2007年03月25日

フェレーロさんのブルボンコーヒー

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BRASILニュークロップスタンプラリーの第二弾が登場しました。

今回は2006カップ・オブ・プログレッシブ・セラードウオシュド(水洗式)部門8位に入賞のパンタノ農園です。農園主はワグナー・クリヴェレンチ・フェレーロさん。そしてネーミングはそのままずばり………

   フェレーロさんのブルボンコーヒー

です。今回はヒネリのない直球なネーミングですね。
ブルボン種はティピカ種と並んでコーヒーのルーツに近いクラシックな品種です。インド洋に浮かぶフランス領だったブルボン島(現 レユニオン島)がルーツと言われております。改良されたハイブリッド種よりもオールドスクールなティピカ、ブルボン好きの店主としては期待大です。ちなみにバーボン酒とは同じスペル“bourbon”でフランスのブルボン王朝の名に起因しています。酒とコーヒーを巡る奇妙な偶然です。

農園主であるフェレーロ家はコンテスト連続にも入賞している一家であり、実は珈琲サイフォンの契約農園でもあります。毎年、高品質のコーヒーを生産するイタリア系三世の頑固なオヤジに惚れ込んだ河野雅信氏の特注でナチュラル式のブルボン種、水洗式のムンドノーヴォ種など、青田買いで契約し、実は当店でもブレンドの素材やストレートとして使用しています。

  「よ、ワグナー!ど、儲かってまっか?今年の出来はどないなん?」

とベタな挨拶を交わしたくなるようなお馴染みの農園ですので、まあこのオヤジのコーヒーなら間違いないと焙煎前から期待してます。標高1200メートルのPatos de Minasで栽培されたブルボンアマレロ(黄)をWIN'DRY(網状の高い台にのせ、風干しで自然乾燥する方法)で丁寧に処理されています。

さて今年のブツのお味の方は?
ニュークロップというもあり弱火でじっくり水分抜きを行いさらっと中煎りでしあげました。テカテカとうまそうな豆面です。絶妙な甘い香りに包まれまったりとした苦味が静かに拡がります。やはり期待通り、絶品です。まろやかな味わいは強く主張しないものの、やさしく包容してくれます。個人的には「ガルシアのブラジル」よりも好きかも知れません。この辺は比較は個人の好き嫌いの趣向の次元となります。ひとくくりでブラジルコーヒーといっても生産者によって全くといって良い程味わいが異なります。いろいろな豆を楽しみ、自分好みの豆を見つけて欲しいのです。今回のスタンプラリー実施の真意もそこにあります。

本日より豆売りは200g900円と喫茶で提供しております。あいにくの天気ですが、今日ご来店いただき二杯楽しむとスタンプラリーが一挙に2ポイント溜まります。あ、これは当たり前のことですね。
posted by 焙煎師TIPO at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー