2006年06月25日

通い缶

 「昔はどこでも通い缶の風習があったんですね。茶筒を持って近所のお茶屋さんへお茶っ葉を買いに行ったものです。」

京都の老舗の茶筒専門店で聞いた話です。
そこは成形の正確な蓋の密閉度の高さと使い込んでいくうちに材質が変色してなじんでくる茶筒で有名。何十年経っても壊れることなく、色合いが肌に刻まれた皺や年輪の様に時の経過を醸し出していきます。なんとも素敵なことではありませんか?

昨年の秋、この茶筒をぜひコーヒー保存容器に販売したいと仕入れをお願いいたしました。快諾していただいたのですが、開業のバタバタで未だこの夢は実現できていません。写真は代わりにTIPOGRAFIAで販売している保存缶です。

P1000815.JPG

余り大々的に広報していなかったのですが、コーヒー豆を購入の際、入れ物(缶・ビン)を持参いただいたら価格から50円引きしております。袋のパッケージ代を価格に還元いたします。何人かのお客様にはすでにご活用いただいています。先日、小さなお子様が缶とメモを片手に母に頼まれたコーヒーを買いに来た時は本当にうれしくなりましたよ。店主の世代は昔、カランカランと鐘を鳴らしながら自転車で売りに来る豆腐をボールを手に買いに走ったものです。今の子供たちにとっては、豆腐はプラスティックの容器でスーパーで売っているものかも知れません。
決してエコロジーを気取るわけではありません。概してエコもスローフードもロハスもある種の胡散臭さが付きまとい、余り好きになれません。でもどうせ捨てるパッケージを無駄にするよりも、通い缶を使い込んだほうがいろんな意味でやさしいような気がします。そして財布にも少しだけどやさしい!
もちろん、当店で販売している保存缶以外でも結構です。さあ!

        書を捨てて街へ!缶を片手にコーヒー屋へ

という気分です!

posted by 焙煎師TIPO at 11:46| Comment(0) | TrackBack(0) | お店
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