2006年02月09日

こだわるけど、執着しない生き方

この生き方を知った時、暗闇に一条の光が差し込み、目から鱗が落ち、肩の荷が降りました。ああこういう生き方があるんだ!

基本的に宗教はもとより自己啓発本やセミナー、成功するためにビジネススキルうんぬんの類は大嫌いです。前職時代、ビジネスセミナーはひととおりかじっています。いやあ、自己分析・否定から再形成を行う洗脳セミナみたいなものからマーケティング論、リーダー研修、フランクリン・コヴィー「七つの習慣」までいろいろ取り揃えててまっせ!でも全部忘れました。何も残っていません。唯一残ったコヴィー手帳も重く、差し替えが面倒なので捨てました(笑)。

コーヒー屋は何かとこだわりと執着に満ちた世界です。料理やケーキ、パンなど食に関する職人の世界は同じかも知れませんが、ひたすらややこしい世界です。生豆の産地、処理、焙煎方法、焙煎時間、抽出温度、水、抽出器具、カップなどなど。全ての項目でゆるぎない自説にこだわり、主張・執着する人がおります。でもいくら自己に執着しても、真実は目の前の一杯のカップの中にしか無いような気がします。それを楽しみ、判断するのはコーヒー屋ではなく、お客様です。そういえば、七つの大罪にも「貪欲」「傲慢」というのがありますね。♪あ〜そんなあなたには近寄りたくないのよ。

確かにこだわらない人生はつまらないものです。でも執着しすぎる人生は悲しいものです。この言葉と先日のゆるゆる道はシンクロニシティでした。お互い通じるものがあります。少しでもおいしいコーヒーを提供するためにはいろいろと勉強し、こだわって高めていきます。でも「自己」に執着することなく、自由でいたいのです。いろんな人のコーヒーを飲み、いろんなやり方を聞き、試してみたい!

そういえば、人生も同じですよね。自分自身、まだまだ各種執着が大きくて重い!全く存在の耐えられない重さですわ。あああ、早く軽くなりたいものです!まだ力が抜けない。どこで抜いていいのかわからず、突っ張ってしまいます。生きていくことは全く難しいものです!

この言葉を教えてくれたのは、中川ワニ氏です。珈琲サイフォンの頃によく工場に出入りされておりました。(もちろん直接、焙煎は習ったことはありません)。彼のコーヒー教室のオフ会の居酒屋で教わりました。酒は飲まない人ですが、単なる呑みの場で重い空気ではないですよ。言葉は重かったけどね。



中川ワニが気になる人は……
posted by 焙煎師TIPO at 11:06| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記