2007年02月17日

スパイシーかキャラメルか?

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連れ合いはドリップコーヒーは砂糖もミルクも入れずにブラックで飲むのですが、それとは別物でエスプレッソベースのフレーバーやシロップたっぷりのアレンジコーヒーが大好きです。いわく通称“甘々コーヒー”というそうですが、確かに女性は概ね大好きですね。……ということで先日届いたダヴィンチフレーバーシロップを使った、春の新作コーヒーの登場!

晴れスパイシーラテ

ダブルで抽出したエスプレッソとフォームドミルクの名コンビに加わるのはジンジャー、シナモン、カルダモン、バニラなどのスパイスたっぷりシロップ!甘くスパイシーな味わいがコーヒーのコクに絡み合います。

晴れキャラメルラテ

同じくダブルで抽出したエスプレッソとフォムードミルクにキャラメルソースとティラミスシロップをプラス!心地よい甘さが拡がり、思わずクー!となる味わいです。

TIPOGRAFIAの“甘々コーヒー”はコーヒー屋らしくエスプレッソをダブル(2杯分)でを惜しげもなく使っているのが特徴です。そのためしっかりとした苦味とコクとゲストの絡み合みいが楽しめるのです。決して甘すぎず、苦すぎない絶妙な加減を目指しています。カプチーノをはじめとして、フォームドミルクのほのかな甘さとエスプレッソの苦味の相性の良さは周知の事実ですが、ここにプラスαすることで新しい味わいとなります。そうジャズで例えると、あうんの呼吸で会話する鉄壁のピアノトリオにあえて、外部の血(ゲスト)としてサックスを迎えたセッションのようなものです。果たして何が起こるか?アレンジコーヒーとはそんなものですね。

共に期間限定のメニューです。さてどちらがあたな好み?どうぞ両方味わってみて!価格はいつもの均一420円也!
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2007年02月10日

新作の予感

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新しいダヴィンチフレーバーシロップが入荷いたしました。Ginger Bread にTiramisu ……!いいねぇ。春のシーズン限定メニュー登場の予感!お楽しみに。

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2007年02月09日

月刊アテス

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月刊アテスの巻頭特集「コーヒーのある生活」で東京千石「八百コーヒー店」が中川ワニ氏の推薦で紹介されています。中川ワニ氏がよく入り浸っているという噂は聞いていましたが、そのまんまだったんですね。オーナーである曽田夫妻はコーノ式珈琲塾の同窓生であり、TIPOGRAFIAの豆も使っていただいており、オーナーの細部へのこだわりが心地よく大好きなお店です。このブログで登場するのも何回目?また行きたいな……。ああ、お江戸は遠し!

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2007年02月08日

Re:REMIX

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VERDE(緑)のREMIX(ブレンド)TROPICALIAが復活いたしました。
今回は配合を変えてのRe:REMIX!ブレンドの場合、素材(サンプリングソースともいう)となる豆の経時変化や変更に伴い、定期的に修正が必要です。長期的にはいつも同じ豆を入手することは困難であり、配合や種類を変えながらも味わいを近似的に維持することが求められます。

もともとこのブレンドはコーノ式コーヒーの原体験であり、味わいの再現という側面を持ちます。コーノ式珈琲塾で飲んだブラジル、コロンビア、グアテマラの“マイルドブレンド”に衝撃を受けました。それは生涯で味わったコーヒーで最も良質なものでした。この味に惚れ込み、一生付いていくことを決意、可能な限りその味わいを自分なりに再現することを焙煎人としてのライフワークといたしました。

今回はストレートでも提供しているグアテマラエルモリト農園が余りにも良質で力強いため、メインに据え、全般的に配合を修正いたしました。脇に置いとくにはもったいない個性派を今回は堂々主役に抜擢!グアテマラの強いコクと酸味にブラジル(ナチュラルのブルボン種)とコロンビアをトロピカ〜ル♪にREMIX!果たして結果はいかがでしょうか?是非お楽しみ下さい!酸味と苦味がバランス良く配された飲みやすいコーヒーです。さあ、一緒にGood God!

ちなみに同じ品種、同じ生産者、同じ農園でも年度によって「ほんまに同じなん?冗談やろ!勘弁してや〜」と突込みなるほど味わいが異なり、出来不出来が現れます。本年度のエルモリト農園は極めて良質(というか厳密には店主好み)です。こいつは当面はぶいぶいいわせること必至。
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2007年01月28日

LIKE A ROLLING BEAN

ショーケースや台下冷蔵庫の隙間を掃除していると、しばしば失われ豆が発見されます。思わず、

「お久しぶりだね。キミはいったいいつからこの下で眠っていたのだね。」

と声を掛けたくなります。
円形または楕円の球面をしているコーヒー豆は当然転がります。ころころと彷徨い、暗闇に潜んだ黒い姿は迷彩のように溶け込み姿を隠します。そして豆たちは誰かに発見されるまで闇で悠久の時を過ごします。以前勤めていた会社でもそうでした。大掃除の時、スチール棚の隙間から年代モノが発見されました。

「先輩、見つけました!いい感じで干からびています」
「おお、今年はなかなか当たり年だね。これは20年モノのサントスだよ」
「すごい!先輩が入社した頃のですね。」
「そう、実は俺が煎ったもの知れんな。ほほほ、まさにお宝だよ(笑)」


何て会話が箒を片手になされたものです(嘘)
遥か彼方、世界の果ての樹で生を受け、長い長い旅を経てココで眠っていた豆に偶然再会するのは不思議な気分です。煎られて挽かれてお湯に浸され液体へと姿を変え、誰かを幸せにするのも、闇に潜んで再見を待つのも人生(豆生?)、運命は転がる豆のように彷徨い、翻弄します。C'EST LA VIE!
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2007年01月21日

ドリップ名人になりたいなら……

聞きなれたはずの商品名に突然感じちゃうことがありませんか?
当たり前のように使っていた珈琲サイフォン社「ドリップ名人」の名が啓示のように襲ってきました。実はすごいネーミングかも?ベタですが極めて分りやすく覚えやすい!「ドリップ名人」シリーズはプロ仕様の名門フィルターを(細口のドリップポットでない)ヤカンでも使用できるよう、リブ(溝)の高さや角度を調整し、お試しペーパーと計量カップをセットにした普及版です。もしこれが「名門フィルター汎用(改)ZMX2207 versionXS92」なんていう商品名だったら絶対買わないだしょうね。誰でも覚えやすく、分りやすく機能性を明示し、そして密かな期待を抱かせてしまうこのコピーセンスには平伏します。う〜ん!うちもドリップ名人になりたいわぁぁ(←京都弁のイントネーションでどうぞ)

さあ、あなたもPATTI SMITHのカバーで有名なThe Byrds「ロックンロール・スター(So You Want To Be A Rock'n' Roll Star)」のようにドリップ名人になりたいなら………

     コーノ式珈琲塾関西教室

へお越し下さい。
長い長い枕のため、あやうく本筋を見失うとこでした。2007年度もTIPOGRAFIAにてコーノ式珈琲塾初級コースを隔月で開催いたします。昨年も多くの皆様にご参加いただきました。今年も河野雅信氏(珈琲サイフォン株式会社 代表取締役社長)自ら浪速の地へ切り込み、皆様の珈琲魂を振えさせます。コーヒーの基本知識から、実践的な抽出(もちろん円錐フィルターを使用!)、焙煎まで幅広く学べます。カフェ好きやコーヒーファンから開業志望のプロ志向の方まで経験は一切不問です。やんわりコーノが自らコーノ式を教えます。そういう店主自身もコーヒーとも飲食とも全く無関係なサラリーマン生活を十数年続けた挙句、偶然受講したこの講座で河野氏のコーヒーにほれ込み開業までしちゃった人です。それ故、自分の店でそんな思いを抱く同窓に出逢えたらこれ以上の幸せはありません。詳しい講座内容やスケジュールは上記リンクを見て下さい。初回は3月です!待ってまっせ!
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2007年01月19日

SWAMP

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昨日の続き、考案中の新ブレンドSWMP続報です。
そもそも「泥臭ぇコーヒーが飲みてぇ!」と思い立ったのがスタート。それは余りにも突然炎のごとく湧き上がったプリミティヴな衝動です。土臭くアーシーでベタベタな味わい……、そうスワンピー!まさに最初にネーミングありきのブレンドです。そして基本的にはマンデリンの泥臭さを活かしたブレンドに隠し味にワンツイストが欲しかったのです。

画像は煎りあがったインドロブです。かな手暇を掛け焙煎してあります。ロブの生豆をハンドピックしているのは誠に諸行無常な気分です。ダンパーはほとんど全開で臭みを飛ばして、意図的にすっぽ抜けさせ、かなり深めに焙煎しました。店内に拡がる麦を焦がしたような香りを満喫した後はカップテスト。肝心の味わいは…………やはりロブでした。それ以外の何物でもありません。う〜ん!

ロブスタ種の焙煎は初めてではありません。珈琲サイフォンでの修行時、ブレンド用のベースを10`釜でフルにぶち込み半日、同じ豆を焙煎し続けたこともあります。大型釜での大量注文生産を小口にわけて焙煎し、毎回焙煎方法(火力の上げ方ダンパー開閉など)を変え、仕上がりを比較して経験を積み重ねていました。珈琲サイフォンはスペシャルティやプレミアムコーヒーからコマーシャルコーヒー(廉価な普及品)まで幅広く手がけており、いろいろなグレードの焙煎を体験できたのは大きな糧です。このような非効率で無謀な試みを許してくれた師匠である河野雅信氏の懐の広さに心から感謝いたします。高品質の生豆は持っているポテンシャルは高く欠点は少ないため、個性を活かして焙煎するのみ、でも欠点の多いスタンダード品はなだめてすかして盛り上げて気分よくさせて、味わいを引き出さねばなりません。当然難易度は圧倒的に後者が高くなります。たかがロブですが実に奥深いものです!

関西のブレンドにはロブスタ種がミックスされていることが多いとのことです。あるお店で7日間毎日日替わりのコーヒーメニューでブルーマウンテンに混じってロブスタがあったのには驚きました。さあ、素材は用意できました。あとはREMIXの加減次第!なんとか関西土着(浪速ネイティブ!)のブレンドを提供できるよう、しばらく試飲を重ねてブレンドと戯れてみます。
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2007年01月18日

ロブスタ

ついにロブスタを解禁しようかと考えています。

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でも別に禁猟期間が解禁された訳ではありません。
あ、間違えた!

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正しくはこちらがロブスタ種です。ベタなボケはさておき、正確にはカネフォーラ種(Coffea canephora)は基本的にはインスタント用や廉価なレギュラーコーヒー用の豆とされています。店頭にアラビカ種100%のコメントを提示されるなど、味わいに関してはゲテモノか邪道扱いです。さらにはコーヒー業界はアラビカ種でも、スペシャルティコーヒーが重宝され、各店素材自慢の泥仕合と化しており、ロブスタに関しては当然黙殺、無視、存在隠滅、語るに値しない影の存在です。そこで素材よりカップ重視のへそ曲がりの店主としては、あえてロブスタ種を配合したおいしいブレンドを世に送り出したいのです。別においしければロブでもアラビカでもええやんけ!そう思いませんか?偉そうに言っていますが、これはハードルは恐ろしく高く数年から十年単位のライフワークと化することは必至です。そういえばSOLちゃん(当店3`釜の愛称)も開業前、釜の慣らし運転で回したきり、ロブ初心者です。実はTIPOGRAFIAの生の巣窟(階段下倉庫)から偶然発見されたインドロブを手に取った時、突然閃いたのです。麦のような生臭い香り(ロブ臭ともいう)と鈍重な閃光はびびびびびびびびびびぶと脳髄を打ち抜き、「ボクをおいしく焙煎して!」との啓示を与えてくれました。それはあたかもP.K.ディックの『VALIS』のピンク色の光の啓示!おまえは電波系かちゅうねん!

冗談とも本気とも判断しかねる戯言はさておき、試作品ブレンドは近日お届けいたします。現在、深い深い、フレンチローストの様な独りブレインストーミング中です。ブレンド名は泥臭く“SWAMP”でいきます。スワンプとはアメリカ南部に点在する湿地帯、そしてそれに喚起された泥臭い音楽のこと。果たして結果は、永久欠番のタブーなブレンドになるか、スーパーノヴァになるか?ご期待下さい。
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2007年01月11日

EVRYTHING YOU ALWAYS WANTED TO KNOW ABOUT COFFEE*BUT WERE AFRAID TO ASK

テーマははDNAか環境か?
人間のパーソナリティを決定するのは果たして遺伝子情報(DNA)なのか、それとも生まれ育った環境なのか?よく議論されることですが、それはコーヒーに関しても同様です。果たして味わいを決定するのは品種なのか、環境なのか?

実は先日登場した、ペルー(ガエルに捧ぐコーヒー)とコロンビア(ボゴタで朝食を)は同じティピカ種100%です。飲み比べてみると、確かにタッチは似ているのですが味わいが異なります。この差異に秘められたものはいったい?と正月以来独り自問自答していました。

植える樹の種類、育てる土壌、水(雨量)、日照、標高(昼夜の寒暖差などど)を基本とした気候や自然環境、さらには処理方法(水洗、ナチュラル方式他)、乾燥方法(機械乾燥、天日乾燥他)などなど多くの変動要素がコーヒーの成長に取り巻きます。何があんたをそうさせたん?と張り扇片手に突っ込みたくなります。

ここまでは生豆(グリーンコーヒー)のお話。でも残念ながら、生豆を食べれません。コーヒーの場合、さらに後工程で3度の加熱のステップを踏みます。それは「焙煎」「粉砕」「抽出」。特に最初の加熱(焙煎)で素材を活かすも殺すも匙加減次第です。どんな素晴らしい素材も容易に焙煎で殺すことが可能です。死んだ焙煎豆は神業(ジーザス・クライスト)級の抽出技術でも決して蘇ることはありません。「ネタ自慢の寿司屋は信用できない」と語った人がいましたが、コーヒー屋も全く同様です。そんなにネタ自慢するなら、そのまま食えちゅうねん!と意地悪く突っ込みたくなります。焙煎工程(さらには粉砕と抽出)を無視した素材重視の果てには真実のカップ(液体)は存在しません。

焙煎を始めて間もない頃、師匠にこれらの変動要素と豆に応じた焙煎方法を叩き込まれました。それは決してある焙煎方法が唯一絶対のメソッドではなく、変動要素によって変動するものであるという至極当たり前の事実です。その頃「焙煎を教えて下さい!」と無我夢中に絶対手的レシピを探していました。もちろん、そのようなものは存在するはずは無く、世界には相対的レシピが無限に存在するだけです。相対的レシピの世界では経験値が全てに勝り、その人の踏んだ場数こそが実力です。だから生き残った諸先輩方には素直に敬意を払うべきです。余談ですが映画『誘拐犯』のジェームス・カーンの台詞で「(殺し屋、ギャングなど裏家業において)ご老体を尊敬すべきだ。なぜなら生き残ってきたのだから……」とあります(詳しくは忘れたのでDVDで観てね。いい映画です)。

コーヒー業界新参者の店主はウディ・アレンのようにいつも悩みます。

 EVRYTHING YOU ALWAYS WANTED TO KNOW ABOUT COFFEE
 BUT WERE AFRAID TO ASK

と……。
その答えは未来へ“TO BE CONTINUED”
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2007年01月06日

またまた自由が叫ぶ

TIPOGRAFIAでは時々自由という名のコーヒーが叫びます。
再々登場のREMIX(ブレンドとも言う)

 『LIVRE(自由という名のコーヒ)』

です。
前回はブラジルのレーベルSOM LIVREへの密かなエールとして叫びました。そして今回は……

 ルイス・ブニュエルに捧ぐコーヒー

です。
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相変わらず意味不明なネーミングで人を混乱させます。いったい全体、自由とは??その昔、ノートに「自由とは裸足で砂の上を歩くこと」などとアトミックボム級に恥ずかしい言葉を羅列していた店主としては自由とは無限に青臭く、浅はかな象徴です。青い詩には死を!そしてオマージュの相手であるルイス・ブニュエルの映画『自由と幻想』はあまりにも微かな記憶……。大学の頃に名画座で観たような気がします。ジャン・クロード・ブリアリにモニカ・ヴィッティかしぶいねえ。お!ミシェル・ピコリも出演していたのですね。確かにもう一度観てみたい気がします。またDVD探してみよ。

肝心の味わいです。
ブラジル、コロンビア、グアテマラ、モカ(イエメン)が奏でるカルテット(四重奏)での再挑戦です。豆(農園や品種など)と配合をリニュアルしていますので前回とはまた違った味わいです(誰も覚えとらんちゅうねん)。やわらかく拡がる豊かな苦味に静かな酸味が侵食してくるような複雑な味わいです。全体の印象としてはすっきりでのみやすいブレンド。少し冷まして楽しむとまた感じ方が変わります。なかなかして複雑なやつです。皆様もぜひ挑戦してみて下さい。さあ、DON'T THINK.FEEL!ちなみに定番REMIX『トロピカリア』はしばらくお休みです。


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2007年01月03日

ボゴタで朝食を

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中南米好きです。
これからの人生で一度は訪れたい場所が数多くあります。そして遥か遠くの国々に思いを馳せる時、必ず音楽とコーヒーのこと考えます。音楽とコーヒーのすべてがあるブラジルへの再訪問はもちろん、街の空気の音を感じてみたいキューバ、ジャマイカ、アルゼンチンなど果てしない思いには到底時間が足りません。

でも不思議とコロンビアやグアテマラはコーヒーとの親密さのみで繋がっています。

今回、お届けする新しいコーヒーは“COLOMBIA TYPICA 100% ESPECIAL S-18
UP”です。コロンビアといえばアメリカの映画会社“Columbia Pictures(正確にはコロムビアかな)”のイメージが根強く、この国に関してはほとんど何も知りません。あえてあげるならエル・ドラド伝説、エメラルド、コカイン等など抽象的な“フジヤマ”“ゲイシャ”“サムライ”レベルです。実際、この国でどのような人々の生活があるのかは????首都がボゴタであることも今回調べて初めて知りました。コーヒーのプロダクツとしてはストレートはもちろんブレンドで使用するなど身近な素材ですが、コロンビアはあまりにも遠くなじみの薄い南米の国です。

命名したのが「ボゴタで朝食を」。
果たして首都ボゴタではどんな朝食が食卓にのぼっているのでしょうか?どんなコーヒーが人々を潤しているのでしょうか?思いは妄想のように拡がるばかりです。カップの液体を一緒にそんな思いを抱いていただければ幸いです。いつもの意味があるような、ないような無責任なネーミングです。

一応、豆データー。
産地は首都ボゴタが位置するCUNDINAMARCA県のFUSAGASGA村。1600〜1800メートルの高地産で伝統的な水洗工程を遵守し、パーチメントはドライテーブルの上で時間を掛けてゆっくり天日乾燥されます。シェードツリー、有機性肥料を活用した環境に配慮した農法です。先日のペルーと同様、アラビカ種の原種に近いティピカ種100%で18スクリーン以上の大粒コーヒーです。焙煎は中煎りで仕上げました。豊穣な香りが拡がり、やわらかい苦味がすっきりと喉に流れ、飲みやすい味わいは幅広く楽しめます。

さて、皆様もTIPOGRAFIAでの新年最初の一杯はこの「ボゴダで朝食を」をセレクトされてはいかがですか?個人的にも結構好きな一杯になりそうです。明日より店頭で豆売り、喫茶で提供いたします。是非お試し下さいね。
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2006年12月24日

ガエルに捧ぐコーヒー

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新登場のコーヒー、PERU TYPICAです。
商品に名を授けるのは楽しいものです。自分が創造主になった様で、あれでもないこれでもないと妄想に耽ります。そして3分位(短!)の熟考の末、決定してのは………

        ガエルに捧ぐコーヒー

です。当然、蛙とは無関係です。映画『モーターサイクルダイアリーズ』への偏愛の果て、主演のガエル・ガルシア・ベルナルに捧げるコーヒーなんです。捨てられた子犬のようなナイーブな青年がキューバの革命家チェ・ゲバラへと成長していく南米横断のロードムービー。大好き!ちなみに映画は英米合作資本、ガエルはメキシコ人、ゲバラのアルゼンチン出身とペルーとは何の関係もありません。単なる劇中の旅の通過点であり、インカの遺跡が画面に登場します。でも観るものを「ペルーに行きてぇ〜」と唸らせ、ペルーと言えばこの映画が反射的に浮かびます。中南米大陸を「ラテン」という大くくりで国ごとの個別認識しないアメリカ帝国主義的アプローチです。余談ですが、同様にアメリカ人の頭の中には中国も韓国も日本もすべて「アジア」という大雑把な認識しかないはずです。我ながら屈折してひねりすぎた訳のわからないネーミングです。

さて本題、一応コーヒー屋らしい豆データーです。
1500メートルを越えるペルー中央部山岳地帯CERRO DE PASCO県VIRA RICA村のコーヒーです。農薬を全く使用せず有機肥料中心で栽培され、手摘み収穫後水洗工程・天日乾燥を行います。何よりもアラビカ種の中では原種に最も近い品種であるティピカ種100%のコーヒーです。実は隔年収穫という生産効率の悪い手間のかかった貴重品です。

さて皆様も一緒に味わってみましょう!う〜ん、いいねぇ!雑味が全く無くクリーンな味わいです。すっきり感(良質な酸味ともいう)が口内に静かに拡がり、ほのかなやさしい苦味がアフターテイストを演出します。先日登場した「カリブの島(ドミニカ)」といいカリブ海系は個人的に結構好きですね。まあ、まあ遠慮なさらずに一杯どうぞ。おいしおすえ。
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COFFEE NEW STYLE

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明日25日発売『エルマガジン』2月号の巻頭特集「COFFEE NEW STYLE」でTIPOGRAFIAを取り上げていただきました。

取材いただきました編集の方に心より感謝いたします。

……ということで皆様もぜひご覧下さいね。関西圏内のあらゆるコーヒー屋の情報が一杯!店主自身もぜひ行ってみたい店も多く、早速定休日に出かけます。 
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2006年12月23日

QUARTETO EN CY

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以前にも紹介したTIPOGRAFIAのコーヒーの苗木たち“QUARTETO EN CY”です。当然ブラジリアンコーラスグループ“QUARTETO EM CY”とは何の関係もありません。「クアルテート円錐」と呼んでください(下らぬ言葉遊び)。

極めて我侭なため無事に冬を越せるか心配で、こうして時々日向ぼっこさせてやっています。皆様も暖かく見守ってやって下さい。

喫茶店年末も押し迫り、店も暇なものです。のんびりと本読んで音楽が聴けます。忙しい中の一時の「ほっこり」を用意しておりますので、どうぞお越しやす。
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2006年12月17日

あわあわミルクの幸せ

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寒くなりましたね。まったく冬の長雨は気がめいります。
今日は底冷えするそんな日にぴったりのコーヒーの飲み方をお教えします。あったかく心と身体をやさしく包む、そんな楽しみ方です。

皆様はコーヒーをどのように楽しみますか?眉にしわを寄せブラックで決めますか?それともフレッシュ派?牛乳派?楽しみ方はいろいろですが、TIPOGRAFIAお奨めのとっておきの楽しみ方、それはフォームドミルクです。

カウンター正面に一番偉そうに鎮座している“LA CIMBALI”エスプレッソマシーンが活躍します。エスプレッソのオーダーがないと、単なる高価なカップウォーマー(笑えない値段!)と化していますが、本来はラテンな陽気で元気な機械です。ガンガン淹れても決してへこたれません。今回は彼がいい仕事します。フォームドミルクはカプチーノ用のスチームを使い、牛乳を泡立てたものです。ふわふわにきめ細かい泡と乳糖の甘味が楽しめます。牛乳は適温に温めるとかなり甘味を感じ、砂糖なしでもほのかな甘さを楽しめます。(ダイエットにも最適)。適量ピッチャーで提供いたしますので、量を調整しながら自分好みのいろんな味わいが楽しめます。最初の半分はブラック、残りの半分はオリジナルカプチーノ風などなど、結構一杯のコーヒーで遊べます。

何よりうれしいのはこのオプションは無料です。オーダー時に気軽にお申しつけ下さい。これがTIPOGRAFIA風冬のコーヒーの楽しみ方です。
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2006年12月07日

クリスマス限定ブレンド降誕

熟考の末、ようやく今年のクリスマス限定ブレンドが完成いたしました。
名はそのまんまポルトガル語のメリークリスマスである“FELIZ NATAL フェリーズナタウ”です。

ブレンドを考える場合、脳内で風景を描きます。まずは全景を大まかに捕らえ、触感をつかみ、それから細部の構成パーツ(素材)をイメージしていきます。抽象的な表現ですが、実際にこの作業の繰り返しです。

今回は一応クリスマスがテーマ。よくあるクリスマスブレンドは深煎りが多く、確かにこってり系のフレンチなどの洋食やバターやクリームたっぷりのケーキを食することが多いので、それに負けないしっかりしたコクということでしょうか?でもTIPOのクリスマスブレンドはベースをしっかり気味の味わいでおさえても、もう少し多重な味わいを醸し出したかった!定番ブラジルに隠し味にインドネシアマンデリンのコクをプラスし、それをモカのやわらかい爽快感で全体包み込みました。イメージとしてはブラジルとアジアが出逢ったカップルをブランケット(モカ)であったっかく包み込むイメージ……。そう、やさしくて濃密な三位一体な関係です。ロースト度合いを変えていますので、全体はツートーンカラーです。酸味と苦味がせめぎあうコクを演出してみました。さて結果はいかがでしょうか?TIPOの抱いた脳内の風景は皆様に少しでも伝わったでようか?

本日より豆売り(200g800円)、喫茶で提供いたします。週末のライブのワンドリンクでもこのブレンドが楽しめます。

そう、あと忘れないで!1周年記念がいよいよ近づいてきました!ライブの予約も受付中ですよ。
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2006年12月06日

カリブの島

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密かにデビューしていたドミニカ(商品名;カリブの島)を今後、定番ラインナップにいたします。麻袋には“CARIBBEAN PLEASURE”とあります。浅〜中煎りに焙煎するとやわらかい爽快感のある味わいが拡がり、やさしさ一杯の液体が楽しめます。店主は一口で好きになりました。

人の好みは様々です。お客様にコーヒーの好みを確認すると圧倒的に、酸っぱくないものとの答えが返ってきます。では酸味っていったいなんなんでしょうね?極端に煎りの深いものを除くと、基本的にはコーヒーには苦味と酸味のバランスを楽しむものであり、酸味こそコーヒー本来の味わいです。深煎りは深く煎ることで意図的に酸味を排します。深煎りを“モノクロームの味わい”と称した人がおりましたがいい得た表現です。対して酸味と苦味がせめぎ合うカラフルな味わいをモノクロに対して“総天然色”と呼びたいものです。色彩の中に身をゆだねると網膜に広がる風景は懐かしくも新鮮なはず?そう酸味には良質な酸味(喉通りの良さ、爽快感など)とそうでない酸味(酸化、腐敗など)があります。でもその人の苦手な酸味が古いコーヒー特有の酸っぱさなのか、味わいとしての酸味なのかは一義的に判断できません。嗜好品ゆえ、指向は様々であり難しい問題です。

さあ、酸味が苦手という方!騙されたと思って一度はお試し下さい。やさしく拡がる爽快感に身をゆだねて下さい。新しい世界が拡がるかも知れません。豆売り(200g900円)および喫茶で提供中です。

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余談ですが袋の裏面に偶然“TIPO”の文字がありました。どういう意味?でもそれだけでも何かしら親しみを感じます。
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2006年11月14日

ハ〜イ!ワタナベさん

僅かに生豆を残すのみとなったTIPOGRAFIA一番人気の「ワタナベさんのコーヒー」を本日焙煎いたしました。豆売り、喫茶で提供しております。豊中のワタナベフェチ(?)の方には朗報です。次回焙煎は未定なので売り切れないうちにお早めにどうぞ。ハ〜イ!ワタナベさ〜ん
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コーノによるコーノのコーヒー

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コーノ式珈琲塾関西教室のワンシーン。
コーノ氏によるコーノ式器具のコーヒーです。
嵐のような2日間も過ぎ去ると物悲しい気分です。次回開催は来年春を予定。しばらくはお預けですが、こうして関西教室を経て開業する人が実際に現れたらうれしいですね。
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2006年11月03日

KONO COFFEE DRIPPER MEIMON2

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先日速報でお知らせした名門ドリッパーセットのウインターモデル、キャメルカラー(カフェオレ色)です。1セットのみ入荷いたしました。グラスポット、名門フィルター、計量カップ、BOXを同色で統一しあったかい触感で、ペーパーはまろやかな味わいが楽しめるコットン製(これが意外においしいコーヒーにぴったりの紙です)。コーノ式器具マニアはもちろん、雑貨好き、コーヒー好きへのクリスマスの贈り物にもぴったりの一品です。価格は4000円(TIPOGRAFIAではコーノ式器具は消費税分サービスいたします)。さあ、早い者勝ちだ!(そんな、おおげさな……)
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