2006年03月27日

思い出の味

昨日も書いた様に、味覚は極めて個人的、主観的、相対的、感情的、環境的なものです。具体的な酸味や苦味といった情報より、「おいしかった」という思いのみが状況と共に記憶されます。誰と、どんな時、そんな心情で、どんな音楽を聴きながら、食べてたか?などなど。簡単に言うと思い出です。

多くのアメリカ人はJFK暗殺の日にどこで何をしていたのかを覚えているそうです。例えば9・11の日に何をしていましたか?自分は居酒屋で女房(元)の会社同僚と天満の居酒屋で刺身を食っていましたね。普段、あまり刺身を好まないのですが、めちゃうまかった記憶があります。ほろ酔い気分でテレビのWTCビルの映像を見ながら「火事?タワーリングインフェルノみたいやな」と。店の名前も魚の種類も忘れましたけど、9・11と刺身は常にリンクされているんですね。

今日は東京よりコーノ式珈琲塾の同窓生夫妻が大阪へ遊びに来てくれます。ベタですが、大阪といえば「お好み焼き」ということで道頓堀のお店に行ってきます。もう何年も行っていないけど、思い出の味です。

会社に入社したばかりで東京配属1年を経て、故郷大阪へ戻ってきた頃、当時の営業所の上司が同期を連れて「大阪一うまいお好み焼き屋へ連れってたるわ」と!でもあいにくその日は満席で別の店へ。結局食べたのはかなり後日だったけど、上司の顔とこの店は常にリンクしています。お店は結構気に入って、何かある度に誰かを連れて行ってました。女房(元)と一緒が多かったかな?でもある頃から何となく離れていきました。街中で外食をする機会が減り、お店も法善寺の火事で全焼したりといろいろあり、時間だけが流れていきました。

今晩、久しぶりに記憶に向かい合ってみます。別に避けていた訳ではないのですが疎遠になった分、どんどん美化された思い出の味に挑戦してみます。果たして結果は?
posted by 焙煎師TIPO at 08:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記