THE STYLE COUNCIL『CAFE BLUE』は魂の原典。
……余りにも思い出が多く、余りにも切なく、そして余りにも青臭い青春の思い出です。
THE STYLE COUNCIL(PAUL WELLER)はある世代(40歳前後)にとって必ず踏み進まなければならない地雷のようなものです。当時(当然、元号は昭和です)のある種の大学生(音楽が好き、映画が好き、活字が好き、アートが好きな自称オシャレなねえちゃんとにいちゃん!まさにかつての自分やちゅうねん!)であれば必聴でしたね。
当時はアナログ(LP)の時代です。アルバムはもちろん、12インチシングルを買いあさり、ジャケット写真に憧れました。WELLERの着ているステンカラーの白のコートが欲しかった。(何年か後、パリ旅行の際、似たようなマーガレット・ハウエルのコートで闊歩したという何とも恥ずかしい後日談もあります)。
MICK TALBOTのオルガンの音色が好きで、ブルーノートのオルガンジャズを聴き始めました。ソウルミュージック、フランス、ボサノヴァへの隠すことない青臭い愛情(オマージュ)に魅せられ、フェイク(パチモンともいう)から原典への旅を始めました。音のルーツを探す何とも芳醇な旅は15年以上経た現在もまだ終わっておりません。たぶんこれからも続いていくはずです。分野にこだわらず気分次第でいろいろな音をつづれおりの様に聴くきっかけもここにあります。
自作の8ミリ映画(もちろんビデオでなくフィルムです)のサウンドトラックにもこのアルバムから数曲使われております。懐かしいなあ!映画撮影の日々が昨日のことの様に思い出すのですが、ふとした時、もう15年以上の時間が刻まれている恐ろしい現実に気がつきます。
現在もTIPOGRAFIAのレコードラック(a.k.a.青春のアーカイブ)にはアルバムからすべてのシングルが収められております。
とうてい語りつくせない、文字通り「青」の記憶ですね。
2006年01月08日
この記事へのコメント
確かに ポール・ウエラーの体型とTIPO店主の体型は似てるかも。
Posted by CAMICA at 2006年01月08日 19:00
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