2006年05月26日

ジャズメンのボサノヴァ

毎年、この季節になるとボサノヴァのCDが再発されたり、定番曲を集めた新しいコンピレーションが発売されたりします。それを見ると「ああ、もう夏なんだ!」という気持ちがしかっりと蔓延しますね。でも夏といえば何でボサノヴァなんでしょうね?やはり海、水着、ビーチ、太陽とかのイメージが先行しているから?通年通してブラジル音楽ばかりを聴いているのであまり季節感はありません。今日は最近気が付いたジャズメンの意外なボサノヴァのお話。余談ですがジャズミュージシャンの意である「ジャズメン」という言い方は「サンビスタ」と同じ?

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マイルス・デイヴィス“QUIET NIGHTS”です。恐ろしいことにマイルスが“CORCOVADO”を録音していた事実に最近まで気が付きませんでした。CDを持っているのですから必ず聴いていたはずなのですが、得意の記憶隠ぺい工作によってコンプリートに抑圧されていました。そういえばタイトルの“QUIET NIGHTS”はそのままじゃないですか!なぜ気が付かなかったのでしょうね。録音された1962年はアメリカのボサノヴァの年。マイルスはギル・エヴァンスと組みコロンビアの要請で録音。後日、寄せ集めてアルバムとして発売されましたが、マイルス的にはボツだったようです。でも改めて聴くと決して悪くないアルバムなんです。短い曲ばかりで、ボブ・ドロウの唄モノが入っているなど、結構好きですね。深夜、音量を絞って静かに流すと心地よいアルバムです。

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続いてウエイン・ショーター“SUPER NOVA”です。ジョビンの“DINDI”を無茶なアレンジでカバーしています。10分近くの長尺ですが前半と後半はアフリカ的なパーカションをバックにブイブイとショーターが吹きます。はさまれる中盤にマリア・ブッカーのボーカルが乗ります。絶対曲が始まっても、唄が出てくるまでは“DINDI”と気が付きません。これもかつて聴いていたはずなのに全く覚えていないトラックです。よくよく考えるとバックにはチック・コリア、アイアート・モレイラが参加しており、後日ミルトン・ナシスメントと組むことになるショーターを考えれば結構ありがちな選曲です。「おっさん、無茶しとるやないけ。でもこれはこれでわるうないな…」というアレンジが大好きです。

余りにも多くのディスクを乱聴しているため、メモリー(記憶)がついていってません。何分、総容量には限界があるため、脳内で記憶隠蔽工作がしばしば行われます。でも時々、何かのきっかけで気が付いて掘り出し物として蘇ります。これはこれで結構楽しんでいます。
posted by 焙煎師TIPO at 11:09| Comment(0) | TrackBack(0) | musica
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