2006年04月23日

記録

もう20年以上続けている記録があります

几帳面なA型の性格が災いしたメモ魔、忘れずにとりあえず記録をとっておかないと気がすまない性分です。大学ノートに観た映画、読んだ本、行ったライブ、展覧会、買ったCDをすべてを表にして書き込んでいるのです。分野ごとにナンバーリング形式で日付と一緒に書き込んでいます。分類は「映画@映画館」「映画@TV」「DVD」「読んだ本」「展覧会・ライブなど」「買ったCD」と分かれています。お気に入り度合いや寸評が書いてある項目もあります。便利なところは1999年自分は何本の映画に費やしたかを正確に答えられる位でしょうか?

スケジュールなど生きていく上で必要な肝心なことを忘れることはまずないのですが、受容した情報の蓄積が弱いようです。例えば人の顔と名前(←本当に覚えない!)、映画や本のストーリー(←細部は覚えているのですが、全体の流れを良く忘れます。よって何度でも楽しめますね!)などはかなり怪しい記憶です。

記録の原型は多分本格的に映画を観始めた高校生の頃。ダイアリーにその日に観た映画をメモって半券を貼り付けていました。現在の分野別編集の形に落ち着いたのはもう少し後のことです。

毎年、年末になると厚めの大学ノートを買いに走り、1年分定規で線を引きます。これが年末の恒例行事ですね。「ああ、今年ももう終わりやな」といつも考えます。アナログからPCのデジタルデーターへの移行も考えましたが、使い勝手を考えるとやはり断念しました。例えば、映画を観た日はノートを開き、日付とタイトルと寸評をシャキシャキと記入します。この恐ろしいまでのアナログ感覚が肌に合います。


記録のための記録であるので、あまり振り返りません。時々調べ物のために読み返す程度です。「このCDはいつ聴いていたっけ?」「あの映画はいつ観たっけ?」という感じ。でも時折、記録を無意味に眺めていると「誰々と一緒にどこそこで観たな……」といった抑圧された記憶が表出してくることがあります。人は忘れていても同時に覚えているんですよね。

これは他人が見ても全く価値がない変人の賜物ですね。でもきっと死ぬまで書き込み続けるでしょうね。
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2006年04月22日

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肌寒い朝です。頑張ってアイスメニュー(COOL BLUES)をリニュアルしたとたん寒い毎日が続いています。ええかげんにせえちゅうねん!写真は昼前の壁の影法師です。時折、お向かいの酒屋さんの配達車のガラスの反射で陽の光が差し込みます。鯉のぼりのシルエットがいいですね。
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2006年04月21日

深読み

人は一生涯通して自分以外の誰の本心も知りえません。もちろんあなたが超能力者なら別ですが、コミュニケーションは常に一方的であり、隔絶された自意識のみが存在する、極めて孤独な世界です。だからこそ人は他人の言葉に耳を傾け、他人の行動に興味を抱くのです。だから間接的な情報からその人の心を想像するしかありません。そこで生まれるのが深読み

お店を始めて4ヶ月を超えましたが、まだまだお客様との距離感のとり方がつかめない時があります。お客様の来店動機はいろいろです。店主は決してそれを知りえません。以前にはカップに残されたコーヒーへの深読みについて書きました。来店されて最初に思わず深読みするのが、着席位置です。TIPOGRAFIA店内はカウンター5席、ホールには2人テーブルが2組と4人テーブルで合計13席となっています。混雑していない限り、お客様のお好きな席についていただいています。あなたならどの席に着きますか?さあ、ここで深読みが始まります!

お独りの来店の場合、心理学的な傾向として推測できるのは……

 @隅・端を好む(窓側など半分が壁面で守られている)
 Aパーソナルスペースを守る(人との間隔を空ける)
 B個人的世界を守りたい方はテーブル席を選択
 Cコミュニケーションを求める方はカウンター席を選択
 Dテーブル席では壁に背を向ける(壁で背後を守る)


一般的には@Aを無意識に選択しますね。これは敵から身を守る動物的な防衛本能であり、テリトリー意識です。これは深読みがなく安心です。

BとCの判断が微妙です。独りになりたい人でもカウンターを選択する場合もあればコミュニケーションを求めながらもテーブルに座る人もあります。TIPOGRAFIAはあまりベタベタな接客を得意としておりません。話術中心の芸人の様な接客は苦手です。とはいってはコミュニケーションを拒否するわけではありません。あくまでもコーヒーを提供とする影として存在しながらもお店の空気感を店主自らがかもし出さねばなりません。ここらへんのさじ加減が難しいのです。話をすべきか、ひたすら黙っているべきか?いつも自意識過剰に悩みます。一般的にはよいバーテンあるいはよい営業マンは7:3とか8:2とかでお客様に話をさせることがベストといわれています。確かにおしゃべり過ぎるバーテンの店は余り居心地がいいものではありません。また営業マンは苦しくなると一方的に喋りまくり、だいたいその時は結果(受注)は厳しいのが常です。語りと沈黙のさじ加減と相手の心のヒアリングが重要です。若輩過ぎる店主には奥が深すぎます。

余談ですが、同業者あるいはそれに準ずる視察目的の方は間違いなくカウンターのそれも店主の正面位置の陣取ります。これは何となく空気でわかりますね。

一番難解なのはDに反する事例です。そうです。わざわざテーブルでカウンター(店主)に対して意図的に背を向ける(壁に向かい合う)独り客です。基本的には動物的防衛本能で他人に背を向けることは避けるはずです。背後をさらしてまでもコミュニケーションを拒否する「私を独りにして!」というサインなのか?(←ありがちか?)それとも背を向けるほどくつろいで安心しているのか?(←ありえないか?)謎は謎を呼び、深読みがカラカラと音をたてて空回りします。でも真実は決して知ることがありません。

ということで本日のBGMはビーチボーイズの
  ♪“GOD ONLY KNOWS
でいきましょう。
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2006年04月18日

墓参り

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個人的な報告です。昨日、服部緑地の墓地に行ってまいりました。
TIPOGRAFIA改装前、ここはオーダーメイド婦人服のデザイナーのアトリエ兼住居でした。古くからの父の友人で幼い頃から家族ぐるみでの付き合いがあり、幼い頃に正月にみんなで鍋をつついた記憶があります。屋号は“CORO”でお店のSWEETS“TIPOCORO”のネーミングのモトネタです。数年前、オーナーであった女性お二人が相次いでお亡くなりになり、それ以来は空き家となっていたこの物件を店舗へと改装いたしました。そして昨日は命日にでした。

基本的に宗教の類とは無縁の人生です。でも徹底した無神論者というわけではなく、八百万の神をちょいちょいかじる程度で基本的には信仰には関心が薄い人間です。でも亡くなった人へ素直に手を合わせることだけは忘れないようにしてます。信仰心ではなく、素直に恩義に対する借りみたいなもんでしょうか?もっといえばその人のことをこれからも忘れないためには大切なことです。ともすれば流されがちな毎日の中ですが、自分が現在ココで店を開店できたことに対して素直に感謝しなければなりません。

写真は全く関係のないパリ、ペール・ラシェーズのジム・モリソンの墓です。10年位前、クリスマス前にフランスへ旅行した時に訪れました。ジム・モリソン、アンディ・ウォホール、ポール・ウェラーは20代初めに崇拝していたPOPアイコンです。ココは青さに決着をつける意味合いでも訪れなければならなかった場所です。この墓地にはショパンもイブ・モンタンもピアフも眠っています。恐ろしく寒い朝、メトロを乗り継いで人気のない墓地を探し回った記憶があります。ジム・モリソンの墓自体の記憶よりも、肌を突き刺す寒さの方が鮮明に覚えています。人間の記憶とはなんとも曖昧なもんですね。




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2006年04月12日

両親の作品

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《山崎直》の刻印を持つ木工細工の新作が届きました。今回は麒麟です。カフェスペース背面の飾り棚に置きました。原木の動きを利用した見事な細工ですね。店内の他の動物はもちろん、表の吊り看板、A型の立て看板、トイレ案内などすべてお手製です。我が父ながら本当に器用な人だ。

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ついでに母の作品です。TIPOGRAFIAのHPが先日公開されましたが、 コレは母のパソコン教室の課題です。ははは、正規サイトではないのでこれは非合法な海賊サイトですね!いやあ、がんばってつくっていますね。私にはとうていできません。

この年になっていまさらですが、TIPOGRAFIAは両親の愛に支えられています。あらためて感謝いたします。
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2006年04月11日

極めて不思議な昨夜の夢を思い出しました。

ジョアン・ジルベルトがコンサートリハーサルをその辺の事務所でやっていました。チャンチャンコが似合いそうな好々爺だったジョアンはギターを抱えて弾いていました。すると突然黒い虫の大群が襲ってきました。まるで手塚治虫『ミクロマン』の原作のような襲撃です。空を真っ黒とした虫が覆います。大混乱に陥った人々はあるものは建物の中へ、あるものは外へと逃げ惑います。逃げた先がなぜかボリビア。そしてボリビアを線路沿いに逃げているとそこは阪急茨木と繋がっていました。電車が不通のためそこから歩いて何とか実家へと戻ると、そこはファシズムに支配されており、捕らえれ収容所に入れられてしまします。

ここで朝を迎えました。寝覚めが悪くしばらく動けませんでした。この夢はいったい何なんでしょう?
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2006年04月05日

トラウマ

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昨日に引き続き、幼心に余りにも怖すぎてトラウマとなったモノを。

まずは梅図かずお『漂流教室』。どこかの病院の待合室で週刊誌の連載をリアルで読んだ記憶があります。後半の恐竜のテーマパークの場面で「ぎゃ〜!」「ぐえ〜!」という感じでショックを受け、すぐに単行本を買いに走りました。タイトルの意味が判らず『恐竜教室』かと思ってました。嘘でなくほんとの話です。全巻を読み終えてからは完全にトラウマですね。このまま大和小学校のように帰られなくなったらと真剣に恐れ、毎日下校時校門を出てようやく安心してましたね。

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次は映画『ソイレントグリーン』。まだビデオのない時代で小学生だったので当然テレビの「なんちゃらロードショー」で観ました。夜11時までの映画をなかなか最後まで観せてもらえず、いつも半ばで就寝を強制されましたがこの映画は例外でした。チャールトン・ヘストン主演のSF映画です。21世紀、人口過密で資源や食料が不足し、自然が破壊され、スモッグで煙る都市で人々はかろうじて生きています。そこは持つものと持たざるものが存在する社会。安楽死、食糧危機、環境破壊などでディストピア(ユートピアの反対)をテーマにした作品です。衝撃的なラストは幼心には強烈過ぎました。その夜はショックのあまりに一晩中まんじりともできず寝れなかった覚えがあります。
             カチンコ
実は2作品とも共通したトラウマを強いるのですね。それは
          
    未来に希望はない

という恐るべき事実。こっちはまだ小学生ですよ。希望とか絶望とか以前になにも考えず、ひたすらけなげに日々を生きていた頃です。これはやばい!少し刺激的過ぎます。人はいつもそうです。今日の苦しみも明日があるから生きていけます。過去にいろいろあっても明日があるから生きていくのです。平日の仕事がうざくても日曜日があるからがんばれます。未来への閉塞感は一番人を不安にさせます。不安は絶望につながります。両作品とも今、満ち溢れているものがなくなるという喪失感、特に食べる物がなくなってしまうという危機感(三大欲求といってもまだ小学生ですので性欲は除外すると一番切実な欲求ですね)が圧倒的です。ああ、ほんまに怖かった。でも人はこうしたトラウマを超え、生き続けていきます。やはりLIFE IS GOIN' ON!

位置情報最近、何かコーヒー屋のストアブログという範疇を遥かに逸脱している記事が多いような気がします。ま、いいか!それはそれで人生ですか!
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2006年04月04日

悪夢

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ジョン・コルトレーンと同い年になってもいまだに繰り返してみる悪夢があります。大学の試験の夢です。受験じゃなくて定期的な前期・後期試験の方。いつも電車に遅れて大学にたどりつけない、全く何も書くことができない、試験の時間を間違えた、単位が足らず卒業できないなどなどいつも夢の中で追い詰められます。もう卒業して十数年ですよ!ええ加減に勘弁してくれちゅうねん!
今朝も久しぶりに見てしまいました。全く書けずボロボロになって学食で飯を食っていると、もっともやばい電磁気(理系でした。そして最もトラウマ度の高い必須科目、初年度に受ける電磁気Tをひつこく再受講してました)のテストが明日だということを完全に忘れてました。やばい卒業でけへん!とまたあせります。何度目の卒業クライシスなんでしょうか?目覚めが悪すぎます。でも不思議なもので夢の中でこれが実は夢で自分は既に卒業して社会人だということをうすうすとは認識していながら、降りかかる火の粉の紅蓮紅蓮と焼かれます。完全に成長期における社会的トラウマです。きっと50、60歳になっても大学生の自分と一緒に苦しむんでしょうね。思えば、くそが付く真面目さだけで大した障害もなく乗りきってきた人生のケチの付き始めでしたね。どうにもならないことへの挫折感と厭世観に打ちのめされた人生の始まりでした。それでも人は生き続けます!LIFE IS GOIN' ON!


位置情報ちなみに画像はトラウマでなくて“TROUT MASK”です。
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2006年04月03日

うろうろ日記

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本日は定休日でした。陽気に誘われうろうろとお店巡りへ。
TIPOGRAFIAもご紹介いただいた『CAFE-SWEETS』の2店でコーヒー(カプチーノ)を。たまには他人の淹れたコーヒーもいいものです。ちなみにお店は本町界隈の“BAR PAPPA”と“CENTRAL BANCO”。どちらもILLYの豆で抽出、泡面にきれいな絵を描いています。手先の不器用なTIPOには到底難しい代物ですね(最初から放棄している!)。しかしカプチーノ二連チャンは少しきついかな。ついでに靭本町の“BOULANGERIE TAKEUCHI”へ。昔、バケットがすごくおいしかった記憶があるんですが、残念ながら見当たらず。バナナの菓子パン(写真参照・商品名と詳細は忘れました)とレーズンパン、胡桃の丸いパンを自分へのお土産に購入。まあ満足のいくパンです。

たまにはお出かけもいいもんですわ。営業中は行動半径がだいたい店舗周辺100メートル未満(純粋にライフと店の往復のみ)ですからね。
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2006年03月31日

MADE IN OSAKA

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開口一番、『MADE IN USA』は本文と無関係です。

TIPOGRAFIAで一番の働き者焙煎機“SOL”は大阪生まれです。
多分業務用小型〜中型焙煎機のシェアでは独占(寡占)している大阪の富士珈機販売株式会社製です。

なんと、浪速区生まれのコテコテの大阪人ですわ。

でも生粋の江戸っ子コーノ式(a.k.a.珈琲サイフォン株式会社)のちゃちゃが入ってますので浪速と江戸のハイブリッドともいえます。全く何のことか判りませんよね。焙煎機はオリジナル仕様を勝手の良いように改造して使用することがあります。例えばバーナーを増やしたり排気を強化したりします。“SOL”はコーノ式にかなりいじってあります。この辺のスペックうんちくは珈琲ハードコ派に任せておきますが、ぶっちゃけ誕生時の教育と環境が生涯の性格を決定します。

そう、機械だって性格があります


人見知りの激しい心をなかなか開かない釜もあればラテン系のテキトーな釜もあります。そして何が原因かは知りませんが機嫌の良いときと悪いときがあります。釜心は不可解です。釜心と春の天気は訳わかりませんわ。

TIPOの師匠であるコーノ氏とも飲み友達であり、いつもなにかとお世話になっております富士珈機販売の専務さんのブログです。ココをクリックしてね。身をもって収集してきた韓国や中国のコーヒー情報が面白いですよ。おすすめ!

        ↓気まぐれと称された“SOL”ちゃん近影

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2006年03月28日

思い出の味(続報)

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昨日のお好み焼き屋は法善寺横町の「三平」というお店です。思い出の中で幻と化したスジキムチライスをトッピングしたお好み焼きを楽しみました。ああ、こんな味だったんだ!と幻を壊さない程度においしかったですね。人は思い出の味にあえて対峙するか否かの2つに分かれますね。夢を壊したくないのであえて避ける場合もあります。現実はどうしても幻(イリュージョン)には勝てませんからね。なんでお好み焼きにライスやねんという突っ込みもありますが、これがやはり絶品です。一度挑戦してみてください。

東京本駒込の「八百コーヒー店」の店主夫妻です。2人はコーノ式珈琲塾の同窓で昨年5月にカフェを開店した大先輩です。結構目指すところ、そして日々の悩みどころは似通っていて、お2人の話は大変参考になります。ゆるゆる店舗運営の影の師匠です。遠くからの来店感謝感激!都営三田線千石駅真上ですので東京周辺の方々はぜひ行ってみて下さい。陽だまりのなかでたっぷりと本が読めるいいお店です。
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2006年03月27日

思い出の味

昨日も書いた様に、味覚は極めて個人的、主観的、相対的、感情的、環境的なものです。具体的な酸味や苦味といった情報より、「おいしかった」という思いのみが状況と共に記憶されます。誰と、どんな時、そんな心情で、どんな音楽を聴きながら、食べてたか?などなど。簡単に言うと思い出です。

多くのアメリカ人はJFK暗殺の日にどこで何をしていたのかを覚えているそうです。例えば9・11の日に何をしていましたか?自分は居酒屋で女房(元)の会社同僚と天満の居酒屋で刺身を食っていましたね。普段、あまり刺身を好まないのですが、めちゃうまかった記憶があります。ほろ酔い気分でテレビのWTCビルの映像を見ながら「火事?タワーリングインフェルノみたいやな」と。店の名前も魚の種類も忘れましたけど、9・11と刺身は常にリンクされているんですね。

今日は東京よりコーノ式珈琲塾の同窓生夫妻が大阪へ遊びに来てくれます。ベタですが、大阪といえば「お好み焼き」ということで道頓堀のお店に行ってきます。もう何年も行っていないけど、思い出の味です。

会社に入社したばかりで東京配属1年を経て、故郷大阪へ戻ってきた頃、当時の営業所の上司が同期を連れて「大阪一うまいお好み焼き屋へ連れってたるわ」と!でもあいにくその日は満席で別の店へ。結局食べたのはかなり後日だったけど、上司の顔とこの店は常にリンクしています。お店は結構気に入って、何かある度に誰かを連れて行ってました。女房(元)と一緒が多かったかな?でもある頃から何となく離れていきました。街中で外食をする機会が減り、お店も法善寺の火事で全焼したりといろいろあり、時間だけが流れていきました。

今晩、久しぶりに記憶に向かい合ってみます。別に避けていた訳ではないのですが疎遠になった分、どんどん美化された思い出の味に挑戦してみます。果たして結果は?
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2006年03月22日

MUIT OBRIGADO

昨日の祝日は多くのお客様にご来店いただき感謝いたします。御礼にDJAVANの“MUITO OBRIGADO”をマッキントッシュの最大音量でガンガン流しております(嘘)。
昼過ぎまではいつものようにまったりと文庫片手に過ごしていたのですが、突然炎のごとくやってきました。たまたま読んでいた文庫が加門七海『怪談徒然草』というのがまずかった。完全に頭が怪談モードに浮世離れしていたところへ、一気に多分17組31名様が短時間に集中しました。洗物が溜まり食器は足らない、豆がなくなる、オーダーが聞けないなど、お待たせしたり、対応が悪かったり、失礼も多かったことでしょう。この場を借りて深くお詫びを申し上げます。独りでの営業の限界ですね。13席ほぼ稼動していましたからね。商売を始めたとき可能な限りは、独りでやっていこうと挑戦いたしました。基本的には自家焙煎のコーヒー店は独りで営業可能です。それがどうしてもあかんようになったらそれが事業の次へのステップ(組織化)へ展開すべき時だと考えてます。現在はやんごとなき事情や瞬間風速でどうしようもない時は cafe CAMICA の方々にお手伝いいただいてます(これも心から感謝しております!)。店主としては、懲りずにまたお店に来ていただけるとうれしい次第です。

位置情報『怪談徒然草』は怖すぎる本です。苦手でないならどうぞお読みやす。
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2006年03月19日

タコの呪い

昨日はあせりました。触れてはいけない言霊“タコ”に接触してしまったのか4時前まで誰もお客様が来ず、真剣あせりました。やはり人には近寄ってはならぬ領域があります。言葉に出して発声したり、記すると本来単なる概念であったものが現実世界へ流入して、具象化してしまうのですね。これは呪いです。やばかった。でも夕方からは通常モードに戻りました。
   ↑
店主は神秘主義者ではありませんし、変な霊も見えません。占いもしません。TIPOGRAFIAはそういう店ではありません。一応冗談です(わかっとるか?)。
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2006年03月17日

庭は生きている

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裏の庭も生きているらしい。花が咲いたり、新しい葉が出たり。それだけです。落ちはないです。

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2006年03月16日

道楽

「この道楽モン!とっとと出ていきな!二度と敷居をまたぐんじゃねえよ」
「てやんんでい!こっちから願い下げだぜぃ!」

大阪の食道楽に対して京都の着道楽、神戸の履き道楽といいます。今日はTIPOの道楽のお話です。“きどうらく”といってもいろいろあります。

1着道楽……着るもんは最近は抑圧してますけどやっぱり好き
2器道楽……カップや食器など器好き
3気道楽……香りを売りにするコーヒー屋さんですので気体(ガス)好き
4記道楽……記されたものすなわち文字や文章・活字好き
5奇道楽……けったいなもん好きで人から変わってるとよく言われます
6喜道楽……喜びを嫌いな人はおらんでしょ
7聴道楽……聴くの大好き音楽好き
8輝道楽……映画は輝き(光)により平面投射(かなり強引)します

ここでネタ切れ。日本語は面白いですね。
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2006年03月15日

IT'S HARD TO BE A WRITER IN THE CITY

文章を書くことは難しいものです。何とか3ヶ月連続更新を続けております。ネタには困っていません。休みの日に電車に乗りながら瞑想していると結構でてきて、忘れないように映画館の席で手帳に書き込んでいます。どうやら自分自身、本当に“書くこと”が好きなようですね。長年の溜まり溜まった欲求が一気に噴出している感じです。反面、書くことの難しさを痛感しております。いろいろとね……。

@一人称
この雑文は一応「日記」という形式のはずですので、常に「私」の視点であるはずです。以前にも書きましたが、この一人称が難しい。「私」は固いので文体に合わないけど、「僕」は青臭い、「俺」は偉そう、「小生」は古い、「ミー」はイヤミやないちゅうねん、「オイラ」は真鍋かをりやないちゅうねんという感じで何を着ても肌にしっくりこないんですね。面倒なので(日本語の文章の特徴でもありますが)破綻しない程度に主語を省きます。省けない時は「TIPO」で。書き始めの頃は普通に「私」を使っていましたね。うむうむ悩みますね。

A時制
現在形と過去形の使い分けに混乱する時があります。確かに過去の出来事を述べているのだけど、現在形のほうがしっくりくることがあリます。言ってみればすべて過去でしょ!現在進行のことはキーボードを打つことのみです。「我思う故に我あり」で全ては「過去(幻)」で考えている自分のみが「現在(実存)」です。でも現在形の方が生々しく文章を構築しやすのですね。結局混じってしまいます。

B常体と敬体
一応、敬体「〜です」「〜ます」で統一しているはずです。でもどうしても語尾がリフレインされるのですね。プロの文章でも結構あるのですが、リズムが悪く、くどいので嫌いです。「同じ語尾のリフレインは2度まで」が我が家の家訓です(嘘)。体言止めをいれたり、常体を意図的に入れたりしてしまします。まあ、軽い雑文なんで許されるんですけどね。論文や理詰めのアジテーションなんかの場合は絶対常体ですね。偉そうに言い切って、力技で押し切るに限ります。

Cタブー
少なからず禁句が存在します。例えば、絵文字はココには似合わんでしょ!携帯メールならいざ知らず、ここでは不穏分子となりますので即刻摘発します。「(笑)」も今後やめます。村上春樹のエッセイにもありましたが、やはり避けよう、先日心に誓いました。もっともこれまでに何回は使ってますけどね(笑)。あと、さすがに放送禁止用語はやめておきます。結構口が悪いので日常的にはノルマンディー上陸作戦の波打ち際の銃弾のようにヒュンヒュンと飛び交う人なんですけど、大人ですので謹んで慎みます。

Dネタの選び方
毎日更新されることを前提としていますので、必ずネタに緩急を付けるようにしています。重い思いの話題で思わず魂が叫びったら、次は確信的にゆるゆるします。基本的にはコーヒーショップのストアブログのはずです。突き詰めれば販促目的ですね。でもギラギラして商売するのが苦手ですので、程ほどにコーヒーには絡みます。コーヒー屋のブログは豆自慢、理屈自慢に始終する人が多いので、面倒なので近づきません。コーヒーは話題のスパイス程度にとどめるのが我が家の家訓です(嘘)。世界は広く、無限の可能性に満ちています。映画も音楽も活字も写真もすべて人生の一部です。コーヒーから果てしなく無関係でも自分の中では確実に繋がっています。何でも楽しまくては損です!もらえる物は猫の死骸でももらえ、というのは我が家の家訓です(これは本当)。

今日は長くなりました、次回はゆるみますので安心してお付き合い下さいな。表題はブルース・スプリングスティーンの曲に似たのがありましたね。こっちは“saint”ですけど…。THE BYRDSの曲名で返します。SO YOU WANT BE A WRITER?
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2006年03月14日

君は完全に包囲されている!

雪しかし冬殿もしつこいお方じゃ。無駄にあがいてココで雪を降らしても季節は変わるのじゃ。おぬしは完全に包囲されているのじゃ。無駄な抵抗をやめてさっさと投降しなさい。あがいても老兵は去るのみ!

底冷えする本日は店内も静かです。お客様も眠っており、石油ストーブの前でひたすら待つのみ。コーヒーたてずに時がしんしんと音をたてています。
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2006年03月13日

名残雪

先週の暖かさから一転、突然雪になりましたね。梅田でも横殴りの雪が頬を打ちます。まあ、この季節にはよくあることで、まさしく冬の断末魔の叫びですね。でも単なる悪あがきですな。今年は強い強いともてはやされちょっと高飛車になっていた冬殿ですから……。でもうぬぼれるな!はっは、春がやって来ない冬はないのだよ!あがくならあがけ!君の時代はもう終わった!ということで表題の「名残雪」ですが、昨年の夏、1年間の東京修行を終え、大阪へ戻ってくる時、密かに感傷的に口ずさんでいました。♪「東京で行くレコ屋はこれで最後ねと、季節外れの出費が……」。コンプリートな阿呆ですな。
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2006年03月11日

猫は旅をしない

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あまり旅行をしません。もちろん人並みには、たしなんでいますよ。海外へは卒業旅行、婚前旅行(死語?)、新婚旅行、研修旅行などなど、あと国内も適当には各地を巡っています。でもあまり積極的に動かず、どちらかというと日常的なテリトリーを極めて大切にします。ひとつの町にへばりついて同じ行動を繰り返すのが好きなようです。そうです。猫は旅をしません。
              猫
飼い主と一緒に車に乗って旅をするロードムービーの主人公のような犬は容易に想像可能です。でも猫が旅をする姿はどうですか?かごに入れられ半ば強制的に移動させれている風景はよくありますが、旅を楽しんでいる猫は?常に犬が飼い主(主人)との群れを形成するに対して、猫は徹底して個人主義です。自分と飼い主は共生者(つれあい)かも知れませんが群れ(組織)ではありません。飼い主の都合で無理やり移動させられるのは苦痛以外何ものでもないことです。猫は自分のテリトリーの中で気まぐれのようで、実は極めて規則正しい生活を送っていると何かで読んだことがあります。朝にはココで水を飲んで食事、この時間にはココで瞑想(おひるね)、夜は猫集会に出席と、必ず決まったパターンがあるそうです。かたくななまでそれらの習慣を守ります。
              猫
TIPOの生活も基本的に同じです。平日は7時に起き、朝日新聞とMJを読みながら食パン1枚とコーヒーをマグカップ1杯。8時前には釜に向かい数バッチの焙煎を済ませてから開店準備。夜7時に店を閉め、かたずけを終えたら簡単な自炊で晩飯を済ませ、11時に寝るまではごそごそと時間をつぶす。定休日の前夜はレイトショーへ出かけ、月曜日は概ね映画館のハシゴと決まったレコード屋と本屋を巡る。こうしてあっという間に1週間は流れます。幸せなのか不幸せなのかいまいちよく判らないけど、当人はいたって満足してます。
              猫
基本的にどこの町に行っても、することは同じ。映画観て、レコード屋で餌をあさり、本を読む。後はうまいパン屋とラーメン屋でもあれば感度良好です。東京に長期滞在していた1年間も恐ろしい位に決まった場所しか行きませんでした。渋谷か新宿のディスクユニオンとタワレコ、映画館訪問を中心に休日は回っていました。東京タワーにも上野動物園にも浅草にも行かない。旅先でやることは、見事に本屋・レコード屋・映画館・美術館・カフェ・雑貨屋・スーパー(日常的な食品店)のローテーションのみですね。新しい場所(外)への好奇心より自分の興味対象(内)への好奇心が勝り、ベクトルが完全に内向してるんですよね。そういえば入社時に受けた性格判断の外向・内向が極端に偏向していました。全く持って、偏った個人主義で他人と無闇につるむのを嫌い、極めて友達の少ない人です。
              猫  
自分の興味対象を探し求めるための旅は平気ですが、純粋なる旅のための旅は苦手です。でも映画での旅、ロードムービーは大好きです。何といっても暗闇の席に座っていて旅ができるのがお得でいいですよ!
              猫  
猫を飼っていた頃、泊りがけの旅をほとんどしませんでした。1泊が限界、海外なんてもってのほか!猫のためか、単に猫を理由にしてるだけか?持って回った論説でしたが、結論は……

   猫は旅しない(猫は日常テリトリーを大切にする)           
               ↓ 
 自分は猫的な価値観を持っている(かつ共感する)人間である          
               ↓
       故に余り旅を好まない
posted by 焙煎師TIPO at 08:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記