2006年12月15日

パーソナルエンボッサー

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TIPOGRAFIAで豆売りの際に使用している商品タグ(荷札)です。画像ではわかりにくいかも知れませんが、エンボス状(凸凹)の店名が刻印されています。周囲に店名とショルダー、同心円の中心には焙煎機の名前“SOL”とあります。これを刻印している優れものがパーソナルエンボッサーです。

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偶然これを見つけたのは机の中、亡くなられた元住人の遺品です。ビビっときてお店で使うことを思いつき、早速取り扱い店を探しました。そもそもこの器具の呼び名を知りません。文房具店や判子屋に口答でこんな、あんなもので……と説明を繰り返すのですが所在不明。いったいどこに?開店直前に半ば諦めていた頃、偶然東急ハンズで発見しました。実はその名をパーソナルエンボッサーというそうです。本体を購入後、刻印(判子)の部分は申し込み葉書に記入して送れば、後日郵送されてくるようです。多分アメリカ製。挟み込み軽く押し付けると、手紙、書面などに凸凹を刻印できます。(表面の凹凸加工をエンボスというそうです)。結構お気に入りで、豆売りのタグに日々刻印しています。

実は、他にも前に住んでいた方の残していった食器、什器、装飾品などをそのまま店で使用しております。必ず物にはその持ち主の何かしらの思いが詰まっています。お亡くなりになられた二人の女性の選んだ物たちが過去から今へと密かに息づいています。決してその人のことを忘れたくないために、そして日々薄れゆく記憶と戦いながら、そんな物を手に取り思いを時々馳せるのです。
posted by 焙煎師TIPO at 11:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記