2006年01月01日

白味噌雑煮とアイデンティティ

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Feliz Ano Novo!
実家のあまりの寒さに早々と店へと引き上げてきました。今日はたっぷりと白味噌雑煮を堪能し、思わず鍋でお持ち帰りまでいたしました。白味噌ベースに茹でた丸餅、雑煮大根、鰹節を散らしていただきます。これを食べないことには新年を迎えた気がしない恒例の食です。大好物です。そしてここには自分のアイデンティティがあります。
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出身地を聞かれたら、答えは大阪です。しかし自分の中で大阪への精神的な依存性は薄い気がします。大阪の郊外の新興住宅地で生まれ、育ったため。土着の臭いが希薄です。その地に何代にも渡って住んでいる人が少なく、生活に伝承がありません。サバービアの住宅街は日本全国どこも同じ臭いがします。同じような家が並び、各地から集まった同じような家族が生活しています。(もちろん同じ大阪府郊外でもネイティブの臭いが強いエリアもありますが……。)
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多分、自分のアイデンティティは父からの影響で京都にあります。実家は江戸時代より代々京都の商売人の家系です。幼い頃より、祖父に初めての男の孫ということで本当に可愛がられました。継続的に住んだことはないにせよ、幼い頃より一番身近な町として成長いたしました。大阪に住むコテコテの京都人として、日常言葉(イントネーションや単語)、味覚、考え方、いけずな性格などなど、父から間接的かつ直接的に叩き込まれてきました。
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毎年、白味噌雑煮を食べながら考えます。正確には純粋な京都風ではなく、大阪で生活する京都生まれの父の味覚にあわせた大阪出身の母の料理こそ我が家のアイデンティティです。これこそ、長い年月を経て培われてきた独自性です。
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たかが、雑煮とお節料理なのに大げさですね。
posted by 焙煎師TIPO at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記