2007年01月28日

LIKE A ROLLING BEAN

ショーケースや台下冷蔵庫の隙間を掃除していると、しばしば失われ豆が発見されます。思わず、

「お久しぶりだね。キミはいったいいつからこの下で眠っていたのだね。」

と声を掛けたくなります。
円形または楕円の球面をしているコーヒー豆は当然転がります。ころころと彷徨い、暗闇に潜んだ黒い姿は迷彩のように溶け込み姿を隠します。そして豆たちは誰かに発見されるまで闇で悠久の時を過ごします。以前勤めていた会社でもそうでした。大掃除の時、スチール棚の隙間から年代モノが発見されました。

「先輩、見つけました!いい感じで干からびています」
「おお、今年はなかなか当たり年だね。これは20年モノのサントスだよ」
「すごい!先輩が入社した頃のですね。」
「そう、実は俺が煎ったもの知れんな。ほほほ、まさにお宝だよ(笑)」


何て会話が箒を片手になされたものです(嘘)
遥か彼方、世界の果ての樹で生を受け、長い長い旅を経てココで眠っていた豆に偶然再会するのは不思議な気分です。煎られて挽かれてお湯に浸され液体へと姿を変え、誰かを幸せにするのも、闇に潜んで再見を待つのも人生(豆生?)、運命は転がる豆のように彷徨い、翻弄します。C'EST LA VIE!
posted by 焙煎師TIPO at 11:17| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/3183476
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック