2006年05月18日

道場破り

時々、TIPOGRAFIAには道場破りの方がおみえになります(敬語は変だ)。

   以下の本文はセルジオ・レオーネのマカロニウエスタンの
   テーマ曲でも流しながらどうぞ!♪しゃららら〜ん!

店前に車を乗りつけ、テーブル席には眼もくれずに、まっすぐカウンター席の店主の前へ。素早くメニューでコーヒー豆を選びオーダー、そして沈黙。
無精ひげにウエスタンハットを目深にかぶったイーストウッドかリー・バンクリーフが無愛想なバーテンにウイスキーをショットでオーダーするといった感じです。カウンターはさながらメキシコ国境線のように、キッチンと席の間にピリピリ緊張が走ります。そして肉声が沈黙を破ります。
  
  「セロニアス・モンクのソロピアノあります?」

静かな戦いが始まりました。その手で来たか!くそ!ソロピアノ嫌いやし!モンクのCDはあんましねえぞ!秒単位の時間の中、脳内を思考が駆け巡ります。

  「トリオじゃ駄目ですか?」

再び、沈黙。切った張ったの一回戦は勝負があったようです。見事に負けました。そしてしばしコーヒーをすする音。

  「アート・ブレイキーのドイツのライブありますか?」

再び脳内に緊張が走ります。ドイツ?アート・ブレイキーはドイツ録音してたっけ?うううう?覚えとらん。苦し紛れに返答……

  「フランスサンジェルマン録音ならありますよ」

そしてターンテーブルにCDを挿入し、音を流しました。曲はご存知“moanin'”。

  「あ、それです!ジェルマンをジャーマンと読み違えてました」

今度は勝った!そして次の勝負はジャマイカモノの話題へ……。


カウンター越しにお客様とよくこんな会話をしています。まさしく音楽道場破りです。店主は雑食性でたいがいの音楽と映画なら誰でも話をあわせることができます。この前は、カウンターで突然『ぴあ』を開き「最近なんか映画観ました?」と映画道場破りのお客様もお見えになりました。類は友を呼ぶのでしょうか?あ、もちろんコーヒー道場破りの方も結構い多いですね。
posted by 焙煎師TIPO at 09:17| Comment(0) | TrackBack(0) | musica
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