
ドイツのマニアックなコンピレーションで最初から最後まで全部
“SUNNY”
です。オリジナルBOBBY HEBBを皮切りに総勢16名のカバーを集めています。選曲者はほんとにこの曲が好きだったんでしょうね。調子に乗って続編も出ました。さらにこのレーベルは全部丸ごと
“LIGHT MY FIRE”“TAKE FIVE”“FEVER”“SUMMERTIME”
とズリズリとシリーズ化しています。
対するに日本にも
“SUMMERTIME”そして“AUTMUN LEAVES”“STRADUST”“MISTY”
などの全部丸ごとコンピが発売されています。多分こんなコンピレーションを発売するのは日本人とドイツ人だけでしょうね。マニア気質が似ているのでしょうか?
個人的にはJAZZでもBRASILでもベタ過ぎる有名曲のカバーが大好きな人ですので、重宝する粋な一品です!でも世の中の程ほどに音楽が好きな人はなんじゃこれは!と呆れるでしょう。まあ、60分にわたって同じ曲を聴かされるのですから、神経を逆なでする拷問のようなもんでしょ。反復する同一リズムやメロディの継続はトランス状態に陥らせ、ともすれば現実乖離を引き起こし、神経が病みます(嘘)。
ディスク選びの大きなポイントにカバー曲があります。例えば、JAZZなら“AUTUMN LEAVES”“FLY ME TO THE MOON”あたり。ブラジル音楽なら極めつけの“TRISTEZA”ですね。これが入っているアルバムは即買ですね。純粋に曲がたまらなく好きなのですが、アレンジや解釈、さらには原曲の壊し方を楽しむのがいとおかし!そのうちTRISTEZAフェチが最初から最初まで丸ごとコンピを発売するかも知れませんね。
今日も雨。独りの雨の店内は気がめいります!早くSUNNYを!