2006年09月06日

PARADISO

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CELSO FONSECA,RONALDO BASTOS 『PARADISO』

今さらながら聴きました。最近の『NATURAL』『Rive Gauche Rio 』も大好きなのですが、このアルバムも心地よすぎます。
JAQUES MORELENBAUM、MARCOS SUZANO、RAMIRO MUSOTTOという素晴らしいバックに守られたアコースティックな音は古さを感じさせず、素晴らしい!静かにつぶやくようなヴォーカルも心に染み入ります。こんな定番に今まで出逢えなかった自分の人生を悲しく呪います。音との出会いは気まぐれな偶然に彩られ、聴くべき時に聴くべき音を聴くしかないのですが、できることならもっと早く出会いたかった音です。M-3“ALMA DE PIERRO”の締め付け、胸をかきむしる様なメランコリーな旋律に骨抜きにされます。メロメロ!

再発なのか初回限定生産と称して1500円で販売中。安すぎる美しさです。飯抜いても買え!そして聴け!
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2006年09月03日

AFRO-SAMBAS

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昨日HMV通販から届いたCD

PAULO BELLINATI & MONICA SALMASO『AFRO-SAMBAS』

です。宅配便を目敏く見つけられたお客様に「こんなにCD一杯あるのにまだ買うんかいな!」と嗜まれてしましましたが、全くその通りです。完全に道楽!こればっかりは止められません。常に何か新しブツを聴いていないと、何かしら世界から取り残されたような焦燥感(そして孤独感、寂寥感など)に追われます。煩悩に満ちた脅迫概念に囚われの身です。

さて本題。全編ギターと女性の声のみで、曲はバーデン・パウエル&ヴィニシウス・ヂ・モライス。音数の少ないスカスカでどちらかといえば暗いトーンですが、ヒリヒリと聴くものの内に迫ってくる感があります。ブラジルにはギターとヴォーカルという編成が本当に多いことに驚きます。多すぎる楽器や考え過ぎのアレンジの音楽の対極です。文章でも音楽でも映像でもそうです。究極まで切り詰め、必要最小限のものを残すことがいかにセンスと労力が必要なことか!もっと早く出逢いたかった名盤です。音の持つ空気感を表した様なジャケットも秀逸。

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2006年08月06日

BEATCHORO

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ディスクユニオンの新譜紹介で見つけた!
ヒップホップのリズムトラックにカヴァキーニョが違和感なく乗っているというショーロとヒップホップの融合だそうです。グループ名もそのまんま!しかしいったいどんな音やねん??ぜひ聴いてみたい!日本ならイメージとして、若手ラップグループが三味線とコラボして能楽を演奏するようなものなのかな?ラッパーであるD2がJOAO DONATO“A RA”を、RAPPIN’HOODがCAETANO VELOSO“ODARA”を再構築してますが、ブラジルは老いも若きも伝統的で土着の音を愛し、世代を超えて普通に新旧が交わります。タワレコ探して、無かったら通販を頼みます!
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2006年07月12日

ブラジリアンナイト@京大西部講堂

京大西部講堂へ行きたい!時間の流れが止まった崩れかけた空間が心地良く同時に気色悪く、あのフランク・ザッパも公演したという伝説の場所です。さて、その場所に7月22日にノボス・ナニワーノス、他関西のブラジル系グループが勢ぞろいいたします!これはぜひ行きたい!生きたい!でも逝きたい!果たして活けるのか?実はお店へ顔を出してくれているノボス・ナニワーノスのメンバーの方(近所在住)からご紹介いただきました。時間の許す方はもちろん、時間の許さない方も無理無理して見に行きましょう!

 BRASILIAN NIGHT
 7/22(土)15:00〜22:00 京大西部講堂
 入場料500円+1drink(500円)    

詳しくはココ
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2006年07月11日

JOAO GILBERTO

決まった!
JOAO GILBERTOの3度目の来日が!
どうやら大阪公演はない?
前2回を見逃している店主としては、こりゃ店閉めて行くしかない!
神様を拝みにお江戸まで行ってきます(多分)。

ちなみにGAL COSTAも東京ブルーノートのみらしい。
こちらは9月20日〜24日でこれも行きたいけど微妙…。
しかし大阪を飛ばしすぎ!
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2006年07月09日

NOVOS BAIANOS

BOMBA RECORDSの紙ジャケット再発シリーズでNOVOS BAINOSが7月24日に発売されます。2nd“ACOBOU CHOLARE”と“5th“VAMOS PRO MUNDO”の間の2枚“NOVOS BAIANOS F.C.”と“LIGUAGEM DO ALUNTE”です。

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聴きたくて、聴きたくて!やっと聴けます!2in1でCD発売されていたのですが入手困難で捜し求めて、諦めていた頃の朗報です。皆様も連日飯を抜いても、手当たり次第古いCDを売ってでも買いましょう!店主は買います!♪もういくつ寝ると〜!
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2006年06月29日

Cheiro de Agua

    7/28(FRI)TIPOGRAFIAでライブが開催されます!

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ブラジルリオデジャネイロ発信のインストゥルメンタル“ショーロ”のライブです。
出演はCheiro de AGUA
バンドリン(加藤良一)、パンデイロ(松本ちえ子)、7弦ギター(石倉理)の3人組グループで関西各地でのカフェライブや靭本町CHOVE CHUVAでホーダ・ヂ・ショーロを毎週月曜日に開催するなど活動しています。お店のコンセプト(ブラジルコーヒー専門店)にぴったりのイベントです。歓喜!歓喜!多分、実際にショーロという音楽を生で聴いたことがない方も多いでしょう。でもブラジル音楽好きもそれ以外の方もやわらかい生音に包まれ、ゆったりと楽しめるイベントです。今回はTIPOGRAFIA初のアルコールも解禁します!さあ、梅雨明けの夏の週末の夜をゆるゆると過ごしてください。

  るんるん7月28日(金)open19:00 start19:30〜
  charge1500円(1ドリンク付)

お問い合わせは電話06-6849-6688または090-1958-6835
またはメールtipografia@zeus.eonet.ne.jp まで事前に予約をお願いいたします。チャージの支払いは当日で結構です。定員は20名を予定しております。お申し込みはお早めにどうぞ!
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2006年06月16日

再び直球ストライク迷いなし

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MILLREEFの新作です。これまたあまりにも直球ストライク迷いのなしなスニーカーです。夏に履きたくなるハイカットをコンセプトに『太陽の国ブラジル』の国旗をモチーフにした情熱的なデザインをだそうです。結構ココのスニーカーは好き!う〜ん、微妙に惹かれるけど、買うべきか?でも店で履いているとあまりにも直球すぎて、少し恥ずかしい!それとも自意識過剰?季節限定商品で税込み11000円だそうです。
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2006年06月15日

GINGA

サッカーにもワールドカップにコンプリートに無関心な店主としては一刻も早く、この国粋主義者続出期間が終了してくれることを心より望んでいます。先日の日本戦を(テレビをつけている)国民の半数が見ているなんて絶対おかしい!これはある種の全体主義であり、ファシズムです!非国民と言われようとかまいませんの、この際、大好きなブラジルでも応援してみようかしら!そんなあなた(どんな“あなた”やねん?知らんちゅうねん!)にピッタリの映画です。

『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレスがプロデュースしたブラジリアンフッドボールのドキュメンタリー映画『GINGA』が大阪でもいよいよ公開されます。動物園前シネフェスタにて6/17(土)〜23(金)の1週間限定レイトショーです。お店にチラシが置いてあります。お早めにどうぞ!
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2006年06月08日

直球ストライク迷いなし

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そのまんま直球なカップが増えました。
迷いのないズバリなブラジィウ!

実は母の贈り物です。

気まぐれでこのカップでお出しいたします。
余りにもストレートな愛情表現なので驚かないで下さい。

このカップが配された人は当たり!
もれなくブラジルコーヒーの生豆一粒差し上げます(嘘)!
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2006年06月02日

サッカーとヤキソバ

世間的にはワールドカップでそれなり盛り上がっているのでしょうか?
確かに宅配ピザ屋がTVCMやら投げ込みチラシやらで頑張って営業しています。ブラジル関連グッズやCDが店頭を飾っています。スポーツに興味のない店主はどこ吹く風の毎日です。一体いつからはじまんのん?という感じです。ブラジルは大好きですが、決してサッカー好きではありません。例えば外国人で日本が好きだとしても全員が寿司・刺身・富士山・芸者が好きなわけではないのと同じことです。

確かにブラジル人はサッカーが大好きですね。ブラジル滞在中、夜、郊外の居酒屋のような店へ連れて行かれました。市街地中心部より車で10分程度の場所での夜9時を過ぎての夕飯。そして「わざわざ日本からコーヒー屋がいっぱい来てくれたんだから、とっておきの料理を用意したよ!」とのこと。バイキング形式の大皿にひときわたっぷりと盛られていたのがヤキソバでした。あのヤキソバです。間違いなく!ブラジルではヤキソバが流行っていました(現在は?)。思わずなんじゃこれ?という感じ。確かにヤキソバのようなヤキソバでないような不思議な代物でしたね。
店内のテレビではサッカーの国際試合の放映。ブラジルとヴェネズエラかどっか(忘れた)の試合です。同席したブラジル人たちは生ぬるいビールを食らいながら、試合の一挙一動にひたすら熱狂!ゴールを決めるたびに歓声が店内に響きます。本当に好きなんですよね。初めてブラジル人とサッカーの密接な関係を知りました。同時にヤキソバとブラジルの不可解な関係を知りました。
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2006年05月20日

芝コースター

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ネットですごいもの見つけました。Francfrancでブラジル型の芝コースターがあるらしい。これは欲しい!早速、買いに行きます!

ちなみにTIPOGRAFIA名物といえば IREMONYA DESIGN LABO の芝コースターです。これも同じ人工芝製。店主が極めてがさつな人間であるため、陶器のソーサーで配膳すると絶対ガチャガチャ!ド〜ン!となるのは判っていたので導入いたしました。

コースターは5枚セットで1680円です。FrancfrancではHAVAIANASなどブラジル関連グッズフェアーを展開中だそうです。定休日にでも店舗調査に行ってきますね。
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2006年05月17日

LICA CECATO

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昨日、閉店後LICA CECATOのを聴きにCHOVE CHUVAまで。久しぶりのAO VIVOです。19時ちょうどには閉店できるように「お願い!お客様、今日は来ないで!明日いっぱい来て!」と不心得な祈りをささげ、即効一路靭本町へ。何とか間に合いました。アットホームな小箱での一体感のある公演です。

軽率に癒しという言葉は使いたくないのですが、いやぁ癒されましたね。週末以来、少しお疲れモードでダウナーな気分だったのですが晴々と元気になりました!肉声とギターだけなのに何でこんなにもHAPPYな気分になれるのでしょうか?音楽の持つ根源的な力です。

実は昼間予行演習のつもりでCDを店で流していました。定番“AUTUMN LEAVES”を聴いてて、この曲なんかやってくれたらいいな…と夢想。ライブ中、同じ事を再び思い起こしたその瞬間、爪弾いた曲はまぎれもなく“AUTUMN LEAVES”。さり気ないシンクロニシティーに感動して思わず涙が出てきました。この瞬間のために昼間にCDを聴いたのです。世界の全ての事象は必ずつながり、可能性という名でつづれおれています!音楽とは本当に素晴らしいメディアです!

ちなみにLICAさんは日本語ぺらぺらです。昔、聴いた演歌を日本語で披露してくれました。唄はうまく、明るく、来てくれた人を心から楽しませる方です。ギター弾き語りというシンプルで本当に幸せな音でしたね。
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2006年05月04日

Banca No.4 

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小さいけどブラジルいっぱいの雑誌『Banca』の最新号No.4が入荷いたしました。今回は「ブラジルコーヒー」と「ブラジル日系移民学入門」という大変ためになる特集です。そしてコーヒー特集ではTIPOGRAFIAが紹介されております。コレを読んでブラジゥ!な気分で連休をお過ごし下さい。税込みで525円也!この内容なら安い!バックナンバーNo.2、No.3も同時に入荷しております。
               晴れ
TIPOGRAFIAの商品はコーヒーも器具も本もすべて店主の愛情の賜物です。好きで好きで仕方がないから思わず売っちゃたという代物です。愛のない商品ははかないものです。少しずつ雑貨や書籍、CDなども増やしていきますので、時々のぞいて見てくださいね。
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2006年04月27日

『domingo』

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もちろんこちらの単行本も販売いたします!これも店主自身が余りにも好きすぎて売り始めちゃったという代物です。むちゃお奨め!こちらは税込み1680円です。
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2006年04月25日

MARISA MONTE

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MARISA MONTE の2枚同時発売のニューアルバム『UNIVERSO AO MEU REDOR』『INFINITO PARTICULAR』をやっと入手いたしました。ブラジル盤を始めとして発売しているはずが、なかなかレコード屋の店頭に並ばないのでHMVのWEB通販で買ってしましました。期待しすぎて聴くのがもったいないのでまだ手元に置いています。同時2枚発売にただならぬ自信が感じられます。明日からは店の音楽のヴィローテーションになること必至!
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2006年03月23日

サンパウロ

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サンパウロは南米大陸で一番の町です。当たり前ですが海・コーヒー・熱帯などのステロタイプなブラジルのイメージではない近代的な都市です。
残念ながら通りすがりの車窓からの風景のみしか感じることができませんでしたが、なぜかリベルタージには連れて行かれました。サンパウロの日本人街です。ここがかなり変!その一角だけがいきなり鳥居があったり、地名が大阪通だったり、土産モン屋が場末の温泉街のように並んでいます。でもよく見ると純粋に日本的な街ではなく、中国など広義のアジア的なものがぐちゃぐちゃになっていて収集がついていない感じです。映画『ブレードランナー』のLAみたいな風景です。非日本人の抱く日本的なあるいはアジア的な概念のような町です。もちろん町をつくったのは日本人移民の方々ですが、国を遠く離れ、時を経て、イメージとしての懐かしい日本が残っています。食品店に入ると豆腐や漬物、月遅れの日本雑誌が雑然と並んでいました。土産物をと連れられていったのですがあまりにも場末感が漂い、財布は完全に閉じたまま。
サンパウロはあまりにも表層的な滞在であったため、再度の訪問を余儀なくされます。ブラジルはコーヒーの樹以外は、いろいろとやり残したことの多い国です。だから自分自身に再訪問を要求し続けています。

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2006年03月10日

サントス

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サントスはコーヒーにはお馴染みの町です。“サントス”銘柄はココから世界へと輸出されております。ヨーロッパの町並みのような古い建物が残り、路面電車が走っている情緒のある港町です。日本からのブラジル移民第一号の笠戸丸が上陸したのもこの港です。

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以前にも紹介した古いカフェ「カフェパウリスタ」のエスプレッソではない懐かしい感じのドリップコーヒーはお奨めです。まったりしてます。
帰りに海岸通りを車で通ったのですが、拡がるビーチはやはりブラジルでした。みんな水着でリゾートしてました!車窓から通り過ぎる風景の色彩は目に痛く、せわしなく移動する旅路を呪いました。くそ!いつかきっと帰ってきてやる!
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2006年03月09日

ブラジルの農園

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うねるようなやわらかな起伏のある大地が果てしなく続きます。この季節雨はほとんどなく、赤茶けた大地は乾燥して、コーヒーの樹は何重にも連なりながら植えられており、風景上面の空の抜けるような青さが目にしみます。風景の基本となるスケールと色彩が明らかに日本と異なり、周辺情報に対して無意識に日本的な基準を強いていますが、これは完全に異質な痛いまでに広い広い風景です。

ブラジル滞在中、パトロシーニョの町に宿泊しながら、毎日のように農園を見に行きました。当然移動は車です。数人のグループ(日本各地のコーヒー屋さん)で分乗しながら、農園を巡ります。町から30分程度の距離にある農園を選んでいるようです。幹線道路から農園へと入る私道は舗装されておらず、砂埃を撒き散らし揺れながらたどり着きます。

農園主と家族は、日本から訪れた我々を心から歓迎してくれます。ポルトガル語を関西弁に翻訳すると「よう来たよう来た!まぁ、ここを自分の家やと思ってくつろいでくれや!」とう感じです。FAZENDAと呼ばれる農園の主は概ね社会的には富裕層にあたります。実際の農作業は従業員と(収穫時の)季節労働者が受け持ちます。ブラジルは経済的な階級社会です。でもイタリアなど各国からの移民の方が多く、大地を相手に親から子、孫へと苦労を重ねたきた感は伺えます。お茶やお菓子はもちろん奥様の手料理の昼食までご馳走になりました。ここでの昼食が滞在中の食事で一番おいしかった!もちろん凝った料理ではありませんよ。自分の農園で買っている豚とか野菜をふんだんに使った家庭料理です。でも旅先のレストランでは絶対味わえない味です。

通訳を交えながらも、しばらく話していると本当にうれしそうに「次回ブラジルへ来た時は必ず寄ってくれや」と話します。本当にあったかい人たちです。この人たちが苦労をかけて育んだコーヒーを最良の形で日本でも飲んでもらいたい!そんな思いで一杯です。人の温かみというのは短時間の出会いでも十分に感じられるのもです。人並みには海外旅行でいろんな国を訪問しましたが、ほんとうに“ココ”にもう一度戻って来たい!と真剣に考えた国は実はブラジルが初めてです。何なんでしょうね、このはまり方は?同様にブラジルの泥沼にはまってしまった人も多く、それだけこの国には何かしら魅力があるのでしょうね。
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2006年03月05日

トロピカリア

お客様の来店の波には緩急があります。悲しいことにほとんどが「緩」なので悲しいのですが……。暇な時間をうまく過ごす術を余り身に着けておらず、動かないことは極めてつらいことです。確かに本がたっぷり読めます。音楽もたっぷり聴けます。最近、読んだ本です。

『トロピカリア ブラジルに沸き起こった革命的音楽の軌跡』です。以前に紹介した『トロピカーリア』とは別本です。これはカエターノ・ヴェローゾ、ジルベルト・ジル、ナラ・レオン、ガル・コスタらの青春の記録ですね。極めて青い!時は60年代末期。そこには成功と挫折があり、出会いと別れがあり、愛と憎しみがあります。基本的には音楽ドキュメンタリーですが、TIPOはこれをガル・コスタの物語として堪能しました。『DOMINGO』に再びはまっている今日この頃としては、まさしくタイムリーな話題。ジャケットのうつむき加減のガルとカエターノの間には何があるのかが下世話に知りたかったのです。
1963年、カエターノとガル(歌手の卵として紹介されました)は出会いました。ガルは彼が好意を抱いていたバレリーナのデデ(後にカエターノと結婚)の親友でもあり、そこから3人の関係が始まりました。デデとガルはお互いにカエターノの惹かれはじめ、暗黙の了解を布きます。それはカエターノが2人のどちらかにキスをしたら、その日、キスをされなかった方が即座にその場から消えるというものでした。照れ屋で優柔不断なカエターノの態度が事態を混乱させました。そしてブラジル軍部のクーデターが勃発した日、ガルが見たのはデデとカエターノが窓越しにキスをする姿だったそうです。いやあ、青春ですね!恋愛と友情の合間に存在する微妙な空気感が堪らない。映画『冒険者』のジョアンナ・シムカスを巡る2人の男たちであり、『明日に向かって撃て』のキャサリン・ロスを巡る2人の男たちの関係です。昔から危ういトライアングルが好きでした。このネタで映画1本撮れますよね!勝手に脚本でも書いてみようかな?あの2人の間に漂う近いような、遠いような空気はこれだったんですね。
しかし変な読み方でですよね。本編(音楽ドキュメンタリー)とは別枠のサブストーリーの行間に夢中になっているなんて……。
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