2006年12月20日

コーヒー屋に必要なもの

TIPOGRAFIAは間違いなくコーヒー屋です。
多分、自家焙煎(コーヒー専門)店という業態のはずです。

度重ねてこのブログで主張していることですが、この業態の持つ独特の固定観念が好きでありません。それは臭いといってもいい独特の空気感です。そのため店を構築する際、自家焙煎的な要素を否定することから進めました。我ながらどうしようもないへそ曲がり性向ですが、DESTROYとBUILDの方法論です。

まずは自家焙煎店的要素を廃することです。例えば……
 
  コーヒーのドンゴロス(麻袋)
  木樽(ブルーマウンテンのフェイク樽)
  壁に並んだコーヒー保存ビン
  丸太・山小屋風の内装
  カントリー調の内装
  黒&ダークブラウン
  髭&バンダナのマスター
  胸当て付きのエプロン
  コーヒーうんちく

などなど。なぜか自分の中の勝手なイメージではこれらが凝固しています。近寄りがたい要素となっています。徹底した抽象的な項目の否定後、さらに自家焙煎店には絶対ない要素の導入とさらに否定を繰り広げます。例えば……  
     
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CDJもターンテーブルもマッキントシュもコーヒー屋に必要ないものです。合理的資本投下を考慮すると「止めなさいよ!そんな無駄なことをしてぇ」と諭されそうです。でもTIPOGRAFIAは店主の妄想を具現化したような店です。一見無駄としか思えない要素も必要不可欠なものとして自己完結しています。そして無駄が生み出すゆらぎこそこの店に求めるものです。毎日、CDJもマッキントシュも焙煎機やミルと同等にお客様のために稼動しています。活躍分野は違えども大切なお店をつくりあげる要素です。

……なんて、ぶつくさ偉そうなこといてますけど、ほんとは長年の夢であったオーディオ機器を店という大義名分にかこつけて導入しただけなんですけどね。
posted by 焙煎師TIPO at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | お店