2006年01月06日

パンクなコーヒー党宣言 

少しはコーヒーの話を解禁いたします。このブログに、しばしば登場する「パンク」とは?別に店主が鶏冠頭に安全ピンいっぱいの破れたTシャツ、黒のスリムパンツにドクターマーティンの編み上げブーツを履いてコーヒーを点てている為ではありません。そもそも、21世紀の世界に70年代を突っ走るそんな類型的なファッションのパンクスなんているのか?
            パンチ
TIPOGRAFIAの豆売りメニューには「パンクなコーヒー党宣言」の全文があります。今度、暇な方はご覧になって下さい。
これは店主TIPOがコーヒー屋を始めるにあたっての宣言文です。かつて
ヨーロッパに徘徊していたのは共産主義という名の妖怪(byマルクス「共産党宣言」)ですが、コーヒー業界で跳梁跋扈しているのはややこしい輩(やから)たちです。その世界で商売を始めるにあたって、創っていきたいもの、そして失っていきたくない、守っていきたいものがこの宣言文の8項目にあります。コーヒー党といっても賛同者はありません。TIPOの独立愚連隊です。これは一杯のコーヒーに込めた店主の魂の叫びです。少し長くなりますがご紹介いたします。
            パンチ
CHAPTER 1 アンチ権威主義(a.k.a.アンチ権力)
我が我がと自己主張を吹きまくる輩が跳梁跋扈するコーヒー業界の権威と権力に断固として背を向けます。もっと純粋にコーヒーとお客様の感動のために日々精進いたします。当店は「コーヒー」にだけは絶対嘘をつきません。

CHAPTER 2 アマチュア的プロフェショナリズム
          (a.k.a.永遠の青臭さへのこだわり)

コーヒーのプロとして自分を磨くと同時に、業界の因習に囚われないアマチュア的な自由な発想と行動力を活かします。好きなものへの限りない愛情という青臭さを残したプロフェショナリズムを築きます。すべての商品を愛します!愛のないコーヒー・商品は売りません!

CHAPTER 3 アンチコーヒー教義主義
苦虫を噛み潰したように眉にしわをよせる味わい方はいたしません。物知り顔なうんちくも作法もブランドも不要です。一切既成の教義にとらわれません。もっと純粋にコーヒーの香りと味わいを自由に楽しみましょう。その瞬間の一杯のカップの味わいが全てです。

CAHPTER 4 快楽的コーヒー道
甘さとコーヒーの絶妙な組み合わせを楽しみましょう。苦味は甘みを引き立て、甘みは苦味を活かします。ブラックがすべてではありません。ケーキとコーヒー、ミルクがふわふわのカプチーノ、たっぷりと砂糖を入れたエスプレッソ……。脳内血糖値の上昇の本能的な快感からは誰も逃れれらません。そして乳糖(ミルク)の豊かな甘みを楽しみましょう。

CHAPTER 5 コーヒーのための音楽と環境
コーヒーを楽しむための音(音楽)と環境(空間)を大切にいたします。ゆるく気持ちのいい空気を約束します。

CHAPTER 6 ストーリーのあるコーヒー生活
一杯のコーヒーには秘められたストーリーがあります。音楽やテーマに合わせてセレクトされたコーヒーを楽しみましょう。

CHAPTER 7 パフォーマンス
焙煎は神秘的なマジックではありません。工程をありのまま正直にお見せいたします。工場で大量生産され直送されるコーヒーは一切使いません。すべて店内の焙煎機で店主みずから焙煎いたします。コーヒー豆の音、熱と香りを間近で感じてみて下さい。

CHAPTER 8 確信犯的ゆるさ
極端に張り詰めた緊張感(←頑固親父のコーヒー専門店に多いですね)も無自覚なゆるさ(←ママさん独りの町の喫茶店に多いですね)も不要。創られたここだけの確信犯的な「ゆるさ」を楽しんで下さい。日常の生活の中の小さなくつろぎが約束された店でありたいのです。
posted by 焙煎師TIPO at 11:41| Comment(1) | TrackBack(0) | コーヒー