2006年05月31日

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TIPOGRAFIA開店準備(失業ともいう)の頃、時間だけはたんまりとありました。それは会社勤めを離れても、貧乏性所以じっとしていられなかった狂おしい日々。時間だけは存在したのに、どこにも行かず、一切旅には出ませんでした。大阪にへばりつき、時折映画やレコード屋、喫茶店へ。でもそんなに観たい映画が毎日ある訳がありません。毎日、暇から来る不快な焦燥感を感じ、水面の鯉のごとくパクパクと呼吸していました。

人とは勝手なもので守るべき場所(店)が出来たら、今度は旅に出たくなります。今は旅をしたくてしたくて!別に沢木耕太郎を読んだからではないですよ。先週末オープンしたこの店にも真っ先に駆けつけていきたいのです。

石川県河北郡のカフェ&ドッググッズ・雑貨店“UNIC”です。実はTIPOGRAFIAのコーヒー豆をお店で提供しているのです。オーナーは若い女性の方で、先日、中川ワニ氏の紹介ということで夫婦で金沢からわざわざ大阪まで来ていただきました。そしてとんとん拍子で話は進み、移転開店に際して増設したカフェスペースで使用するコーヒーを卸させていただくことになりました。

実はお店としてもコーノ珈琲塾の同窓生以外での豆の卸は初めてです。もう、うれしくて、喜喜喜喜喜喜喜!という感じです。本当に縁とは異なものです。遠く離れた地で自分の焙煎した子供たち(コーヒー)がカップの中で誰かを元気づけているかと思うと、うれしっくて!じっとしていられず思わず旅に出たくなります。

写真を見ると本当に素敵なお店です。こんな店で時間を忘れてゆるゆるしてコーヒーを飲みたい!。コーヒーは自分で淹れるより、他人に淹れてもらう方が絶対おいしいのです!コーヒー好き、カフェ好き、犬の好きの方!ぜひ石川県まで代わりに店をチェックしに行って下さいな!店主もいつか必ずうろうろと見に行きます!その日を楽しみにしています。

HPのオーナーのPHOTO DIARYが結構読ませますよ。皆様も一度覗いてみて下さいね。開店までの苦労が伺えます。開店志望の方は勉強になります。

るんるん店舗情報“UNIC original hand made wear for dogs”

〒920-0272
石川県河北郡内灘町向陽台1-47 
076-237-1272

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2006年05月30日

SILVETTI

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SILVETTI『SPRING RAIN』がようやくCD化されました。コンピレーションでタイトル曲の旋律にやられて以来、オリジナルLPを探していました。探しすぎて探している事実を忘れるくらい!そして今朝、初めて全編通して聴きました。
実体はアルゼンチン出身のピアニスト、ベブ・シルヴェッティのソロアルバムですが、てっきりジャケットの雨傘の女性がシルヴェッティかと思っていましたよ。
全編、イージーリスニングともダンスミュージックとも付かない美しい旋律のインストで所々女性コーラスのスキャットが入り、聴き流すには程良いBPMの心地よい音です。
コーヒー屋としてはタイトルが興味津々な“TWO CUPS OF COFFEE”というエレクトリックピアノの美しい曲が!ラストの“CONTIGO”まで捨て曲なしで一気に聴き流れます。ジャケット、内容とも名盤です。
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バケットを求めて

以前にも書きましたがフランスパン好きです。特にバケット!「バケットがおいしいパン屋に外れなし」が持論です。昨日は「私は関西圏内のおいしいと言われているパン屋は大概は行った!」と豪語する友人に引き連れられ本町の人気店「PAINDUCE」へ。パン道の先導者(導師とも同志ともいう)のアドバイスはありがたいものです。パン好きはパン屋に一歩踏み込むとまず、全身を香ばしく愛撫するあの香りにやられます。トレイを取って店内をふらふらと歩くと、食欲が高まり、商品に目移りして、幻惑。パンたちが私を買って!誘惑します。欲ボケ根性が沸騰し、ついつい手元のトングがすいすい伸び、あれも!これも!となるのが常です。そして買ってから食べる時より、買い漁るこの瞬間のほうが幸せなのかも知れません。そういえば新しいレコード屋で目移りするディスクを買い漁っている時の幸せに似ています。

ということで、早速バケット(2種類)と食パンを買い込んできました。
昨日からひたすら食いまくったバケットは確かに絶品!ハード系の口内を切るようなパリパリ感としっとり系のにゅわという歯ごたえ感!共にかなりいけてます!

そしてお客様にもおすそ分け。今週のトーストはパンデュース製の厚切り食パンを使用!4枚切り食べ応えのある厚さです。先着8名様のみの限定品ですのでお早めにどうぞ!バター&ジャム付で150円也!コーヒーと一緒に至極の時を過ごせますよ!

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2006年05月29日

ぼくを葬る

最低限の時間(尺は1時間半を切ります)、最低限の描写(説明的な台詞、映像は皆無)の映画です。でも決して出来は最低ではありません。最高ではなくても、最良の映画です。ここまでストイックに淡々と抑制された描写は見事。意図的に間をはずして、丁寧に計算された演出は結構好きです。
癌で余命が3ヵ月と宣告された31歳ゲイのカメラマンが主人公。わずか3ヵ月!ほんとうにあっという間の時間で人は一体何が出来るのか?死というもは誰にでも均等に訪れる決め事です。それは単に早いか遅いかだけの問題であり、死ぬ時は独りです。自分なら一体何をするのか?自分ならとうてい答えは出そうもありませんね。映画でも明確な結論らしいものは提示されておりません。観客は深い寂寥漂う空気感の中を漂うしかありません。決して心地よいものでなくても……。

ジャンヌ・モローが相変わらず素敵。最近、定番の役ところ、若きを導く老齢の賢者(でも若い頃は結構無茶をした?)という感じです。
posted by 焙煎師TIPO at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

定休日

今日は定休日です。夢見るように眠りたかった。でも必ず7時になると体内目覚まし時計が作動します。悲しい性分です。少しだけ惰眠を貪り、これから梅田へ活字とディスクをあさりに出かけてきます。

今週はもう6月!早いもので10日でまるまる開店半年を迎えます。呪われた先週を振り返ることなく、ずいずいと前向きに進みます。
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2006年05月28日

嫌われ松子の一生

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待望の『嫌われ松子の一生』を公開日に早速拝見。

良識ある大人は越えてはいけない一線があります。大人なんだからそんなことやこんなことはしちゃだめなのよ!という守るべき国境線があるはずです。多分……。でもこの監督はそんなこと余り関係がないようです。確信犯的に良識を破壊し、キ○○イとヘ○○イの領域へを観客を誘います。全編悪ふざけと悪意に満ち、ギミックかけまくった非現実な妄想と化し、リズムのはずし方(オフビート)もあからさま。でも「ふふふ…。ここでどうや!これでも食らえ!ふふふ…」というどこか冷めて客観視している監督の冷徹な眼が見え隠れします。俳優は全員コスプレ大会で絶叫芝居爆発。特に主演の中谷美紀の壊れっぷりは郡を抜いています。熱演というか熱病というか歯止めが利かないまでに壊れています。間違いなく監督のサディスティック(それも超ど級)なコントロールが窺われます。そら、クランクアップした後、虚脱状態で社会復帰不可能になるよな。
そして相当くどい映画です。これでもか!これでもか!いやいやまだまだ!とひつこく迫ります。きっと良識ある大人は嫌いな映画でしょう。別におすすめもしません。パワーはありますけど、おしいところで前作『下妻物語』は越えれなかったかな?
彼岸と此岸の境界は曖昧です。“POINT OF NO RETURN”あたりを意図的に彷徨う快楽は絶大なものです。ぜひ劇場へは良識を捨て、アホになりに行って下さいね。
posted by 焙煎師TIPO at 12:33| Comment(3) | TrackBack(0) | 映画

2006年05月27日

ベトナムから遠く離れて

『一号線を北上せよ ヴェトナム街道編』

久しぶりの沢木耕太郎です。『深夜特急』再びという感じのベトナム旅日記。文庫化されて初めて読みましたが、思わずベトナムへ行ってフォーを食いたくなりますよ。机上の旅はいいものですね。無限に妄想が拡がり、現地の風景が網膜に広がり、架空の熱帯の風と熱気さえ感じます。

実はTIPOGRAFIA開店前、珈琲サイフォン入社前に突然ベトナムへ行くことを思いたちました。家に人見知りの激しい猫がいたため、もう何年も長い旅行へは行っていませんでしたが、店を始めると時間的に旅行が困難になるため、人生最後の旅路と勝手に自分を納得させて海外へ出ることを決心いたしました。大好きな中華・ベトナム料理とフランスパンが両方味わえる、おまけにコーヒーの産地でもあるということで突然ベトナム。でも最終的にはエスプレッソの本場、イタリア礼拝に変更されました。当時この本を読んでいたら間違いなくベトナム行を決心していたでしょうね。


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大好きなベトナム映画『夏至』。『シクロ』『青いパパイアの香り』のトラン・アン・ユン監督作品です。大げさなストーリーはないけど、ベトナムのむせかえるような空気感と色彩が大好きです。主演のトラン・ヌー・イェン・ケー(監督の奥様で写真中央)にメロメロに官能にされました。この不思議な色っぽさは一体なんなんでしょうね。
posted by 焙煎師TIPO at 13:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 活字中毒

因果応報

物事には必ず原因と結果があるはずです。何かしらの要素がトリガーとなって結果的にある事象を引き起こします。そう信じたい。でも本当のところは我々には知る由はありません。特に「バタフライエフェクト(風が吹けば桶屋が儲かるというやつ)」のように複雑怪奇な因果応報は神のみぞ知る領域です。

昨日は自分の何かしらの因果を呪うほど暇な一日でした。待てども待てども誰も来ない。というより店前の人通り自体が少ないのです。最近稀に見るひどい売上でした。ぐずぐずとした天気ですが、給料日直後の週末です。何が原因なのか見当がつきません。閉店後、食事に出かけたのですが、その居酒屋も閉店まで誰も寄り付かない始末です。豊中界隈に不穏な呪いが蔓延しているのでしょうか?客足は不可解です。そして商売は難解です。すいません。今日はグチになっていましたね。今日という一日が皆様にとって、TIPOGRAFIAにとって良き日であるように!SARAVA!
posted by 焙煎師TIPO at 10:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2006年05月26日

ジャズメンのボサノヴァ

毎年、この季節になるとボサノヴァのCDが再発されたり、定番曲を集めた新しいコンピレーションが発売されたりします。それを見ると「ああ、もう夏なんだ!」という気持ちがしかっりと蔓延しますね。でも夏といえば何でボサノヴァなんでしょうね?やはり海、水着、ビーチ、太陽とかのイメージが先行しているから?通年通してブラジル音楽ばかりを聴いているのであまり季節感はありません。今日は最近気が付いたジャズメンの意外なボサノヴァのお話。余談ですがジャズミュージシャンの意である「ジャズメン」という言い方は「サンビスタ」と同じ?

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マイルス・デイヴィス“QUIET NIGHTS”です。恐ろしいことにマイルスが“CORCOVADO”を録音していた事実に最近まで気が付きませんでした。CDを持っているのですから必ず聴いていたはずなのですが、得意の記憶隠ぺい工作によってコンプリートに抑圧されていました。そういえばタイトルの“QUIET NIGHTS”はそのままじゃないですか!なぜ気が付かなかったのでしょうね。録音された1962年はアメリカのボサノヴァの年。マイルスはギル・エヴァンスと組みコロンビアの要請で録音。後日、寄せ集めてアルバムとして発売されましたが、マイルス的にはボツだったようです。でも改めて聴くと決して悪くないアルバムなんです。短い曲ばかりで、ボブ・ドロウの唄モノが入っているなど、結構好きですね。深夜、音量を絞って静かに流すと心地よいアルバムです。

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続いてウエイン・ショーター“SUPER NOVA”です。ジョビンの“DINDI”を無茶なアレンジでカバーしています。10分近くの長尺ですが前半と後半はアフリカ的なパーカションをバックにブイブイとショーターが吹きます。はさまれる中盤にマリア・ブッカーのボーカルが乗ります。絶対曲が始まっても、唄が出てくるまでは“DINDI”と気が付きません。これもかつて聴いていたはずなのに全く覚えていないトラックです。よくよく考えるとバックにはチック・コリア、アイアート・モレイラが参加しており、後日ミルトン・ナシスメントと組むことになるショーターを考えれば結構ありがちな選曲です。「おっさん、無茶しとるやないけ。でもこれはこれでわるうないな…」というアレンジが大好きです。

余りにも多くのディスクを乱聴しているため、メモリー(記憶)がついていってません。何分、総容量には限界があるため、脳内で記憶隠蔽工作がしばしば行われます。でも時々、何かのきっかけで気が付いて掘り出し物として蘇ります。これはこれで結構楽しんでいます。
posted by 焙煎師TIPO at 11:09| Comment(0) | TrackBack(0) | musica

2006年05月25日

コーヒーに合うSWEETS研究会(定例)

定例のゆるゆる研究会です。研究といいながら、コーヒーを飲みながらSWEETSを味わい、うだうだとするだけです。講師もいません。今回のテーマはロールケーキです。コーヒーにぴったりの究極のSWTEETSを見つける旅です。でも寄り道ばかりして、なかなか真実にたどりつけません。前回までにプリン、チョコレート、豆腐のお菓子などを制覇してきました。今回は定番のロールケーキがいかに彩られるかは当日のお楽しみ!もし甘いものがお好きな方はどうぞ!

るんるん日時;6月4日(日)15:00〜17:00
るんるん内容;コーヒーに合うロールケーキ食べ比べ
るんるん参加費;1500円(コーヒー付き)
るんるん主催;cafe camica(カフェカミカ)
るんるん会場;TIPOGRAFIA

申し込みは(06)6849−6688
またはメールなら tipografia@zeus.eonet.ne.jp
までご連絡下さい。精算は当日で結構です。
posted by 焙煎師TIPO at 16:51| Comment(0) | TrackBack(0) | お店

コーヒー屋はモノクロームの夢を見るか?

   映画『グッドナイト&グッドラック』

マッカーシー率いる赤狩り時代のアメリカ、CBSテレビの実在人物エド・マーローの物語です。どこまでもクールでスモーキーな映画ですね。

光と影のコントラストが明快なモノクローム映像が見事です。ここまでブラック&ホワイトが極端だとシルエット部分は完全に闇となり、シャツなど白い部分はハイキーに飛んだ面となります。極めてフォトジェニックな冷たい質感の映像です。映画のタッチと同様本当にクールです。実在するニュースフィルムと組み合わせるためだそうです。そしてスクリーンを越えて漂ってきそうな紫煙。タバコ!タバコ!これでもか!タバコ!という程みんなタバコをぷかぷか吹かします。見ていても、かなり煙い!そしてこれもまたクールです。抑制された内的な演技や極力説明を省いた演出も素晴らしい。

でもでも、時代と国を越えた日本の観客に「何か」を残すのは難しいかも知れません。訴求する共通言語が違いすぎます。そして最悪なのはホワイト基調のモノクロームに白の日本語題字幕がのっているため、全く読めない!会話の速度についていけず、ストレスが多い字幕です。何とかならんのかいな!

昔、普通の人の夢はモノクロームで、特異な人がカラーだとか聞いたことがります。でもほんまかいな?という感じです。視覚で認識している世界はカラーなのに白黒の夢なんて!その方がヘンな奴のような気がするのですけど。毎日、普通にカラーです。他人の夢の中は覗けないので真実は藪の中。
posted by 焙煎師TIPO at 14:24| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画

2006年05月24日

という人なので…

コーヒー屋のストアブログにも関わらず商売のコーヒーネタからの現実逃避を繰り返しております。ふふ、果たしていつまで逃避が続くことやら。

最近気が付いたのですが、店主は「私は〜という人なので〜」というなんともまどろっこしい言い回しをする人のようです。それもしばしば。
例えば
 
 「私はブラジルが好きです黒ハート

ではなくて

 「店主は訪伯以来、ブラジルに魅せられた人です」

となってしまします。
一言でいえば、文語的でくどい!冷めている!
自分の姿や性向、行動を常に傍らで冷静に見つめているもう一人の自分がいます。確かに生きていく上で自己客観視を最大のテーゼであり、いつまでたっても自意識過剰なんですね。いつも他人のふりをして自分を見ていないと気が気でないのです。ある意味痛すぎる。そういう人なんです。と確信犯的に自己を客観視した文を自己客観視がテーマの文章で使っているわけですが。メタだ!そしてベタだ!
話はそれますが日常会話(口語)なのに単語(形容詞や言い回し、例えなど)の選択もきわめて文語的です。これは絶対本の読みすぎです。無駄な知識のみが限りなく肥大して、現実に適応していない証拠です。全く持って少し痛い変な人ですね。

  右斜め上これも間違った客観視表現です。正しい言い方は

「私はかなり痛い変人です」

これはこれで痛いけどね(落ちてないけど一応このブログのオチ。)
posted by 焙煎師TIPO at 10:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

お知らせ

まじめなお知らせです。
明日5月25日(木)は勝手ながら13時開店とさせていただきます。
午前中、店主は税務署の青色申告の記帳指導の勉強会に出ております。
posted by 焙煎師TIPO at 08:57| Comment(0) | TrackBack(0) | お店

2006年05月23日

BD

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BDといってもバンドデシネBande Dessineeではありません。別にフランス語風に“ベーデー”と発音しなくてもいいですよ。単なるボタンダウンです。
ちなみにベーデーはフランスの漫画のこと。

なぜかボタンダウンのシャツが好きです。一番落ち着く襟元なんですね。京都のモリカゲにいくといつもBDシャツに誘惑されます。白いシンプルな洗いざらしのコットンシャツをワンサイズ小さめで着るのが大好きです。

最近のお気に入りは通販で買ったボタンダウンのポロシャツ。ポロシャツなのにBDがうれしい。結構気に入ってガンガン着まくっているのですぐに色あせてくるでしょう。

これからの夏の半袖シャツは

  @ボタンダウン
  Aプルオーバー
  Bシンプルなチェック柄

で一貫したものをぐるぐる着まわします。いったい同じようなシャツを一体何枚持っているの?と疑問視されるかも知れません。性分が凝り性で変人入っているので一度決めたセオリーは徹底して守ります。服装にも頑ななこだわりがにじみ出てきます。しかし最近、確信犯的に全くコーヒーと無関係なネタが続いていますね。まあ、これもへそ曲がりな性分ですから仕方がないですね。

posted by 焙煎師TIPO at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2006年05月22日

ジャケット

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現実と幻想(夢)の微妙な境目をテーマにした映画。何が現実で何が夢なのか?覚めない夢は現実なのか?現実の認識は極めてあいまいです。昔から主観的な現実の崩壊を描いた映画が大好きです。

文学なら、叙述により世界をわずか1行の文章で崩壊させることができます。P.K.ディックの小説が好きな理由です。

映画なら映像で持って観客を巧みにだますことができます。そもそもすべての映画は映像をフィルムに焼き付けた時点、それを視覚で認識して時点で完璧に虚構のはずですが現実と錯覚するリアリティを持ちうるものです。

そんなこんなで現在公開中の映画『ジャケット』はテーマ的には直球ストレートのはずですが、結果は………?2時間を切る短尺の映画なのに、体感時間が長い。演出と脚本の問題でしょうか?

一見して思い出した映画がエイドリアン・ライン監督『ジェイコブズ・ラダー』です。『ジャケット』のジャックが湾岸戦争の後遺症に悩まされているに対してこちらの主人公(演ずるはティム・ロビンス)はベトナム戦争。性懲りもなく世界各地で戦争を繰り返しているアメリカの影の部分です。どちらも生死を彷徨った戦時体験で現実認識が甘くなっています。映画は主人公の目線で描くため、この世界が主人公の実在する世界なのか妄想する世界なのか観客には判断がつきません。暗くグロテスクな描写も似ています。(詳しく書くとネタばれになるのでこの辺で……)

テーマが好きなだけに惜しいところでしたが全体が散漫な映画です。これもこけそう!最近こけそうな映画ばかり観にいっていますね。
posted by 焙煎師TIPO at 09:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2006年05月21日

OBSESSION

  OBSESSION……妄想・脅迫概念。時に不合理とわかっていながらある考えや感情が
              しつこく浮かんできたり、不安なほど気掛かりになること


生きていくことは日々OBSESSIONとの戦いです。一歩踏み外すと精神・心理学の領域に入ってしまします。きっと性分なんでしょうね。

例えば活字。電車での移動時やTIPOGRAFIAの店番の時、手元に何かしら活字がないと落ち着かず、裸で街を闊歩しているような気分になります。結果的に読まなくても、必ず文庫本など活字を携帯していないと気が気でありません。外出中でも読む本がなくなると、真っ先に現地調達します。

例えば、歪んだ収集癖。お気に入りの作家やアーティストに出逢うとその人の全てを知りたくなります。全てを手元に収集したくなります。時々そこまでしなくても……と我に返ります。

例えばリスト。映画の公開ならカレンダーにCDの発売日は手帳に、などなど観たい映画、欲しいCDなど何でもリストに記入します。そして、それをクリアーして蛍光ペンで消しこむまで、落ち着きません。映画は公開日に、CDは発売日に、とリストはどんどん増えていくので、未来永劫決して安心することはなく、いつも追われています。

店主の場合は物欲、収集欲ともひたすら知識欲(というよりか情報欲)に向かいます。死ぬまで映画を観たい!本を読みたい!音楽を聴きたい!と無限の知識欲に囚われた脅迫概念に追われています。早く煩悩から開放され、色即是空な人になりたい。でも多分無理。
posted by 焙煎師TIPO at 16:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

当たり前ですが、店主は店の椅子には座りません。
今、気まぐれで窓側のテーブル席で庭を見ながらパソコンをいじっています。もちろん開店前です。毎日見慣れたお店ですが、こんな風に見えるのですね。庭もココから見ると少し違って見えます。画像は皆様の目でお確かめ下さい。観測者が状態を決定するという理屈は確かに正しいようです。世界はあるべき姿で絶対普遍にあるのではなく、無限の可能性で混沌とした状態です。見る人によって世界は異なります。確かにこの席で文庫本とコーヒーがあればボ〜!と時間を過ごせますね。この季節はまだ空調を入れていないため、風が抜け、今朝のような雨上がりの日は肌触りが心地よく落ち着きます。もし自分がお客様なら、こういう週末の朝の過ごし方がは素敵ですね。
posted by 焙煎師TIPO at 09:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2006年05月20日

芝コースター

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ネットですごいもの見つけました。Francfrancでブラジル型の芝コースターがあるらしい。これは欲しい!早速、買いに行きます!

ちなみにTIPOGRAFIA名物といえば IREMONYA DESIGN LABO の芝コースターです。これも同じ人工芝製。店主が極めてがさつな人間であるため、陶器のソーサーで配膳すると絶対ガチャガチャ!ド〜ン!となるのは判っていたので導入いたしました。

コースターは5枚セットで1680円です。FrancfrancではHAVAIANASなどブラジル関連グッズフェアーを展開中だそうです。定休日にでも店舗調査に行ってきますね。
posted by 焙煎師TIPO at 10:30| Comment(0) | TrackBack(0) | BRASIL

2006年05月19日

ナイロビの蜂

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ブラジルのフェルナンド・メレレス監督の『シティ・オブ・ゴッド』に次ぐ最新作です。一応ブラジルつながりで押さえとかないといけませんから。

イギリス製作、イギリス俳優いっぱいのこの作品にブラジル出身の監督がどの程度プロダクションに関わっているのかは知りません。え?何で?という感じです。でも結果は吉と出たようです。何よりもメレレスの映像が見事!的確なカメラの動き、アングル、明確な色彩、流動的な露出と技術を駆使し、躍動的なスタイリシュな映像を作り出しています。本当にうまい!そしてレイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズというイギリスらしい2人の俳優の巧みな表現が秀逸で、内省的な演技と映像の動きの対比がうまくモンタージュされています。映画のストーリーは社会的な厳しい現実(背景)と、人と人のつながりと思いに関する少し悲しいお話です。観終わっても決してハッピーにはなれません。結構重いです。でもいい映画です。下世話な話ですが間違いなくこけるでしょう。はっはは、すぐに終演すること間違いなしです!お早めに劇場へどうぞ!
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2006年05月18日

道場破り

時々、TIPOGRAFIAには道場破りの方がおみえになります(敬語は変だ)。

   以下の本文はセルジオ・レオーネのマカロニウエスタンの
   テーマ曲でも流しながらどうぞ!♪しゃららら〜ん!

店前に車を乗りつけ、テーブル席には眼もくれずに、まっすぐカウンター席の店主の前へ。素早くメニューでコーヒー豆を選びオーダー、そして沈黙。
無精ひげにウエスタンハットを目深にかぶったイーストウッドかリー・バンクリーフが無愛想なバーテンにウイスキーをショットでオーダーするといった感じです。カウンターはさながらメキシコ国境線のように、キッチンと席の間にピリピリ緊張が走ります。そして肉声が沈黙を破ります。
  
  「セロニアス・モンクのソロピアノあります?」

静かな戦いが始まりました。その手で来たか!くそ!ソロピアノ嫌いやし!モンクのCDはあんましねえぞ!秒単位の時間の中、脳内を思考が駆け巡ります。

  「トリオじゃ駄目ですか?」

再び、沈黙。切った張ったの一回戦は勝負があったようです。見事に負けました。そしてしばしコーヒーをすする音。

  「アート・ブレイキーのドイツのライブありますか?」

再び脳内に緊張が走ります。ドイツ?アート・ブレイキーはドイツ録音してたっけ?うううう?覚えとらん。苦し紛れに返答……

  「フランスサンジェルマン録音ならありますよ」

そしてターンテーブルにCDを挿入し、音を流しました。曲はご存知“moanin'”。

  「あ、それです!ジェルマンをジャーマンと読み違えてました」

今度は勝った!そして次の勝負はジャマイカモノの話題へ……。


カウンター越しにお客様とよくこんな会話をしています。まさしく音楽道場破りです。店主は雑食性でたいがいの音楽と映画なら誰でも話をあわせることができます。この前は、カウンターで突然『ぴあ』を開き「最近なんか映画観ました?」と映画道場破りのお客様もお見えになりました。類は友を呼ぶのでしょうか?あ、もちろんコーヒー道場破りの方も結構い多いですね。
posted by 焙煎師TIPO at 09:17| Comment(0) | TrackBack(0) | musica