2007年04月12日

BONE & BARI

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焙煎を終え、開店準備。
まずはマッキントシュ(アンプ)の電源を入れ、ミキサーとCDプレイヤーを準備。そしておもむろにCDラックを凝視し、気まぐれと偶然でその中から1枚をピックアップします。すると、ラックから密かに、

「私を聴いて!お願い!POR FAVOR!」

と呼ぶのが聴こえるのですね。そして今日の最初の1枚がコレ、

CURTIS FULLER『BONE & BARI』

です。タイトルのようにTRONBONEとBARITONE SAXの5重奏(QUINTET)。
SONNY CLARKのピアノをバックに2種類の低音楽器がブリブリ唸る不思議な音です。


「なぜ君が今朝、僕をそんなに欲したのかは、おじさんには全く訳がわからないよ。でも偶然に彩られた出逢い、それも人生。まあ良しとしよう」


………とCD相手に意味不明の対話をしてしまいそうです。
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2007年04月11日

富山から愛をこめて

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以前にも紹介した富山の情報誌『Takt』5月号にTIPOGRAFIAをご紹介いただきました。特集「春の休日ドライブ計画」で安曇野、金沢、飛騨古川、氷見そして北摂への旅が紹介されています。

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迎える大阪勢はお馴染みのSHEEP★SHEEP、Bistro HIKITAなどなど、ご近所さんがいっぱいの誌面です。凱旋公演みたいな不思議な気分です。多分入手は困難なので店内でご覧下さい。
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2007年04月10日

カップリングパーティ

大概の情報誌にはカップリングパーティの広告が掲載されています。
面倒くさい、ややこしいと一生涯決して近づくことのない世界ですが、誌面を繁々と眺めてみると結構面白いものです。

単純にイベントの開催告知(時間や場所、参加費用などの告知)ではなく、ニーズに応じて、より細分化そして特殊化されていきます。例えば、年齢、職業、収入金額などにより対象がセグメントされ、需要と供給のバランスシートにより会費が決定。例えばあるパーティでは、男性が医師・弁護士・会計士などのスーパーエグゼクティブの場合、男性2500円の会費に対して女性10000円です。金額は料理や会場の対価でなく、場(さらには集客された人)への対価となるんですね。初めて知りました。

妄想は拡がります。もし、細分化と特殊化の果てに「自家焙煎店主限定」のカップリングパーティがあったらなら………。

それは誠に恐ろしい世界が繰り拡げられるのでは?参加者は皆、ヒゲ面にバンダナを巻いて、胸当て付きエプロンを着用。当然マイテイスティングスプーンを片手に、乾杯の後、ドリンクをチュルチュルもぐもぐと味わい、突然アロマだの、フレーヴァーだのうんちくを語り始める。さらに場が進むとコンテスト入賞だの、オークションだの、常温コンテナだのオレオレ自慢が飛び交う。なんともうんちくと業深いエゴに満ちた世界が展開されそうです。あああああああああ、恐ろしい。絶対近づきたくない。

他にも「ラーメン屋店主限定」なら「気合!」「根性!」と体育会系の罵声と脚蹴りが飛び交ってそうだし、「そば屋店主限定」なら参加者全員申し合わせた様に作務衣を着ていそうです。あ、当然すべて根拠のない勝手な妄想です。全くの事実無根の“PURE IMAGINATION”に過ぎません。そしてこの妄想が現実に成立の条件となる女性側のニーズが多分無い!いやきっと無い!妄想はどこまでも妄想から逸脱することは不可能です。所詮、悪夢は悪夢です。よかった。
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2007年04月09日

正しい休日の過ごし方

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TIPOGRAFIAは月曜日が定休日です。
当然、月曜日が休日(または休息)となるはず……がなかなか。

今日も朝一番で市役所へ保険の手続きに出かけ、その後は他のCafeを梯子。同業他店を巡るのは見聞が広がり、結構楽しいものです。その合間を縫って、仕入れやら、本屋やら、レコード屋やら、雑貨店やらをうろうろ巡り、夕方に予約を入れた店へと食事へ。あああ、気が付くとこれにて一日終了、タイムアウト。気が付くと歩き回って、時間が流れています。決して家でじっとしてません。これは正しい休日の過ごし方?

ほんとは映画館を梯子したいところですが、1本あたり最低でも3時間程度の時間の拘束を受けるわがままな相手のため、最近はかなり省略気味。というより物理的に無理です。そのため観たい映画が観れないままどんどん終わって、その屍の上にまた観たいけど観れない映画が積み重なっていき、死して屍拾うものなし状態と化しています(意味不明?)。店主の業深き三大欲求「映画」「音楽」「活字」の「映画」はかなり厳しい状況に陥っています。果たして「趣味 映画鑑賞」に未来はあるのか?
posted by 焙煎師TIPO at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | うろうろ

2007年04月08日

夢で会いましょう

春はなぜこんなにも眠いのだろうか?

圧倒的な睡眠欲の統治により、春の睡眠戒厳令中です。これにはどうしても逆らえません(この前は前日に10時間寝たのに、まだ眠かった)。確かに自分の場合、睡眠が不足するとてきめんに調子が悪くなります。睡眠が現実逃避を含んだ浄化機能を有しており、毎晩しっかりガス抜きしておかないとならないようですね。ああああああああああうううううううう(欠伸の音)。おっと、失礼。

そして夢も良く見ます。
日常の続きの様なミニマムからハリウッド映画のホラーもどき(ゾンビ物が多し)まで多彩な仕掛けに満ちています。当然総天然色。眠っていても、オールナイトで映画を観ている様で決して休まることはありません。しかし現実が込み入ってくると、さすがにややこしい悪夢と化すこともしばしばあります。先日も朝方の夢で、「ケーキセット、ケーキセット、ケーキセットが残ってる。ケーキセットを売らなきゃ」とぶつぶつ呟いていました。さすがにこれは目覚めても辛かった。

………ということで今日はケーキセットはちゃんと注文してね!残したらイヤよ!

近日公開の映画『恋愛睡眠のすすめ』に密かに期待。大好きな『エターナル・サンシャイン』に続くミシェル・ゴンドリー監督作品であり、主演はガエル・ガルシア・ベルナルとシャルロット・ゲンズブールです。予告編を観ていると夢の中で憧れの彼女と恋するというガエル君の情けなさが睡眠フェチ、夢フェチの私にはたまらない設定に、期待でパンパンに胸板が厚くななり、筋肉痛すら生じています。しかしながら、大阪では単館・レイトショー・1週間限定というなんとも不遇な三重苦な公開らしい。なんで?

あ、なんてことを夢を見ている暇はない!メニューのリニュアルを考えなきゃ。
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2007年04月07日

アントニオの唄

お待たせいたしました!
BRASILニュークロップスタンプラリー第四弾の登場です。
今回のネーミングはコレ、

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マイケル・フランクスの名曲がモトネタ、“アントニオの唄”。

農園主アントニオ・カルロス・ラッシ・ロペス氏のセーハ・ネグラ農園FAZ.SERRA NEGRA です。ブラジルでアントニオ・カルロスとえばJOCAFIじゃなくて、JOBIMしかありません。ははは、結構そのまんまの名前ですね。

2006年カップ・オブ・プログレッシ・セラードではウオシュド部門で2位に入賞しています。標高900メートルに位置するパトロシーニョPATROCINIOで生産されたトパージオ(黄)、カツアイ99の品種です。アントニオ・カルロス氏は高品質のコーヒー栽培の為に、作業の機械化と灌漑などの新しい技術を導入しながらも、果実の皮を有機肥料として活用するなど自然環境に適した栽培を進めています。結果、イタリアのロースター(illy)の品評会でも3回の入賞を果たしているそうです。

無意味なうんちくはこのへんで。
ネーミングのモトネタ“ANTONIO'S SONG”はアントニオ・カルロス・ジョビンに捧げた曲としてアルバム『SLEEPING GYPSY』に収録された名曲。でもオリジナルよりもずっと好きなのはこちら。

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UA『アメトラ』収録の日本語カバー(日本語歌詞も彼女自身によるもの)です。プロデュースとバックに憂歌団が参加しています。アコースティックギターの音色にメロメロになり、UAの声に寄り添う木村充揮のコーラスの絶妙な距離感にゾクゾクしました。これをシングルのB面(後のアルバムにも収録)で初めて聴いた時は思わずすげえええええええええええ!とのけぞり、狂ったようにリピートしていました。そして原曲に戻ったらあまりのちゃらいアレンジに失望した記憶があります。個人的にはAOR系のヌケの良すぎる音とアレンジが余り好きでないのです。完全にオリジナルを越えたカバーです。他のカバーも結構あります。

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ヘレン・メリルのブラジルアルバム『CASA FORTE』にも収録されおり、溜息のような声が意外にマッチしています。

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最後はドイツのトランペッター・ヴォーカリストTIL BRONNER『THAT SUMMER』のチェット・ベイカー系の甘いささやくような声がかなり心地よし。

あ、調子こいて忘れてました。肝心の味わいですね。中煎りであっさりと焙煎してみました。きれいに拡がる苦味が特徴です。酸味はほとんど感じられません。すっきりと抜けるのみやすい味わいですね。さらっっと飲めます。激しく自己主張する豆も良いのですが、時として少しだけ暖かくそしてやさしく包んでくれるストールのような味わいにはかないません。是非お試し下さい。本日より喫茶・豆売り(200g900円)で提供いたします。

これにて、スタンプラリー全5商品の4商品が登場いたしました。明日あたりにはリーチの方も登場するのではないでしょうか?うふ?
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2007年04月06日

雑記

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まさしく花冷え。
四月、桜は爛漫、近くの小学校では入学式が開催されていましたが、独り店で震えています。水出しアイスコーヒーが店頭デビューするやいなや、クールネスが寒気を呼んだごとくひえひえです。バンバン忙しくって、業務に追われていたら、さほど寒さも感じないのですが、静寂は寒さが心の奥まで染み入ります。外は豊かな日差しに包まれ、ぽかぽか陽気かも知れません。こんな日はぶらぶらと出かけたくなりますね。

先日、ネットで店名をお客様の公募で変更するというカフェを見つけました。なんと大胆な。面白いけど、アイデンティティに関わる部分ですから、小心者としてはそこまでは踏み切れません。やはりいじり易い部分と言えば、メニューですね。あれやこれやと妄想しているのは結構楽しいものです。思いを拡げ、変えていくべき部分と変えずに届けていかねばならない部分があります。TIPOGRAFIAが突然自家焙煎黒豆屋や中古レコード屋にはなりませんので、ご安心下さい。誰も心配しないか……。

今日は取り留めない雑文です。では明日にまたお会いしましょう。さよなら。
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2007年04月05日

コーノ式珈琲塾

コーノ式珈琲塾関西教室は次回は5月12日(土)と13日(日)に開催されます。現在申し込み受付中です。詳しくはココをクリック。

今回もコーノ式の総本山、巣鴨から河野雅信氏(珈琲サイフォン株式会社 社長)が直々に伝道に参ります。コーヒー好き、カフェ好きから店舗開業希望者まで幅広くずいずいと参加者を募ります。さあ、来たれ!
posted by 焙煎師TIPO at 10:44| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー

CHANGES

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DAVID BOWIEじゃなくても「チェ、チェ、チェ、チェ、チェインジーズ!」と唄いたくなります。季節が変わって、TIPOGRAFIAも変わります。

連休までにメニューをサマーシ−ズン向けを中心に全面刷新します。開店以来、マイナーチェンジを繰り返してきましたが、今回は革命です。多少の投資も覚悟の上で大きく見直します。そのため、日々葛藤を繰り返してます。何とか、間に合わせたいものです。
posted by 焙煎師TIPO at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | お店

2007年04月04日

PARIS JE T'AIM

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映画ネタ続きで公開中の『PARIS JE T'AIM』。

18人の監督が綴る5分間のパリの物語です。スクリーンの前で2時間を過ごした後、きっとパリに行きたくなるはずです。フレンチコンプレックス(おフランス至上主義)は未だ完治せず、麗しきフランス映画の香りを嗅ぐと、血が騒ぎます。ラブストーリーからホラー、社会派ドラマまでジャンルレスの一発ネタ連発です。まさに短編映画の醍醐味。ワールドワイドな監督セレクトですが、パリへのいろいろな屈折した思いが面白い。いやあ、フランス行きたい!
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2007年04月03日

フランシスコの2人の息子

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ブラジルでは興行成績の新記録を樹立する大ヒットを記録したという『フランシスコと2人の息子』です。ブラジル絡みということでしっかり勉強してきました。

貧乏な農業・酪農家で子沢山なフランシスコの息子たちがミュージシャンとして成功していくという実話、ゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノの物語です。これがベタベタ。いつもラジオから流れる音楽を聴きながら、息子の成功を夢見る父、そして食うや食わずの一家がなけなしの金で買ったアコーディオンとギターを託された息子たち。「お母さん、お腹すいたよー」という苦労話です。実話なんだけど、ベタでどうしようもないステレオタイプなサクセスストーリーです。う〜ん、困った映画だ。

彼らの音楽のジャンルはセルタネージョ(SERTANEJO)というそうです。ブラジル内陸部の牧畜業の人から発生したムジカ・カピネーラをルーツとしたアメリカで言うカントリーミュージックです。恋愛や日々の生活を切々と唄う歌詞といい、ベタなメロディといいいまさしく「演歌」です。ただ、遠い異国の地に住む日本人の心に何かしら染み入るかといえば???

つくづく音楽のルーツは「階級」です。基本的に、音楽は広義でTRIBE(族)と呼ばれるものから自然発生していくものです。古くは部族に古より伝えられた祭りのリズムであり、国家が誕生し、階級社会が発生した後はその階級に属する人々のアンセムとして誕生しました。アフリカから奴隷として北米へ連れてこられた黒人の日々からしかBLUESが誕生しえないように、特定の階級に属した音があります。黒人霊歌からソウルやジャズが、NYのハーレムからラップが、ロンドンの労働者階級からパンクが、リオの中上流階級の若者からBOSSA NOVAが誕生したように必然的な背景があります。ただ、後々その音楽が広域化、産業化していく過程で本来のルーツを無視して汎用化されていきます。そして日本人のラップやスウェーデン人のBOSSA NOVAなどなど、世界的な規模で多くのフェイクを生み出します。

セルタネージョはブラジル国内で最も人気のあるジャンルであり、CDセールスでも多くのシェアを占めています。これを自分たちの唄と感じるにはブラジル内陸部の「風景」が必要なのかも知れません。でも、そこに属していない自分には遠く曖昧な音です。そして映画もまた曖昧な風景を漂います。
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鯉のぼり

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今年も昨年に引き続き、鯉のぼりの木工作品を販売したします。

店内の木工動物を手がけた山崎画伯による手作りです。一点ものですので全て形が異なります。部品は差込式ですので、シーズンが終わって片付ける時はバラバラにできます。2品限定、3600円也。

気が付くと、1年が経っていたのですね。そういえば、連れ合いと付き合い始めたのもこの季節。♪時間と言うものは…………!と唄いたくなります。
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2007年04月02日

1GD$

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食べ物の価格を比較するときに使うのが“GD$”と言う単位です。チョイ気取って“ゲードン”と読んでください。

1GD$は日本円で300〜400円に相当いたします。例えばカフェでケーキセット800円を注文した場合は約2GD$となります。そして、

 「このケーキとコーヒーは牛丼2杯分か……」

と脳裏によぎるのです。そう“GD$”は牛丼1杯分の価格に相当する金額です。私は、なぜか対象が食べ物なら、すぐに牛丼の杯数で割り換算する癖があるのですね。

 「なに!この小さなチョコが牛丼7杯分?ガッデム!なってこったぃ!」

とすぐに反応してしまいますが、もちろん服や本にはこの単位は使用せず、外食など同類(食いもん)対象に限ります。「何と、牛丼1年分(365杯)に相当するセレブなスーツだ!」とは言いません。

牛丼好きです。確かに良く食ってました。外回りの仕事中、時間がなければカウンターでかけ込む。仕事終わって、9時過ぎると下戸が飲まずに飯だけを済ませる店は牛丼屋くらいしかないのでいそいそ出向く。そんなこんなで週に何度も。寂寥感一杯で何かしら悲しいけど、まあこれも人生と、開き直ってまた牛丼屋へ。何しろ、「油」と「砂糖」と「だし(うまみ)」はヒトが生理的においしいと勝手に感じる三要素であり、「もっとおいしくなりたい!」というジャンキーのような中毒性を引き起こします。三要素を三位一体で体現する牛丼には逆らえません。こうして刷り込まれたトラウマのおかげで何でも牛丼換算してしまいます。

1牛丼(GD$)の価格は変丼相場制のため、時代と共に変化いたします。私が大学の頃は300円、いつしか400円に上昇しました。しかし牛丼価格破壊の勃発により、デフレ化して300円を切る価格まで下落。その後のBSE騒動により、基準となる牛丼の流通中止と言う前代未聞の事態に陥り、混迷の時代を迎えましたね。最近の動向では概ね400円前後を推移しています。丼高、丼安など、景気と外食産業の価格変動の余波には“GD$”も決して逆らえません。ボブ・ディランじゃなくても、時代は変わる!

TIPOGRAFIAのコーヒー1杯の価格設定はこの1GD$に起因しています(嘘)。でも東京で1杯600〜700円もするコーヒーを見ると、「なんじゃ、これわ〜。コーヒーが牛丼2杯分??」と叫びたくなります。さあ、皆様も“GD$”単位を導入してロハスでエコな生活をおくりましょう(おくれないか?)。

同様に非食物の換算単位としては1CD$があります。日本円で2000円相当かな。使用方法としては「CD5枚分のTシャツ!なめんじゃねええええええ!」という感じです。
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2007年04月01日

カルロスの丸い豆

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BRASILニュークロップスタンプラリーの第三弾登場です。

今回は2006カップ・オブ・プログレッシブ・セラード・ウオシュド部門堂々第一位入賞のエストレーラ?U(農園主カルロス・ピッシン)、命名は……

        カルロスの丸い豆

となりました。そう名の通り、ピーベリー(丸豆)です。普通コーヒー豆は実の中に平豆(フラットビーンズ)2個向かいあっていますが、一部分割されずに丸いままで成長したのがピーベリーです。貴重品であるが故に珍品(悪く言えばゲテモノ)扱いされたきた感がありますが、河野雅信氏の説によるとで二つに注がれるはずの栄養分を一粒でまるまる吸収するため、正常に二分割された平豆より栄養分が豊かな豆となるはずです。それを実証するがごとく最近のコンテストではピーベリーが上位入賞してます(もちろんカッピングは完全にブラインドで先入観を排して実施)。結果、にわかピーベリーブームかという位いろいろな国からの豆が出回っています。

カルロスさんが栽培した丸い豆というツイストのないそのまんまな商品名です。今回、5農園を一気にネーミングしなければならないため、ヒトヒネリが尽きました。一気に五つ子が誕生したお父さんが、面倒なので一郎、二郎、三郎………五郎と我が子をナンバリングしたような気持ちです。まあ、名は体を表すと言う言葉の通りです。しかし、じっくり丸豆を見つめているとなぜか緊張します。生物の卵を思い起こすからでしょうか?生命の源を厳かで容易く近寄りがたい感があります。

カルロスさんは19世紀末、ブラジルへ移住したイタリア系移民の家系です。コーヒーは神と家族に次いで大切なものであり、高品質のコーヒー栽培と生産者への援助を第一と考えています。さとうきび栽培の経験を経て、セラードエリアにおいて、農園経営とコンサルタントを行っています。高品質なコーヒーは樹によって決定され、バランスのとれた豊富な栄養分が均等な成熟と糖分の集中を導き、自然な味わいを生むそうです。コンテスト入賞のコーヒーは1180メートルに位置するCORMANDELで生産されたブルボンアマレロ(黄)のピーベリーをWIN'DRY(風干し)で処理。

………なんのこっちゃとここまでお付き合い頂いた方に感謝いたします。要は机上の理屈より、目の前の味わいなんですよね。絵に書いたどうしても餅は食えぬ!豆が小さいだけに、焦げやすく焙煎には気を使います。弱火でじっくりと水分を抜き、最後まで煽らずガスを絞り気味で中煎りに焙煎いたしました。照りも出て、いい具合に仕上がっています。さあ、カップです。この瞬間が一番心躍る瞬間なのですね。店主のみが味わえる密かな楽しみです。ふむふむ。苦すぎず、酸っぱすぎず、でもいい具合に苦味と同時にさわやかさを感じさせます。うまく、すっきりとヌケます。ゴクゴク!あ、全部飲んじまったぜ。カップの残り香が絶妙に甘く過ぎ去った液体の名残を伝えます。やっぱり、ブルボン大好き!これも結構お気に入りです。飲みやすく皆様にもお気軽にお奨めできる性格の良い子です。さあ、皆様もTIPOGRAFIAでお試し下さい。

本日より喫茶および豆売りでデビューします。豆は200g900円也。これにてスタンプラリーキャンペーンが三つ出揃いました。残り二つも期待期待。
posted by 焙煎師TIPO at 12:42| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー