2006年02月07日

ゆるゆる、再び

「ゆるゆる」という言葉がマイブームです。そしてチッポグラフィアでは確信犯的なゆるさを提供することを心がけています。

コーヒーに関する作法や知識をまじめさゆえに前面に出しすぎ、素人が溶け込みにくい店、あるいは真剣な従業員同士のピリピリ感が波動となって感じられてしまう店はちっともくつろげないですよね。逆に何も考えていない伸びきったパンツのゴムみたいな弛緩した店も腹立たしいものがあります。
そうです。訪れた人に緊張感を強いるような店しんどいけど、余りにも緊張感のない無自覚な弛緩もくつろげません。何でもバランスですよ。計算された適度な緊張と弛緩の頃合を目指します。しかしこれが難しいんですよね。

物事を過剰に装飾し、詰め込むことは比較的簡単です。でも削っていくことは非常にセンスが必要になります。あるべき状態のため必要なものと不要なものを管理する。文章でも、音楽でも極限まで切り詰めながらも、程よい一体感のある状態が一番難しいものです。これには主観的でありながら、常に状態に関する客観視が必要です。

例えば、TIPOの好きな音楽は比較的小編成中心となります。でもソロよりはトリオ(3重奏)からクアルテット(4重奏)あたりが好みです。ジャズならピアノトリオの程よい緊張感を基本に女性ボーカルをプラスする編成が理想かな。オルガントリオ(g+or+dr)なんかも理想的。ブラジル音楽でもボーカルとギターにパーカションのみとかが好きですね。

あ、話がそれました。ということで確信犯的に空気を読み、ゆるゆる感を演出したい!偉そうなことを言ってますが、なかなかできません。基本的に貧乏性なのですね。何かしてないと気がすまず、抜けない!何かを理屈で詰め込みすぎてしう、中途半端な合理主義が顔を出します。誰かと2人でいて、天使が通り過ぎた時の沈黙に耐えれなくて黙ってりゃいいのにいらんこと言って墓穴掘るタイプです。ゆるゆるへ途は遠いようです。修行が足りません。天性のゆるゆる感を持っている人を尊敬します。

確かに自分自身、年を食って、少しずつではありますが軽くなっている気がします。あまり細かいことにこだわらず、おおらかで豊かに生きたいものです。お店もいつ来ても変わりなくゆるゆる感が演出されていれば理想です。
posted by 焙煎師TIPO at 11:19| Comment(3) | TrackBack(0) | お店