音楽など何かを学ぶ時は、自分に感覚の似た人たちの言葉が一番です。堀内隆志氏、ケペル木村氏など数名の執筆者による非常に個人的なお奨め文には音への愛が一杯です。音を巡る私的な思い出話が愛しい!ああ、似たようなことあったっけ!という既視感に包まれます。すでにお店にあるディスクも多いのですが、ここに載っている全ての音を所有したくなります。この音と思い出を共有したい!というやばいコレクター感情がふつふつと沸き起こります。ブラジル音楽以外にも、JAZZからROCKまで幅広く“日曜日”をキーワードにセレクトされ、“sunny”“cloudy”“rainy”の3つに区分されています。あと、表紙のカエターノとガル・コスタの表情を見ていると心が動かされます。本当にいい写真ですね。

今日は雨。さすがに、この雨の降りではお店ものんびりしています。“rainy”をピックアップして独りでつないで聴いてみようかな。