
あるMIX-CDで聴いた
THE DIANE MARINO QUARTETの曲につかまり、余りにも泣けてくる素晴らしい曲なので何度も早送り・巻き戻しを繰り返して聴いていました(MIX-CDなので個別トラックがふっておらず、アナログに頭だしするしかないのです)。曲はどうやらJOAO BOSCOのカバー“
INCOMPATIBILIDADE DE GENIOS”。そういえばアルバム『GALOS DE BRIGA』『NA ESQUINA AO VIVO』に収録され、棚にもありました。
いつもながら何で気が付かないのでしょうね。何度も聴いている曲なのに、
ある日突然として心をわしづかみにされる。この人の曲はリズムがクリアーなのに思わず口ずさんでしまうメロディがあり、本当にいい曲です。一旦はまると最早抜けられません。先日は“
BALA COM BALA”に囚われの人になりました。
DIANE MARINOはジャズ畑のピアノ・ヴォーカリスト、ルックスはライザ・ミネリ(古い映画ファンしか判らん?)のようなお姉さんです。編成はサックス(フルート)を含めたクアルテットで、マイルス・デイヴィス、チャーリー・パーカー、ベニー・ゴルソン、ホレス・シルバーといった王道の曲に加え、ジョビンもカバーしています。やはり白眉はM-2のJOAO BOSCOのカバー。原曲はギター中心の音数の少ないアレンジですが、くさいサックスとベタなピアノにポルトガル語の唄が乗り、間奏部分のピアノソロの転がるメロディにはクー!と泣かせます。確かにMIX-CD映えするキラーチューン!
メロディアスで意外な名曲のカバーでもアーティストは全く無名と選曲者の冥利に付きます。
などなどと思いを馳せていたらディスクユニオン通販から忘れた頃に届いた
DON WILNER『FIGMENTS OF MY IMAGINATION』にも同じ曲が入ってました。おおおおお!何というシンクロニシティ!これだからレコ漁りが止められません!こちらはギターとピアノのアレンジで同じく女性ヴォーカルが乗ります。かなり似た感じでこれもいいねぇ!
posted by 焙煎師TIPO at 16:14|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
BRASIL