2006年10月20日

ワタナベさんのコーヒー

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多分TIPOGRAFIAの一番人気のコーヒーです。
そう、老若男女問わず愛されている「ワタナベさんのコーヒー」はしばらくお休みいただきます。

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コーヒー豆は農作物です。同じ農園で同じ人が同じ品種を育てていても毎年違った味わいが生まれます。無責任なようですが、自然を相手にしている以上、収穫毎に品質の当たり外れが伴い、同じ味わいは決してありえないでしょう。

実はこのコーヒーは店主がブラジルへ訪問した2004年秋に収穫されたものです。そう、ちょうど2年の時が流れているのでオールドとかパストクロロップと呼ばれる類です。ニュークロップ至上主義者が蔓延っていますが、実際の評価は焙煎・抽出されたカップにこのあるはずです。確かに収穫してすぐがうまいコーヒーもあれば、少し枯れた頃合に絶妙な味わいを醸し出す豆もあります。一概にニュークロップにあらざるはコーヒーにあらず的な原理主義にはうんざりします。

店主と「ワタナベさんのコーヒー」との付き合いは長く、ニュークロップとして入荷した頃から焙煎しています。ははは、その頃は極めて性格が悪かった。いや本当!うまく煎りあがらずかなり苦しめられました。でも一緒に時を経て、お互い少しは心を開き、枯れた関係になってからはほとんどあうんの呼吸です。不思議なモンです。

あまりの人気の高さから、最後の1本を麻袋単位(60キロ)で仕入れたのですが、いよいよ数キロを残すのみとなりました。予約を承っている分を考慮すると、来月以降に何度か焙煎すればもはや完売です。コンテスト入賞の限定品のため、販売元にも在庫はなく、多分これで本当におしまい!さよなら!

ということで勝手ながら、しばらくお休みいたします。何かの折に時々登場しますので「ワタナベさん」ファンは期待してお待ち下さい。

後継として、同じ日系ブラジル人フェリクス・ミヨシ・シモコヤキ氏の「ミヨシさんのコーヒー」と味わいが似通ったコレもまた絶品の「アメリアのブラジル(アプカラーナ農園)」を用意いたしました。こちらもぜひお試し下さい。なかなかあなどれない美味さですよ。
posted by 焙煎師TIPO at 12:37| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー