2006年07月04日

イルガチェフのモカ

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本日より発売開始したモカのニューフェイスです。

実は先日島根のCAFE ROSSOで買ってきたモカイルガチェフが思いのほか気に入り、この味わいの秘密は豆の素質か?焙煎か?と好奇心がひしひし募り、少量ですが思わず仕入れてしまいました。プロのコーヒー屋というより一人のコーヒーマニアとしての虫が騒ぎます。これをアマチュア的プロフェショナリズムと勝手に呼んでいます。詳しくは「パンクなコーヒー党宣言

昔から日本人には馴染みの深い“モカ”コーヒーですが、元々は出荷港の地名であり、イエメン産(アラビア半島)とエチオピア産(アフリカ)があります。今回のイルガチェフはエチオピア産。シダモ地区の2000メートルを越える高地イルガチェフ村の最高級(GRADE-1)だそうです。確かに生豆は小粒ながらも、縦長の形状できれいな緑色がまぶしい。こんな別嬪さんなら期待したくなります(世の常として、パッと見が別嬪でも性悪の豆もあります)。でもこのコーヒーを表現した言葉を探してみると、

  オレンジのような
  赤ワインのような
  花のような
  芳醇なワインフレーバー
  果実系
  柑橘系のフルーツのような
  複雑かつ心地よい
  甘味が強い
  透き通るクリーンな味わい
  アフターテイストの甘さ
  さわやかで柔らかい酸味

と蝶よ花よとベタ誉め状態!もっともコーヒー屋の商品案内から抜粋してきましたので全く持ってあてにはなりません。そして何よりも、店主はこの手の香味表現は胡散臭くって大嫌いです。ウンチクはさて置き、仕上がりは?初めてのお手合わせですが結構、素直に焙煎できました。性格もええやんけ!焙煎度合いはフルシティ位で気持ち深めに。いつも訴えていることですが

  コーヒーの真実はカップの中にしかない

そして同時に

  コーヒーの真実は主観的な好みに過ぎない(絶対基準は存在しない)

ものです。個人的な主観では極めておいしいコーヒーです。中深でもまだ柔らかい酸味が残り、透き通った液体の心地よさは抜群です。店主としては一押しの商品です。さあ、ぜひお試し下さい!前述の香味表現は的確でしょうか?それとも胡散臭い健康食品のチラシの言葉と同じ次元でしょうか?それを判断するのはお客様の自由です。百聞は一飲に勝りますよ。豆売りは200gで900円です。
posted by 焙煎師TIPO at 10:29| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー