2007年02月15日

PRICE

今日はプライスのお話。

関西人は安いことを自慢し、東京人は高いことを自慢するといいます。確かに関西人である自分も、日常的にすぐに値段のことを口に出し、何かにつけて頭の中で価格と価値を計算します。お客様とも「これはいくらいくらで、安くて使いやすいですよ」と素で話します。東京人からみると少しはしたないことなのかも知れません。

さて、お店であれ、会社であれプライス戦略はビジネスの根幹となるものです。当然、関西人的な、安い=「ええやっちゃ!」、高い=「なっとらん!」という単純な構造ではありません。安くても売れないものもあれば、高くても売れるものもあります。でも商品のサービスや質に差がない場合は競合と差別化を図る方法はひたすら価格のみ。体力勝負の持久戦です。

TIPOGRAFIAの向かいは、元々は一つの土地を二分割して、別々に時間貸し駐車場となっています。オープン時期がずれており、先発と後発の価格が異なります。一方には屋根があるなどサービス自体には一切差はありません。そのため(知らずに入れた一見さんを除き)圧倒的に安い方がいっぱい。2倍の価格差があるため、もう一方はかなり苦戦を強いられています。文字通り、「お客さんは現金やなぁ」と感じてしまいます。

さてコーヒーの価格はどうでしょうか?
開店前、基本となるコーヒーをいったいいくらに設定するのかには結構悩みました。作り置きしない一杯出し、フルサービスを基本に考えていましたので、セルフサービスの廉価コーヒー店と同じ価格帯では勝負できません。当然立地を考えると、回転数で低価格を実現することも不可能です。結局、拠り所にしたのは原価率うんぬんよりも自分の財布感覚です。「コーヒー1杯で500円はないやろ。300円は安すぎるしなぁ。まあ400円くらいかな?消費税込みで420円や!」と適当に思考していた気がします。一応分析すれば、コーヒーの場合1cc当たりの価格設定という考えがあります。TIPOGRAFIAの場合、200ccで420円なので、1cc当たり約2円です。セルフ店の場合、価格は190円で120cc程度の量ですので約1.5円となります。価格差はありますが、サービスや付加価値を考慮すると決して高いプライスではないのでは?ドリンクごとの価格設定(というより会計時のオペレーション)が面倒なので、個々の原価率は考慮せず、わかりやすく全て均一価格といたしました。さらには、一口サイズのお菓子を付けたり、いろいろな豆を楽しんで欲しいのでドリップコーヒーのお代わりが150円、エスプレッソは一杯じゃ悲しいのでお代わり付きなど、細かいプライス戦略を繰り広げています。………というより店主のお金にシビアなセコい感覚が現れています。

果たしてお客様のお手軽感に適っているのかは判りません。でも店主として本当に望むことは、プライスうんぬんよりも、プライスレスな“何か”をこの店で感じて、満足していただけること、そして再び来て頂けることです。一応これが言いたかったのです!
posted by 焙煎師TIPO at 10:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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