アホアホ映画です。
それを前提に楽しみに行くのがB級映画好きです。
WEBのレビューではかなりボロ糞ですが、結構いけます。結構楽しみました。
シリアスなパニック映画なのに変な笑い満載で確信犯的にリズムを外しています。でも典型的な怪獣映画として、娯楽作品としても成立しており、そんなひどい映画ではないはず。
いくらでも深読みも可能です。初代の『ゴジラ』が明らかに「核(兵器)」への恐怖のメタファーであった様にこの映画の怪獣は露骨な「アメリカ」への揶揄の様に感じたのですが??韓国の政治・経済状況、米韓の力関係には無知ですが、何かかなり露骨に感じるんだけどね。その証拠に怪獣のアップのショットで尻尾の裏にちゃんと「MADE IN USA」とありました(当然嘘!)。でも実際、怪獣を生み出したのは在韓米軍の毒物垂れ流しであり、情報のミスリーディングと称して内政をかき乱したあげく、大げさな最終兵器を他国に導入するアホアホアメリカ万歳という感じです!そのアメリカの象徴であるアホアホ怪獣に向かって、断絶された韓国ファミリーが一致団結して、人民のシュプレプヒコールの中、火炎瓶投げて、ゲバ棒でどつき、矢を撃ち、戦う映画です。これって深読みしすぎ?
動物パニック映画の王道『JAWS』の様に、前半怪獣の姿を映さず、観客を引っ張るタイプの映画ではありません。開幕15分でたいした説明も無く、いきなり怪獣は暴走します。この潔さ!でも後半が少々だれるのでもう15分切るとテンポ良さは抜群なんだけどね。
個人的には韓国俳優で唯一名前と顔が個別認識できるぺ・ドゥナを眺めていました。彼女のへちゃむくれさ加減が結構好きです。
もう一度!侮れないアホアホ映画です!
posted by 焙煎師TIPO at 11:16|
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