2007年04月29日

アフリカは君に語りかける

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“キリマンジャロの雪”と“アフリカの叫び”“アイボリー(象牙)”と続くアフリカンコーヒーシリーズ、そして今回、堂々登場するのは………

  “アフリカは君に語りかける Africa talks to you”

です。まずはややこしいうんちく(データー)を最初に片付けておきます。

産地はタンザニア連合共和国、Mbozi地区の農園Kanji Lalji Estate。
赤道直下ですが昼夜の温度差がある1600メートル高地と肥沃な土壌、年間降雨量1200?oの恵まれた水と灌漑設備の農園です。一粒一粒丁寧に手摘みされた赤い実(完熟)を水洗処理、天日乾燥いたします。品種はブルボン系改良種N39。別名キリマンジャロフローラルグリーン。

……ということです。ちゃんちゃん!どうでもいいけど一応。

ネーミングの元ネタはもちろん、SLY & THE FAMILY STONE の名作『暴動THERE'S RIOT GOIN' ON』に収録の“AFRICA TALKS TO YOU (THE ASPHALT JUNGLE)"です。秀逸なタイトルが思わず期待を抱かせる名曲です。今回はスライのアルバムが一挙紙ジャケで再発されたことを記念して名付けました。パチパチパチパチ、ハレルヤー!

大学の頃に夢中になって聴いていました。ベスト盤をカーステレオ(当時はカセットテープ)で繰り返して流していました。同乗していたビートルズ好きの先輩が一言、

 「この音楽、なんかへんやで……」

と語りかました。確かに黒っぽくも、同時に白く、ロックもファンクもぐちゃぐちゃに混じりあった音は確かに変です。しかし一旦はまると麻薬のように抜け出せません。へろへろのオルガン、タイトなドラムに絡むチープなリズムボックスのぽこぽこ音、ヨーデルなヴォーカルなどなど、意味不明だけど同時にすげえええええええええええええええええ!と唸らせます。何といっても「音楽は幻想だ MUSIC IS A FANTASY」と叫んだスライです。頭の中の沸き起こる音をファミリー(バンド)で具象化していったのでしょう。エレクトリック時代のマイルス・デイヴィスが好きだったのもうなずける同時多発な脳内噴出系音楽感覚です。沸き起こる衝動を抑えられない人たちなんででしょうね。


当然、今回のコーヒーであるタンザニアとは何の関係もありません。タイトルや歌詞に関して、天性のコピーライターであったスライの名言をアフリカ繋がりでサンプリングしてきました。それだけ。

さて肝心の味わいですが、深入りでも力強い酸味を放つ柑橘系です。しっかりしたコクも口内で主張します。豆会社からの宣伝文によると、フルーツにようなさわやかさ、透き通った甘味、マイルドな口当たりだそうです。地続きのお隣さんケニアの新作“アイボリー(象牙)”にも似たタッチです。さあ、考えるな、感じろ!うんちくよりもカップを味わえ!とアフリカは語りかけます。今のところ限定入荷のリミテッドエディション。定番化にするかは未定です。喫茶、豆売り(200g940円)で提供中!
posted by 焙煎師TIPO at 15:35| コーヒー