2006年04月22日

天使が通り過ぎた時……

フランスではふと会話が途切れた沈黙の瞬間を天使が通り過ぎたといいます。この言葉は映画での台詞で知りました。『地獄の黙示録《特別完全版》』のフランス植民地移住者の家での食事シーンです。どうやらTIPOGRAFIAでもしばしば天使が通り過ぎるようです。
               喫茶店
店主独りでオーダーを聞いて、コーヒーを淹れ、配膳して、レジで精算して洗い物して、店頭でコーヒーまで売ってます。そして合間合間にお客様にあった空気感のある音楽を提供すべく選曲に励んでいます。でも当然、お客様が重なると独りでパニック状態になります(←お待たせした皆様には深くお詫びを申し上げます)。手元が混んでくると、なるべく収録時間が長めCDを流しておくのですが、やはり時々沈黙が訪れます。特にコーヒーのドリップに取り掛かると何分かは動けません。そんな時はそれまで弾んでいたお客様の会話までが凪の様に静まります。まさしく天使が通り過ぎた瞬間です。喧騒が沈黙へを姿をかえるピリピリと張り詰めた極めて微妙な一瞬です。でもすぐに会話は戻り、再びザワザワと店内は音を放ちます。まさしく天使が通り過ぎた時です。レイモンド・チャンドラーの言う通り、フランス語の言葉の言い回しは本当に素晴らしいものです。

「こんなとき、フランス語にはいい言葉がある。フランス人はどんなことにもうまい言葉を持っていて、その言葉はいつも正しかった(後略)」
       レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』

               喫茶店
さてさて話は変わって、週末の夜など通常の営業とは別のAFTER HOURSなイベントを考えています。以前にも少し紹介しましたがSEWEETSとCOFFEEにぴったりなSEWEETな音を提供するゆるゆるなイベントです。当然、踊りません!こちらは天使が通り過ぎないようにその場で素敵な選曲をしてくれる人を募集します。Technicsのアナログターンテーブル2台とCDJがあるので、お気に入りのレコード、CD持参で結構です。ジャンルにはこだわらないのですが、ブラジル、ジャズに詳しい方がうれしいですね。詳しいお話はお店までお問い合わせ下さい。お気軽に売り込みに来てくださいね。



posted by 焙煎師TIPO at 11:06| Comment(0) | TrackBack(0) | お店

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肌寒い朝です。頑張ってアイスメニュー(COOL BLUES)をリニュアルしたとたん寒い毎日が続いています。ええかげんにせえちゅうねん!写真は昼前の壁の影法師です。時折、お向かいの酒屋さんの配達車のガラスの反射で陽の光が差し込みます。鯉のぼりのシルエットがいいですね。
posted by 焙煎師TIPO at 09:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記