2006年05月25日

コーヒー屋はモノクロームの夢を見るか?

   映画『グッドナイト&グッドラック』

マッカーシー率いる赤狩り時代のアメリカ、CBSテレビの実在人物エド・マーローの物語です。どこまでもクールでスモーキーな映画ですね。

光と影のコントラストが明快なモノクローム映像が見事です。ここまでブラック&ホワイトが極端だとシルエット部分は完全に闇となり、シャツなど白い部分はハイキーに飛んだ面となります。極めてフォトジェニックな冷たい質感の映像です。映画のタッチと同様本当にクールです。実在するニュースフィルムと組み合わせるためだそうです。そしてスクリーンを越えて漂ってきそうな紫煙。タバコ!タバコ!これでもか!タバコ!という程みんなタバコをぷかぷか吹かします。見ていても、かなり煙い!そしてこれもまたクールです。抑制された内的な演技や極力説明を省いた演出も素晴らしい。

でもでも、時代と国を越えた日本の観客に「何か」を残すのは難しいかも知れません。訴求する共通言語が違いすぎます。そして最悪なのはホワイト基調のモノクロームに白の日本語題字幕がのっているため、全く読めない!会話の速度についていけず、ストレスが多い字幕です。何とかならんのかいな!

昔、普通の人の夢はモノクロームで、特異な人がカラーだとか聞いたことがります。でもほんまかいな?という感じです。視覚で認識している世界はカラーなのに白黒の夢なんて!その方がヘンな奴のような気がするのですけど。毎日、普通にカラーです。他人の夢の中は覗けないので真実は藪の中。
posted by 焙煎師TIPO at 14:24| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/717339
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック

■〔映画雑談Vol.20〕今年鑑賞したシリアス・タッチの映画たち
Excerpt: ―含、『グッドナイト&グッドラック』(2005/ジョージ・クルーニー)鑑賞プチ・メモ&more... ●5月24日(水) こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです。 ここ東京では、今日(..
Weblog: 太陽がくれた季節
Tracked: 2006-06-03 02:20