2007年05月16日

臨界点

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腐る寸前の果実や肉が一番おいしいように、成熟度が臨界点に達する時、一番の美味となります。例えばフランスの女優エマニュエル・ベアール。現在、まさに絵に描いた腐りかけの果実の様な色っぽさ。若い頃程、ぴちぴちに張り詰めていないけど、成熟しきった肉体の発するフェロモンは最高潮、近寄るオスを確実に惑わせます(京都三嶋亭の牛肉みたいなものか?)。食べ物や飲み物(特にアルコールやカフェイン)も同様です。摂取量が臨界点に達し、気持ち悪くなる寸前が一番気持ちよいものです。針が振り切る寸前こそ、幸せの最大。それを越えると、気分が悪くなり、オーバードース(摂取過多)に至ります。今日はいろいろな臨界点のお話。

最初は肉。
確かに時折「肉食いてぇぇぇぇぇ!」と発作の様に焼肉屋へ駆け込むことがあります。ガポガポ肉食うと、その時はしばし満足。しかし大量摂取した肉により、翌日、密かに血を汚された様な感覚に陥り、どんよりと体調が不良債権の様にだぶつきます。個人的な臨界点はかなり低く、最終的には摂取過多で腹を下します。

そしてコーヒー。
このブログを呼んでいる皆様はいったい1日あたり何杯のコーヒーを飲まれているのでしょうねぇ?私は概ね1日2杯程度、まずは寝起きの1杯は必須、プラス仕事中の気分展開の1杯かな。加えて仕事柄、焙煎した豆のカッピングテストは別途。コーヒー屋の梯子も同様に1日あたり2軒程度が限界?3軒目には少し気持ち悪くなり、他のドリンクに目移りします。店主の連れ合いはもう少し複雑で、ストレートコーヒーは1日1杯、甘々の混ぜ物コーヒー(フラペチーノやフレーバーラテなど)も1杯の合計2杯。総計が同じでもストレートで2杯は NO MORE BLUES だそうです。コーヒー屋の夫婦の癖に揃いも揃って余りコーヒーを嗜みません。

次は甘いもの。
糖分がもたらす脳内の「しあわせ〜!」という快楽は理解できるのですが、臨界点は人並み以下に低い様です。煎餅やポテトチップスなら1袋でもペロっといけるのですが、ケーキは僅かの量で、うっぷ………ですね。食べ慣れないのでいつまでも舌が肥えず、味覚音痴。対してケーキ担当のコーヒー屋女房はさすが、昼食代わりにパフェでも違和感なし。確かにカロリーは足りてんだけどね……。

最後はアルコール。
ビール中ジョッキ1杯が限界のだめだめ野郎です。それ以上の量は体温低下で寒くなり、すぐに眠くなります。さらには体調が悪ければ蕁麻疹が出て、気持ち悪くなりサルトル(嘔吐)します。臨界点の低さはどうしようもなく、基本的には神経がささくれ立った時に呑み、ひたすら眠るための物。一度位記憶なくしたり、二日酔いに成る程呑んでみたいものです。

対象が何であれ、腹八分目という言葉の通り、程々が一番なんですよね。吾唯足知な毎日でありたいものです。
posted by 焙煎師TIPO at 11:49| コーヒー