
ハモンドオルガンEDDY LOUISSとアコーディオンRICHARD GALLANOのデュオアルバム『FACE TO FACE』です。

タイトル通り、似たモノ同士の二つの楽器が向かい合って濃密な音を奏でます。オルガン好きであると同時にアコーディオン好きとしては盆と正月が同時にやって来たような(古い言い回し)気分です。どちらも単音でなくロングトーンが特徴の楽器です。一方がバックでロングトーンを奏でる上をもう一方がメロディーを乗せていきます。これが絶妙に馬が合うんですね。ドラムもベースもサックスも入り込む余地の無い二つの楽器だけで醸し出された世界です。定番“パリの空の下で”“I REMEMBER CLIFFORD”からネルソン・カバキーニョ、バーデン・パウエルのナンバーまでネタは様々だけど一貫した濃い音感は堪りません。