2006年03月14日

君は完全に包囲されている!

雪しかし冬殿もしつこいお方じゃ。無駄にあがいてココで雪を降らしても季節は変わるのじゃ。おぬしは完全に包囲されているのじゃ。無駄な抵抗をやめてさっさと投降しなさい。あがいても老兵は去るのみ!

底冷えする本日は店内も静かです。お客様も眠っており、石油ストーブの前でひたすら待つのみ。コーヒーたてずに時がしんしんと音をたてています。
posted by 焙煎師TIPO at 15:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

THE LOOK

「眼は口ほどに物を言う」という言葉の通り、眼が何かを語る人はすごい!
すぐに落ち着き無く視線をはずして、周辺を漂う店主とは対称に視線だけでその人固有の空気を醸し出します。かつてローレン・バコールは“THE LOOK”と呼ばれていました。今日は柴崎コウの話です。
            カチンコ
恒例の日曜日のレイトショーは『県庁の星』です。映画自体は毒にも薬にもならないけどそれなりに楽しめる映画。まあ、テレビ的な毒のない映画なんですよね。昔なら馬鹿にして絶対観に行かない映画でした。(我ながら丸くなったものだ)。でも1週間の勤務を終え程よく疲れた身体にあまりにもデモーニシュな毒のある映画は正直きつい!例えば悪意に満ちたラース・フォン・トアーの映画なんかを観たもんなら、風邪を引きかけた子供に雪の中寒風摩擦させこれでもかと生牡蠣を食わせるようなもんですわ。脱線しますが、彼の映画は嫌いですが、そのダークサイドのフォースは余りにも強くパワフルでほとんど観に行ってますね。今度の『マンダレイ』も二コール・キッドマンすら敵前逃亡したという底意地が悪い性悪映画のようですね。観にいくかは微妙?ということで、もっと心に優しい映画を選択しました。
            カチンコ
昨年の個人的なベスト10には入ろうかという傑作『メゾン・ド・ヒミコ』でもその存在感が圧倒的でしたが、柴崎コウは結構すごい人かも?いい役者です。眼が演技します。(もともと容姿の整ったひとですから)一種の汚れ役なんでしょうけど、はまり役です。『メゾン・ド・ヒミコ』と似たような役ですが、映画が進むにつれて観客も感情移入して、どんどんいい顔してくるんです。(でも役柄の割には脚細すぎ、スタイル良すぎ!)。いやあ、素直にうまい役者です。こういう屈折した女の子の役がうまい女優(例えば市川実日子とか)は大好きですね。まだ20代半ばのはずですから、今後年を食って役柄が拡がってくると本当にいい女優になりますよ!
『メゾン・ド・ヒミコ』では尾崎紀世彦の“また逢う日まで”のシーンが最高です。ミュージカル嫌いだけど、普通の映画の唐突なミュージカルシーンはうれしくなってしまいます!
            カチンコ
話は変わりますが、『嫌われ松子の一生』でも中谷美紀の壊れ具合がすごそうですね。予告編を観ていて行きたくなりました。整った人が確信犯的に傾(かぶ)くのは観ていて楽しい!(シャーリーズ・セロンの汚れ役はみえみえでうざいけどね…)。監督中島哲也の前作『下妻物語』もギミックだらけ、やりすぎ力技一発は結構好きです。
posted by 焙煎師TIPO at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画