なり異端扱いされたギターリストです。確かに、聴いていて安らぐタイプではなく、ひりひりと張り詰め、緊張を強いる音色です。寡黙に攻められているよう感じがします。思い出したのがVELVET UNDERGROUND、ルー・リードとジョン・ケールの神経をかき乱す様なヒステリックな音のアンサンブルに似ています。特にM-1。ドノヴァン(2曲)、“恋は水色”“THE LOOK OF LOVE”などのポップソングもカバーしており、決してダークなアルバムではありません。そして実は結構気に入りましたね。
posted by 焙煎師TIPO at 11:48| Comment(0) | TrackBack(0) | musica

2006年09月02日

EDDIE HAZEL

B0002MHEFU.01._SS500_SCLZZZZZZZ_V1131315825_

いつの間にかCDになっていたのですね。先日タワレコに並んでいましたが、その昔どうしても聴きたくてボロボロの中古アナログに結構払いました。

そう、超名盤EDDIE HAZEL『GAME DAMES AND GUITAR THINGS』です。
冒頭のママス&パパスのカバー“CALIFORNIA DREAMIN'”にやられます。ワウのかかったジミヘン直系のギターにブチブチと重いベースとモタモタと重低音なドラムがのります。ウエストコーストの甘酸っぱい青〜い曲の偏った解体と再構築がたまらなく美しい!ビートルズのカバー“I WANT YOU”も同様のむさ苦しいミドルテンポで原曲以上に“グエ〜”とブルージーです。全体的にファンキーというより、地面をのたうち回る末期の叫びのような音です。こうしてCD化され、手軽に入手できる素晴らしい世界を待っていましたよ!

そういえば、再びエレクトリックギターのグチャグチャ音色にはまっていますね。本家ジミヘンの“VOODOO CHILE”はもちろん、OS NOVOS BAIANOSのPEPEU GOMESの超絶ギター、そして定番MILES DAVIS『AGARTHA』のPete Coseyの延々と続く執拗なカッティングなどなど、みな変態!そういえば昨年のCAETANO VELOSO来日メンバーのギター(Lula GalvaoかPedro De Saのどちらか?多分後者?)のファンキーなカッティングもえげつなかった。

今日はとりとめのないネタでした。
posted by 焙煎師TIPO at 11:21| Comment(0) | TrackBack(0) | musica

2006年09月01日

danse de jeunes filles

今日は季節の終わりの気配が確実に感じられる気持ちよい朝でしたね。
誰もいない店でMPSレーベルのコンピレーション『SNOWFLAKES』を流していると時間が止まりました。それは周辺の物理的・時間的な存在を完全にかき消し、純粋に音のみが不定形な塊となって空間に漂うかのような瞬間です。そう、ある曲に完全に心をにつかまれてしまいました。

それは

 Svend Asmussen and orchestra“danse de jeunes filles”

(CD2M-9)です。

慨してMPSレーベルのヨーロッパ的な歪んだジャズの解釈が好きです。一時期完全にレーベル買いしていたのですが財布が続かず中座。この曲はヴァイオリン、オルガン、ギター、ベース、ドラムにオーケストラの編成でオリジナルは『AMAZING STRINGS』に収録。確かにどこかでこの旋律を聴いたことがあるのですが思い出せません。そもそもリーダー(ヴァイオリン)のSvend Asmussen って?作曲クレジットにあるBorodinって?調べてみると(多分)19世紀のロシアの作曲家Alexander Borodin?門外漢のため知識がついていかず、謎が多すぎます。というより単にこの手の分野に無知なだけですが……。

1つだけ確かなことはこの曲の旋律が聴くものの心をかき乱すほど美しさです。(少なくとも私にとって!)。脳内にイメージ(ヴィジョン)を喚起させる極めて映画的な旋律ですのでひょっとして族かのサントラに使用されていたのかも知れません。わずか4分の曲なのにすさまじい力を内包しています。先程から族度もリフレインしていますが全く飽きることがありません。そして気が付くと涙が出そうになります。

世界には無限の音楽が存在し、悲しいことにそのうち人が一生で出逢えるのはほんの僅かにしか過ぎません。何度も聴いていたはずのこの曲になぜ突然つかまったのでしょうか?音楽の持つなにか特別な部分が偶然、人の周波数と共鳴を起こしたのかも知れません。この出逢いを強引に運命とこじつけ聴くことにいたします。それも人生!ハレルヤ!

もし誰かこの曲、作曲家、演奏家についてご存知ならぜひお教え下さい。
posted by 焙煎師TIPO at 12:16| Comment(2) | TrackBack(0) | musica

2006年08月26日

JOHN JENKINS WITH KENNY BURRELL

jenkin_john_johnjenki_101b.jpg

毎朝、開店前の1枚として棚から目に付いたCDを気まぐれで引っ張り出しプレイします。

今朝はコレ!ハズレなしのBLUENOTE1500番台からアルトサックスJOHN JENKINSのアルバムをピックアップ。やはり鍵はKENNY BURRELLのギターですね。ブルージーなギターが存分に楽しめます。サックスリーダーの垂れ流し系ブロウの演奏を好まないのですが、リズムセクションがタイトであれば良しとします。コロコロと転がるSONNY CLARKのピアノとビンビンなPAUL CHAMBERSのベースにKENNY BURRELLのギターがあれば怖いもの無し!久しぶりに針を落としたのですが、思わず聴き入ってしまいました。いかにもBLUENOTEなタイポグラフィと色使いのジャケットも大好きですね。
posted by 焙煎師TIPO at 10:10| Comment(0) | TrackBack(0) | musica

2006年08月19日

R35

C1050162.jpg

夕刊のぶち抜き広告で紹介されていました。
35歳以上限定のオトナの“モテ”コンピだそうです。
思わず笑ってしまう選曲です。店主は当然リアルタイムで聴きました。通して全部聴くと懐かしいような悲しいようなベタベタなセレクトで脱力すること必至!でも恥ずかしいので買いません。あまりにも通俗的過ぎる……。

CD1
1. ジャンプ(ヴァン・ヘイレン)
2. ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ(ワム!)
3. サイキック・マジック(G.I.オレンジ)
4. テイク・オン・ミー(a〜ha)
5. ミッキー(トニー・バジル)
6. ゼア・マスト・ビー・アン・エンジェル(ユーリズミックス)
7. リラックス(フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド)
8. ヴィーナス(バナナラマ)
9. U・キャント・タッチ・ジス(M.C.ハマー)
10. エヴリ・リトル・ステップ(ボビー・ブラウン)
11. レッツ・ゴー・クレイジー(プリンス)
12. ザ・リフレッシュ(デュラン・デュラン)
13. レッツ・ダンス(デヴィッド・ボウイ)
14. ドント・ストップ・ザ・ダンス(ブライアン・フェリー)
15. インヴィジブル・タッチ(ジェネシス)
16. ジー・ドライヴス・ミー・クレイジー(ファイン・ヤング・カニバルズ)
17. ドント・ゲット・ミー・ロング(プリテンダーズ)
18. 心のラヴ・ソング(ウイングス)

CD2
1. パワー・オブ・ラヴ(ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュース)
2. ドント・ストップ・ビリーヴィン(ジャーニー)
3. デンジャー・ゾーン(ケニー・ロギンス)
4. アイ・オブ・ザ・タイガー(サバイバー)
5. ザ・ファイナル・カウントダウン(ヨーロッパ)
6. ミスター・ロボット(スティクス)
7. ロンリー・ハート(イエス)
8. ゲット・イット・オン(ザ・パワー・ステーション)
9. ワイルド・シング(エックス)
10. ラ・バンバ(ロス・ロボス)
11. コール・ミー(ブロンディ)
12. ロング・トレイン・ランニン(ドゥービー・ブラザーズ)
13. ホワット・ア・フール・ビリーヴス(マット・ビアンコ)
14. マイ・シャローナ(ザ・ナック)
15. ラヴィン・ユー・ベイビー(キッス)
16. ブラック・ナイト(ディープ・パープル)
17. ワイルドで行こう(ステッペンウルフ)
18. スタンド・バイ・ミー(ベン・E.キング)
posted by 焙煎師TIPO at 16:54| Comment(0) | TrackBack(0) | musica

VILLA-LOBOS

166.jpg

渋い!葉巻をくわえ頬杖ついた禿げオヤジ!ジョン・マルコビッチじゃありません。雑誌『レオン』じゃなくてもちょい悪オヤジと褒め称えること必至なブラジルの作曲家HEITOR VILLA-LOBOSです。そのものずばり“CHOROS”、そして“BACHIANAS BRASILEIRAS(ブラジル風バッハ)”などタイトルだけで思わず聴きたくなるじゃないですか!ということで前から興味津々な人でした。

VILLA-LOBOSは1887年生まれのブラジルを代表する作曲家です。今回、見つけてきたのは6枚組自作自演集、自らの指揮で50年代に録音された作品集です。7時間(!)を超える長尺のため、現在進行中!“LONG AND WINDING ROAD”なので内容はおいおいと……。リンクにはMPBアーティストがカバーしたVILLA-LOBOSの曲なども紹介されています。
posted by 焙煎師TIPO at 16:20| Comment(2) | TrackBack(0) | musica

2006年08月18日

WILLIE DIXON

willie_dixon_2.jpg

レコ屋へ買出しにいけず欲求不満です。そんな時は過去に浸るのが一番。
   
  引っ張り出してきたのがWILLIE DIXON『THE CHESSS BOX』

ブラジルとはあんまり関係ないけど、一時期夢中になって聴いていました。夏の終わりの絡みつくような暑さには心地よい音です。
 “HOOCHIE COOCHIE MAN”“BACK DOOR MAN”
 “LITTLE RED ROOSTER”“SPOONFUL”
などロックアーティストのカバーも多く決して退屈しません。♪ドタドタドタドタドタというリズムパターンが気色ええ!

原典回帰して物足りないブルーな心を埋め、今晩はタワーレコでも出かけます!
posted by 焙煎師TIPO at 10:15| Comment(0) | TrackBack(0) | musica

2006年08月17日

AQUAPIT

168.jpg

オルガン好きです。聖と俗が入り混じったHAMMOND B-3 ORGAN の音色に浸っているのはこの上ない快感です。至上の楽園です。教会のパイプオルガンの音色を機械的に模倣したというむせび泣くハモンドオルガンの叫びは聖なる神の声に一番近い楽器ではないでしょうか?ロングトーンでキュ〜ンとうなられると思わず昇天します。同時にコテコテのグルーヴを醸し出す、通俗的で真っ黒な汗臭い楽器です。一時期、音選びの基準がオルガンの有無にありました。ジャンルやアーティストにこだわらず、編成でオルガンが含まれていれば全て買い!という無茶をしていました。ドアーズからジミー・スミスにビリー・プレストン、ブッカーT、ワルター・ワンダレー、バッハのパイプオルガンまで節操無し。結果、CDラックはオルガンだらけ!油こっくてコテコテしてます。

AQUAPITは、ORANGE PEKOE、ANN SALLY、AKIKOなどのアルバムにも参加しているオルガニスト金子雄太とギターの小沼ようすけのバンドです(厳密にはバンド名というよりプロジェクト名らしい)。この『LIVE AT ONYX』は見事なライブ盤です。ライブ感あふれる長尺のタイトな演奏が続き、ラストのジョン・コルトレーン“NAIMA”で思わず昇天すること間違いなし!低音を上げ、フットペダルのベース音(編成はオルガントリオの常としてベースレス)を感じながら大音量で聴くのが最高です。
posted by 焙煎師TIPO at 10:58| Comment(2) | TrackBack(0) | musica

2006年08月15日

DUKE JORDAN

881.jpg

ジャズピアニストのデューク・ジョーダンが逝きました。享年84歳。さすがにバップ、ハードバップ時代のジャズメンのほとんどはすでに彼岸の人。この人の書く人懐っこいメロディーが好きでした。映画『危険な関係』のテーマでも聴きながら追悼。

posted by 焙煎師TIPO at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | musica

2006年08月14日

ウォン・カーワイの音

486.jpg


映画監督で音の趣味を信用できるのは何といってもこの人、ウォン・カーワイ!彼の映画で使われた既成曲(ポップスやロックなど)はハズレ無し!FRANK ZAPPAも食わず嫌いでしたが、映画『ブエノアイレス』で使用された“CHUNGA'S REVENGE”でクラクラに打ちのめされ、“HAPPY TOGETHER(オリジナルはザ・タートルズでザッパもカバー)”でメロメロに!ピアソラのタンゴとザッパが何の違和感もなくひとつのスクリーンで同居してるなんてすごいセンスです。その他にもザビア・クガートにフライング・ピケッツ“オンリー・ユー”ママス&パパス“カリフォルニア・ドリーミン”を再発見したのもこの人のおかげ!人が誰かに興味を抱くきかっけのひとつとしてその人の好きな映画や音楽、本など趣味への興味があります。誰かの部屋に遊びに行った時、本棚やCDラックをしげしげと眺めてしまいますよね。あ!これ自分も持ってる!といった共有が(特に好意を抱いている相手だと)共犯者のようでうれしくって!映画監督でそのCDラックを覗見したいナンバーワンです。
posted by 焙煎師TIPO at 19:28| Comment(0) | TrackBack(1) | musica

2006年08月13日

ブルース、あたしゃこう唄う

P1010014.JPG

ELIS REGINAに“SAMBA―EU CANTO ASSIM”というアルバムがありましたが、思い出したように『LADY SINGS THE BLUES』というコンピレーションを聴いています。アメリカの女性シンガーが唄う広義の“BLUES”集です。同タイトルで複数発売されているようです。
PEGGY LEE“FEVER”JULIE LONDON“FLY ME TO THE MOON”など、どこがブルースやねん!と突っ込みながらも名演揃いです。コンピレーションの醍醐味は曲やアーティストをブラインドでさりげなく流して偶然にその時の気分に合った音を探せることです。同じ音楽でも受け取り側の気持ち次第で変わるものです。一期一会な音との出会いです。画像はブルースを唄うTIPOGRAFIAの蛙。
posted by 焙煎師TIPO at 11:12| Comment(0) | TrackBack(0) | musica

2006年08月10日

VOCE ABUSOU

118_m.jpg

レーベル買い澤野工房の新譜Serge Delaite Trio『French Cookin'』です。目玉はM-1“VOCE ABUSOU”、ベタなメロディーが大好きです。気になってTIPOGRAFIA音のアーカイブ(単なるCD・LP棚のこと)を探してみるといろいろなバージョンが!今回、発見されたのは……
 
 @ANTONIO CARLOS AND JOCAFI 『Mudei De Ideia』

ANTONIO_CARLOS_AND_JOCAFI_Mudei_De_Ideia.jpg

まずは自作自演盤。一応オリジナル?アナログでありました。

 AMARIA CREUZA『DE ONDE VENS』

この人のバージョンがヒットしたらしい。ベタな唄が染み入ります。

 BSIVUCA『SIVUCA』

000000000004050-1.jpg

副題が“I'M FREE AS A BIRD”です。枯れたアレンジ。

 CSERGIO MENDES & BRASIL77『VINTAGE 74』

BVCM-37399.jpg

邦題が“おもちゃにしないで”で一番ポップなアレンジかな。

 DVIVA BRASIL『VIVA BRASIL』

“DESABAFO”とメドレー形式です。

 EJAIR RODRIGUES『A NOVA BOSSA POR JAIR RODRIGUES』

これも“EU SEI VOU TE AMAR”“TRISTEZA”とのメドレー形式。3曲が紡がれていくアレンジが抜群。

同じ曲でもそれぞれ解釈が異なり、そしてアルバム単位でも全部いけます。“VOCE ABUSOU”の入っているアルバムにハズレ無し???
posted by 焙煎師TIPO at 08:37| Comment(0) | TrackBack(0) | musica

2006年08月04日

BEATA PRZYBYTEK

5907589871678.jpg

ポーランドの女性ジャズシンガー(読めない名前はベアータ・プシビテク!)。タワレコでジャケ買いです。アルバムタイトル『WONDERLAND』の通り全曲スティービー・ワンダーのカバーです。ピアノトリオを基本に曲によってはパーカション、サックス、ギターがゲスト参加。希有のメロディーメイカーであるスティービー・ワンダーは自作自演よりカバーの方が名演が多い!もっとも単に鼻にかかった独特の声が少しだけ苦手ということもありますが……。今回のアレンジは抑制が効いていて結構いけます。直球では余りにもベタ過ぎるメロディーをテンポを落とし、わざと崩して唄っています。例えばM-2“AS”とか。核心のベタベタメロディーが出てこないとヨーロッパのピアノトリオのオリジナル曲を聴いているように流れます。タイトだけれど浮遊感のあるアレンジです。ちなみにジャケット、選曲、編成といいいかにも中川ワニ氏好みのディスクです。絶対ディスクユニオンかタワーで買ってるはずでしょう(勝手な個人的推測です)。
posted by 焙煎師TIPO at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | musica

2006年07月31日

VIBE ALIVE!

ch005256.jpg

時々TIPOGRAFIA階上に隠された秘密のCDアーカイブを探索します。
今回、再発見したCAMELLE HAINDSの2000年名盤『VIBES ALIVE!』です。
スタイルカウンシルのベーシストとしても活動していましたUKソウルの男性シンガーです。久しく聴くとやっぱりいいですね。まずはM-1のリロイ・ハストンのカバーでやられ、そして何といってもドナルドフェゲン“I.G.Y.”をベースにしたM-5には息を止められます。もう6年も経つのですが今聴いても古臭くは感じません。梅雨明けの夏の夜には心地よい音です。
何とも温故知新な定休日の夜です。さて、他にも名盤を発掘をしてみましょうか!
posted by 焙煎師TIPO at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | musica